大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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日々の出来事 8月4日 鬼頭史郎

2018-08-04 09:57:00 | A,日々の出来事_







  日々の出来事 8月4日 鬼頭史郎







 今日は、鬼頭史郎が偽電話を掛けた日です。(1976年8月4日)
1976年8月4日、京都地裁の鬼頭史郎判事補が、当時の総理大臣である三木武夫あてに布施健検事総長の名を語り、ロッキード事件での指揮権発動を誘導、三木武夫の事件への政治介入の言質を聞き出そうとしました。
 鬼頭史郎は、この会話の録音テープを取材源秘匿のもとに報道関係者に公開しましたが、布施を名乗る人物の声が鬼頭史郎そのもので、電話を掛けた人物がバレバレの状態でした。
そして、1976年11月12日、鬼頭史郎は参議院で証人喚問されますが法律のテクニックで宣誓を拒絶、1977年2月2日に裁判官弾劾裁判所に訴追され、3月23日に罷免させられました。
 この事件は、鬼頭史郎が京都地裁判事補の在任中、宮本顕治日本共産党書記長の身分帳を網走刑務所で閲覧したことが発覚、公務員職権濫用罪で起訴され有罪判決を受け、裁判官弾劾裁判所の裁判で追及が行われている最中のことでした。
 そして、鬼頭史郎は、法曹資格を失った後、第11回参議院議員通常選挙(1977年6月)に全国区から出馬したとき、街頭演説で聴衆の一人から暴行を受けるなどの話題を振り撒きましたが、敢え無く落選しております。






  鬼頭史郎















☆今日の壺々話









   留守電



「 遊びに行こうって約束していたのに、あいつ、来ないな。」
「 何、してんだろ?」
「 電話しよっか。」
「 そうだな。
 えっと、電話番号は、これだったよな・・・・。」

“ パピ、パピ、パポ・・・。”
“ トゥルルルルル、トゥルルルルル、トゥルルルルル・・・・。”

「 おい、いないんじゃないかな?」
「 おかしいな・・。」

“ ただいま、留守にしております。
 ピ~と鳴ったらメッセージを入れてください。”

「 留守電になっちゃったよ。」
「 しょうがないな、歌でも入れておいてやれ!」
「 ハハハ、森のクマさんだ!!」

“ ピ~ッ!”

「 せ~のっ!
 ある日 森のなか♪
 クマさんに 出会った
 花咲くぅ 森の道ぃ~
 クマさんに 出会ったぁ~♪

 クマさんの いうことにゃ♪
 お嬢さん おにげなさい
 スタコラ サッササノサァ
 スタコラ サッササノサァ♪

 ところが クマさんがぁ♪
 あとからぁ ついてくるぅ~
 トコトコ トコトコと
 トコトコ トコトコと♪

 お嬢さん お待ちなさい♪
 ちょっと 落とし物♪
 白い 貝がらの
 ちいさな イヤリングゥ♪

 あら クマさん ありがとう♪
 お礼に 歌いましょう~
 ラララ ラララララ~♪
 ラララ ラララララ~♪」
「 アハハハハハ。」
「 アハハハハハ、バ~カ。」

“ ガチャ!”


『 おやっ、留守電が入っています。
 聞いて見ましょう。』
『 ・・・・・。』
『 ・・・・・。』
『 くそ~っ、嫌がらせだな。
 犯人を見つけて逮捕しろ!』
『 わかりました、総理!』

















