極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

オール地熱発電システム登場

2021年08月26日 | 政策論

彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救っ
たと伝えられる "招き猫”と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え
(戦国時代の軍団編成の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした部隊編
成のこと)の兜(かぶと)を合体させて生まれたキャラクタ。愛称「
ひこにゃん」

【おじさんの園芸DIY日誌:2021.8.26】

【男子厨房に立ちて「環境リスク」を考える ㉞】

 



【盛岡首長市移転構想 ㉘ 環境配慮型インフラ整備指針 ② 】





□ オール地熱発電システムによる再エネ先進首長市構想
今月23日、大成建設株式会社は、地熱技術開発株式会社と共同で独立
行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)から公募された
地熱発電技術研究開発事業「カーボンリサイクルCO2地熱発電技術」に
応募し、2021年7月に採択されました。本事業の実施期間は、2021年
度から2025年度の5年間が予定されている。環太平洋造山帯に位置す
る日本は世界でも有数の地熱資源国であり、世界第3位の地熱資源量
(2,347万kW)を誇る。その膨大な地熱資源を活用した地熱発電は、
地中で温められた「熱水(蒸気を含む)」を汲み上げて、タービンを
回転させることで発電する再生可能エネルギーで、昼夜を問わず安定
的に発電可能なベースロード電源とされているが、地熱発電に係る調
査から事業化するまでに相当な時間を要し、さらにボーリング調査に
より地層中が十分に高温であることが確認されても、熱水量不足によ
り、発電には適せず事業化に至らないなどの課題があり、国内の総発
電電力量に対する地熱発電電力量の割合は0.3%に留まる。このため、
今後、地熱資源の有効活用による地熱発電事業を加速には、熱水に代
わる新たな地熱発電技術の開発が求められていた。



【特徴】
1.2030年のエネルギーミックスの達成をはじめ、2050年のカーボン
ニュートラル達成にはCO2の排出の少ない地熱発電の更なる推進が必要
であり、現在の熱水資源を用いた地熱発電に加えて熱水資源に頼らな
い革新的地熱発電技術開発の委託研究を公募。
2.資源エネルギー庁資料、「地熱資源開発の現状について」平成29
年6月。 https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/shigen_nenryo/
pdf/022_04_00.pdf
(参照 2021-06-09) 3.深い地盤中では温度と
圧力が高いため、CO2は液体・気体の両方の性質(高密度、低粘性)を
持った超臨界状態となる。
4.超臨界状態のCO2は、低粘性のため小さな亀裂面に入り込みやすく、
熱交換を効率的に行うことができる。また高密度で圧縮率が大きいた
め、生産井での採熱の効率も高くなる可能性がある。

そこで、大成建設と地熱技術開発は、地熱によって高温状態となった
地層中にCO2を圧入し、熱媒体として循環させることで地熱資源を採熱
する、熱水資源に頼らない革新的な地熱発電の技術開発に着手。(図
1参照)。この事業では、高温状態にあるが熱水量が不足するため従
来技術では地熱発電に適用できなかった地熱貯留層中に、CO2を圧入し、
高温になったCO2を回収することで地熱発電が可能になる。既往の研究
によれば、高温高圧下でのCO2の物性は高効率に地熱資源を採熱する上
で有利であると考えられる。圧入されたCO2の一部は、地熱貯留層中に
炭酸塩鉱物などとして固定されるため、カーボンニュートラルへの貢
献も期待できる。(同図1参照)。
【本事業における開発技術項目】
1.CO2地熱発電のための全体システム設計
2.CO2を破砕流体とした人工地熱貯留層造成技術
3.地熱貯留層内でのCO2流体挙動把握技術
【関連特許事例】
 特開2016-169538 海底熱水発電及び有用物質回収を可能とする
  掘削・発電・回収装置
 特開2020-176590 地熱発電プラントの坑井特性推定システム、
  及びその坑井特性推定方法並びに坑井特性推定プログラム、地熱発
  電プラント

今回この技術に触れ、「オール地熱発電システム」(AGPGS;All geo-
thermal power generation system)という言葉が降りてきた。実現
できればという期待を込め事業開発動向を見守りたい。
少し付け加えると、温泉のような熱水利用の蓄電装置併設熱電変換シ
ステムの高度・高付加価値化事業も大切である(耐久性とコスパ性の
よい熱電変換デバイスを組み込んだ配管を開発すればよい)。