   怒りと激怒




小さい女の子が学校の宿題をしていたが分からなくなって、父親のところにやって来て、こう尋ねた。

「 父さん、怒りと激怒ってどう違うの?」

父親が答えた。

「 それはまあ、程度の問題だな。
 やって見せよう。」

そういうと、電話のところに行き、いいかげんな番号をダイヤルした。
電話に答えた男にこう聞いた。

「 もしもし、メルヴィンいるかな?」
「 ここにはメルヴィンなんていないよ。
 かける前に番号を調べないのか?」

父親が娘に言った。

「 分かるかい?
 あの男の人は今の電話が気に入らない。
 たぶん何かしていてうんと忙しいのに、ぼくたちが邪魔したんだ。
 さて、見ていてごらん・・・・。」

父親はまた同じ番号に掛けた。

「 もしもし、メルヴィンいるかな?」

腹立たしげな声が答えた。

「 おい、よく聞けよ!
 おまえがたった今、この番号に掛けてきたときに、ここにはメルヴィン
 なんていないと言ったろう!
 よくもまた掛けてこられたもんだ!」

受話器が、ガシャンと置かれた。
父親は娘に向かって言った。

「 いいか、あれが怒りだ。
 こんどは激怒がどういうものか見せよう。」

そうして、また同じ番号にかけた。
荒々しい声が「もしもし!」と、吠え立てるように答えた。
父親は静かに言った。

「 もしもし、メルヴィンだけれど、ぼくに電話があったかな?」



















ワタルくん電話



 ワタルくん電話もあったんだよ、昔。
二代目リカ世代なので、ワタルくんは既に売ってなかったんだけど、“自分よりちょっと年上のお姉さんが持っていた男子人形か~”、くらいの認識はあった。
すげーキザな喋りで、最後に“じゃあ!また会おう!”とか言ってた記憶が。
 GIジョー電話もあった。
やはり、既にGIジョーが売って無かったので“誰だろう?明日のジョーなら知ってるけど?”と思って掛けたら、何だか戦争してたw。
暫くして掛けたら、変身サイボーグに変わってたような気がする。


戦争真っ最中の電話って、どんなの?


GIジョーの電話

「 Hello!!
電話サンキュー!(ドバババババ)
オレ、GIジョー!
気軽にジョーって呼んでくれ!
 オレ今戦場。
塹壕ん中(ズガガガガガ)ガチで戦争中さw。
マジ頭の上弾飛びまくりで(バンバンバンバン)、チョーこえー半端ねー。
 今日はもう5人もこr(ピーー)てきたんだ!
お国のために、大活躍ってヤツさ!
こんな格好いいオレの人形、GIジョーをこれからも宜しくな!
 また電話してくれ!
戦争中だけど、オレは必ず電話出るぜ!
もし繋がらなかったら、その時はオレがし・・・・。(ドゴォーン!)」

プーッ、プーッ、プーッ、プーッ。


















ちょっと恥ずかしかったこと




 会社の電話応対で、何故か第一声、

「 へい!○○(会社名)です。」

と言ってしまった。
 笑いをこらえ震える周囲、震える自分。
10年勤めて、5回くらいあったかな・・・。
あと、会社で椅子に座ろうとしたけど、ニアミスしてすっ転んだことがある。


 俺、同じような事、したよ。

「 ヘイ!○○貿易の鈴木(仮名)でござる。」

と言ってしまった。
 前の席の先輩が、“商人なのか、武士なのか?”と書いた紙を見せるので、話せなくなってしまった。
会社の電話応対が大嫌いだ。


















電話




 いやー今日はマジ焦ったわ。
昼過ぎにお袋から電話が来て、「父さんが倒れたらしい」って。
すぐに搬送された病院にバイクで向かったけど、その間ずっと親父のこと思い出してた。

 今日の朝も、いつものように「いってきます」と笑顔で仕事へ向かった親父。
経理一筋25年の真面目なサラリーマン。
風邪で熱を出しても会社を休まない親父。
毎日往復2時間も満員電車に揺られてるのに愚痴一つこぼさない親父。
頼むから無事でいてくれ!祈りながらバイクを飛ばした。

 病院について拍子抜け。
命に別状はなし、意識もある。
ただの貧血だったらしい。
心底ほっとした。
 でも、心配してたって言うのは何か気恥ずかしくて、

「 マジで勘弁してくれよ~、家のローンだって10年以上残ってるんだからさ~。」

なんて冗談交じりで悪態ついちまった。
素直じゃねえなあ俺。
 親父はバツが悪いのか「すまん‥」とだけいって後はずっとうつむいてたよ。
なんにせよ良かった。
救急車呼んでくれたウチの近所の公園の管理人さんには感謝してる。
















友人




 留守番電話で思い出したが、昔、友人のもとに午前2時なると不可解な電話がかかってきて、必ず、それが録音されている。
朝になって、録音に気付き再生すると、その内容はお経だったそうです。
 気味が悪いから留守録解除設定して筈なのに、翌日の朝になるとなぜか留守録されている。
再生すると、確かに、遠くでお経を唱える声が流れてくる。
 一人暮らしなので、友人は部屋を引越し。
そのついでに、電話をオークションで売却したそうです。
ところが、オークションで落札した人から、夜中にいたずら電話がかかってくるとのクレーム。
しかも、接続していないのに電話が勝手に鳴り響くとのクレーム。
 あの電話は一体今、何処で使用されているのか・・・。
ちなみに、機種は有名なオタックスと言われる普通の電話。
今でも、その友人と会うとその話題が持ち上がる。

















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8月3日(金)のつぶやき

2018-08-04 08:09:30 | _HOMEページ_



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