さて、先回「建材一体型熱電/光電変換モジュール」を展開させた国
土整備政策事例を紹介したが、今月20日、東亜道路工業株式会社が、
Colas社とコラス・ジャパンと太陽光発電舗装システム (Wattway) の
普及の技術協力のもと7 月21日に東亜道路工業株式会社本社ビル(東
京都港区)のエントランスに試験的に太陽光発電舗装システムを設置
したことを公表。この太陽光発電舗装で発電された電力は,夜間にエ
ントランスに設置した LEDライトを灯すとともに,電源コンセントを
設置しており非常時に携帯電話への充電などに利用できる。
これも光電変換素子だけでなく、①熱電変換素子との貼り合わせ(タ
ンデム)型か、②市松模様平面分散型と展開させることが基本設計と
なる(理由は、冬期・夜間・非晴天対応でき、主に道路整備に適用さ
せ全天候型を目指)。勿論、システムとしては分散型蓄電池モジュー
ルとの連結、さらには基礎エリア型仮想発電システム用蓄電設備との
結合、同時に既設グリッドと結合する。これは太陽電池パネルの、マイ
コン(AI)内蔵高度コンバーター・インバーターシステムと同様で
ある。後は、耐久性とコスパが課題となるがこれもクリアできるだろ
う。
 
注. 太陽光発電システム (Wattway) 
「Wattway」は,フランスの Colas 社とフランスの国立太陽エネルギ
ー技術研究所(CEA-INES)が共同して開発した太陽光発電舗装システ
ム。大型車の走行荷重にも耐えられ,厳しい気象条件下においても太
陽光発電能力を持続する革新的な技術です。太陽光発電舗装システム
に用いる発電パネルの表面にはすべり止めが施され車道と歩道の両方
に適用できます。フランス国内で大型車による実証実験で耐久性の確
認済。この発電パネルは,面積 0.86 m2 ,厚さ 6 mm,質量 5.5 kg
軽量で持ち運びが容易で,道路の舗装面にそのまま貼り付けることが
可能。パネル 1 枚の最大発電能力は 125 WPeakであり,道路か ら再
生可能エネルギーを生み出し,道路空間の設備への給電や災害時の自
立運転による電力バックアップ機能を生み出すことができる。


【ポストエネルギー革命序論 333: アフターコロナ時代 143】  
現代社会のリスク、エネルギー以外も「分散時代」
環境リスク本位制時代を切り拓く





□ エネルギーフリー屋内冷却できる新素材実証実験
8月26日。大阪ガスは放射冷却の原理を利用し、直射日光下でもエネ
ルギーを使わず温度を低下できる新素材「SPACECOOL(スペ
ースクール)」を昨年開発。独自の光学制御技術を用い、太陽光の入
熱よりも赤外線放射の出熱を多くする材料設計を行った。中国企業で
類似素材はあるが、大ガスは自社実験で外気温より最大約6℃C低く
なる世界最高レベルの冷却性能を確認。同素材を使ったフィルムと帆
布のサンプル提供を始めていたが、SPACECOOL株式会社、大阪ガス株
式会社(以下「大阪ガス」)、NTN株式会社(以下「NTN」)、カンボ
ウプラス株式会社(以下「カンボウプラス」)、セイリツ工業株式会
社(以下「セイリツ工業」)、株式会社竹中工務店(以下「竹中工務
店」)は共同で、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会と大阪商工
会議所が実施する「夢洲における実証実験」に大阪ガスを代表法人と
して採択され、8月26日から夢洲万博会場予定地などで、放射冷却素材
SPACECOOL®による省エネ性や快適性などを評価する実証実験を開始。


図2-1:製品(フィルム)


図2-2:製品(帆布)
本素材は、直射日光下において、宇宙に熱を逃がすことで、エネルギ
ーを用いずに外気温よりも温度低下する放射冷却素材。本素材を開発
した大阪ガスによる実証実験においては、直射日光が当たった状態で、
本素材の表面温度が外気温より最大約6℃低くなったことを確認。これ
は、世界最高レベルの冷却性能であり、地球温暖化対策、省エネおよ
び冷却快適商材としての活用が期待されている。

 特開2019-168174 放射冷却装置 大阪瓦斯株式会社
【概要】
下図1のごとく、射面Hから赤外光IRを放射する赤外放射層Aと、
当該赤外放射層Aにおける放射面Hの存在側とは反対側に位置させる
光反射層Bとが積層状態で設けられ、赤外放射層Aが、厚さが0.0
15mm以上の酸化マグネシウムである、冷却能力の増大化を図るこ
とができる放射冷却装置を提供する。


このように、都市部のヒートアイランド対策として、反射型としては
フィルム・クロスなど意外に舗装塗料(酸化チタン系、酸化マグネシ
ウム系など)がある。

  
温室効果ガス排出量、ワースト10都市の7都市すべて中国
 世界167都市の温室効果ガス排出削減目標と進捗状況調査
Keeping Track of Greenhouse Gas Emission Reduction Progress
and Targets in 167, 2021.7.12, ORIGINAL RESEARCH article 
【要約】
都市での行動は、温室効果ガス(GHG)排出削減の結果と気候変動へ
の対応を形作る。正確で一貫性のある炭素挙動調査は、主な排出源を
特定し、炭素削減の進捗状況を世界的に比較するために不可欠で、低
炭素移行政策への情報提供に役立つ。過去の炭素削減政策の有効性特
定に、私たちの研究では、さまざまなセクタ情報を使用し、世界に分
散した167の都市のエネルギー関連のGHG排出量調査を実施、都市規模
の短期、中期、および長期の目標炭素を評価。 2020年~2050年まで
の緩和目標。これに基づいて、ローカルおよびグローバルな気候目標
の達成の緩和戦略を提案。アジアの都市は合計で最大の炭素排出国だ
が、先進国の都市の一人当たりのGHG排出量は、依然として発展途上国
よりも高いことが判明した。セクタに関しては、固定エネルギー使用(
住宅、商業、工業用建物などおよび運輸セクタからのGHG排出量が最も
影響。しかし、先進国の都市は2050年以前に絶対的炭素削減目標設定
しがちであるが、強度削減目標は経済成長と工業化の加速の段階にあ
る都市に主に設定されている。より野心的で追跡が容易な気候目標を
都市が提案する必要があり、気候変動緩和の世界的野心との整合性を
保つために、GHG排出量を削減に効果的な対策が必要である。


 

⛨  ワクチン接種3カ月で抗体量が4分の1に減少
今月25日、新型コロナウイルスのワクチンの接種から3カ月後に、抗
体の量が減少したとの調査結果を、愛知県豊明市にある藤田医科大学
が発表。愛知県豊明市にある藤田医科大学は、ファイザー社製のワク
チンを接種した大学の教職員209人を対象に、血液中のウイルスに対す
る抗体の量を調査した。1回目の接種から3カ月後の抗体の量は、2
回目の接種から14日後と比べ、約4分の1にまで減少。「接種後3カ
月ぐらいの時点で割と急激な減衰がみられて、その後少しずつ下がっ
ていく」(藤田学園 新型コロナ対策本部 土井洋平 対策本部長) ま
た、年代別や男女別で抗体の量の平均値を比較したところ、年代・性
別を問わず、同様の減少がみられた。藤田医科大学は「ワクチンの効
果が時間とともに低下している可能性を示している」という。一方で、
土井対策本部長は「海外の研究では、接種から6カ月後でも発症や重症
化を予防する効果が示されている」とも話した上で、抗体の量の減少
がどの程度ワクチンの効果に影響しているかは、今後も研究が必要だ
としている。


Source PNAS
⛨ 新型コロナ級パンデミックが発生する確率1年間で2%
プリンストン大学大学のシモン・アッシャー氏らが発表した最新の統
計調査で、COVID-19級のパンデミックが1年間で発生する確率は約2
%である。この数字から、人が生涯で大規模なパンデミックに遭遇す
る確率は38%程度と推定。調査では1600年~2021年までの期間を対
象に、世界中で流行した感染症について過去の文献を調べ、その結果、
476件の文献化されたエピデミックを発見。このうち約半数の死者数
はすでに明らかになっていたが、145件の死者数が1万人未満だったこ
と、114件のエピデミックの死者数が不明だったことが明らかになった。
尚、現在進行形で猛威を振るっているCOVID-19やAIDS、マラリアなど
は除外。
さらに、収集したデータを一般化パレート分布分析したところ、1年
間で感染症が流行する確率は非常に変動しやすいことがわかった。ま
た、1918年~1920年にかけて流行したスペインかぜ級のパンデミック
が発生する確率が、1年間で0.3~1.9%もあることが判明する。
【関連文献】
 Intensity and frequency of extreme novel epidemics ,PNAS
【要約】

死者数を世界の人口と流行期間で割ったものとして定義した流行の激
しさ、および感染症の発生率は、理論とモデルをテストし、 COVID-19
などのパンデミックを包括的な世界の歴史的記録を集め分析すること
は未踏の課題。ここでは、1600年から現在までの過去のエピデミック
のグローバルデータをまとめ、極端なエピデミックの年間発生確率を
推定。エピデミック強度の4桁をカバーする過去の観測は、ゆっくり
と減衰べき乗則の裾を持つ一般的な確率分布に従う(一般化パレート
分布、漸近指数= -0.71)。年間のエピデミック数は9倍に変動し、体
系的な傾向を示す。極端な流行の年間発生確率Pyは大きく異なる。「
スペイン風邪」(1918年~1920年)の強度を持つイベントのPyは、
1600年から現在まで0.27から1.9%の間で変動するが、今日の平均再発
時間は400年となる(95%CI:332〜489年)。エピデミックの激しさに
よる確率のゆっくりとした減衰は、極端なエピデミックが比較的発生
可能性が高いことを示唆。これは、短い観測記録と定常的な分析方法
のために、以前は検出されなかった特性で、環境変化に関連する人獣
共通感染症の貯水池からの病気の発生率の最近の推定値を使用して、
極端なエピデミックの発生の年間確率は、今後数十年で最大3倍に増加
する可能性があると推定する。
vir GIGAZINE:新型コロナ級のパンデミックが発生する確率は1年間で
「2%」 

【ウイルス解体新書 71】
⛨ 最新新型コロナウイルス

 

序 章 ウイルスとは何か
第1節 多種多様なコロナウイルス
第2節 生存戦略にたけたウイルス
2-1 人類史上初の"思考"に感染するウイルスか
2-2 人間と共生する生き物か
2-3 インフルエンザウイルスが持つ本当の脅威
2-3-1 どんな薬でもいずれ耐性を持ったウイルスが出現
2-4 ワクチンが秘める可能性とは
2-4-1 ワクチンはウイルスからつくられる
2-4-2 ワクチンの効果を高めるアジュバントの存在
2-4-3 ワクチンとアジュバント研究が医療を変える
第3節 ゲノム構造
第4節 複写、複製、翻訳、遺伝学
第5節 宿主範囲、組織向性およびウイルス増殖 
第1章 ウイルス現象学
第1節 免疫とはなにか
1-5-1 特許事例:免疫応答を高める方法
第2節
第3節 水際検査体制(未然感染防止)
第4節 自国のワクチン及び治療薬開発体制
4-1 国産ワクチン開発:新型コロナウイルス
4-1-1 予算も研究開発活動も限定的
    コロナワクチンの開発で日本が出遅れた背景
4-1-2 国産ワクチン実用化の壁
4-1-2-2 規制の弾力的運用を
第5節 感染パンデミック監視体制
5-1 WEB特集 ワクチン接種 なぜ日本は遅い
▶2021.5.14  新型コロナ ワクチン(日本国内) NHKニュース
5-2 新型コロナウイルス国産ワクチン開発生産体制構築の遅れ
▶2021.6.3 新型コロナウイルス 国産ワクチン開発・生産体制の構築
を急げ」(時論公論)時論公論 NHK 解説委員室
5-3 新型コロナ感染者もワクチンを接種した方がいい
▶2018.8.7 ナショナルジオグラフィック日本版サイト
目標は感染防止ではなく重症化の阻止
目標は重症化や死亡の防止
第6節 エマージェンシーウイルスの系譜
第7節 新型コロナウイルス
7-1 新型コロナウイルスのライフサイクル
7-2 変異ウイルス
7-2-1 感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される新型
コロナウイルス(SARS-CoV-2)の新規変異株について (第9報)
1.VOCsとVOIsの分類の一部変更について
7-2-2 強い感染力裏付け 「N501Y」結合の立体構造
7-2-3 インド由来変異株の2重変異または3重変異とは
7-2-4 急速に広がるSARS-CoV-2変異体
7-2-5 ラムダ株 via crisp_bio
1.南米で拡大しているラムダ型変異ウイルス 現時点で分かること
7-2-6 デルタプラス株 
7-3 人工ウイルスとゲノム編集
7-3-1 新型コロナ、実験室で作られたものか
第8節 感染リスク
1.感染力
2.致死率・重症化率
8-1 予後
8-1-1 死亡リスク
8-1-1-1 新型コロナ生存者の死亡リスク
8-1-1-2.生存者の死亡リスク
8-2-1 脳損傷
8-2-1-1 新型肺炎と脳の関係
8-2-2 後遺症
8-2-2-1.嗅覚障害
8-2-2-2 後遺症の未来
8-2-2-3 新型コロナウイルス感染症の後遺症による認知能力
への影響
第9節 感染予防・検査・治療
9-1 検査方法・装置設備
9-1-1 新型コロナウイルス感染症に関する検査 9-2 ワクチン
9-2-1 変異ウイルスとワクチン
1.ワクチン開発の現状
1-1 国内ワクチン
1-1-1 海外メーカーも国内で臨床試験
1-1-2 なぜ国産ワクチ開発が遅れたのか
1-1-3 国内ワクチン開発の現状
1-1-4 熾烈な国産ワクチン開発競争
9-1-5 新型コロナに感染しても「軽症で済む人」と「重症化する
人」の決定的な違い
9-2-2 ファイザー社製中和作用型ワクチン
1.コロナワクチン開発に 女性科学者の思い
2.ワクチン1回接種費用
3.ETV特集 2021年7月10日放送
2-1-1 EUのワクチン価格「暴露」1回分225~1860円
2-1-2 新型コロナワクチン価格は「インフル並み」の40ドル
9-2-2-1 日本国内での接種効果
1.2回接種、9割に変異株抗体 ファイザー製ワクチン
9-2-3 ワクチン製造技術 最前線
9-2-4 多様なワクチンの違い
9-2-4-1 ウイルスベクターワクチン
9-2-4-2  mRNAワクチンmRNAワクチン
9-2-4-3 DNAワクチン
1.「アンジェス」ワクチン
9-2-4-4 組み換えたんぱく質ワクチン
9-2-4-5 組み換えVLPワクチン
9-2-4-6 不活化ワクチン
9-2-4-7 アジュバント
9-2-5 ワクチンの副作用
9-2-5-1 血栓症
1.脳静脈洞血栓症(CVST)
2.ヘパリン起因性血小板減少症(vaccine-induced immune
thrombotic thrombocytopenia:VITT)
9-2-5-2 接種後の心筋炎、症状Ⅰ
日本版2回目接種後10〜20代の男性に多い通常の心筋炎より早く回復
9-2-6 国産ワクチン
9-2-7 ブレークスルー感染とはワクチン接種を完了した人でも
コロナに感染すること
9-3 治療薬
9-3-1 スーパー中和抗体
9-4 中和抗体/抗ウイルス薬
9-4-1 バムラニビマブ/エテセビマブ
9-4-2 「フレームシフト」阻害薬とは一体何か
9-4-3 スーパー中和抗体とは
9-4-4 国産治療薬開発の現状(2021.7.1 現在時点)
1.国内で使用されている主な薬剤
1-1 ドラッグリポジショニング系治療薬
「レムデシビル」「デキサメタゾン」「バリシチニブ」
2.開発中の主な薬剤
2-1 中外製薬 ロナプリーブ
3 抗体カクテル療法
9-5 「ワンヘルス」にもとづく発生監視
9-6 生物兵器対策
9-6-1 脅威に懸念 防御後手
9-6-2 2001年米国の炭疽菌事件
9-6-3 米ロ、今も根絶した天然痘ウイルスを保有
9-6-4 ゲノム編集可能になり生物兵器も新世代に
9-6-5 国連の原因不明の生物学的事象担当者はゼロ
9-7 公衆衛生
9-7-1-1 新型インフルエンザ等対策特別措置法
9-7-1-2 新型コロナウイルス感染症への適用対象拡大
9-7-2 新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針
9-7-3 予防法
9-7-3-1 飛沫感染防止法
1.3Dプリンタとクリアファイルで作るフェイスシールド 
9-7-3-2 新型コロナウイルスの超高感度・世界最速検出技術
                 汎用的な感染症診断技術としての応用展開に期待
9-7-4  COVID-19の簡易診断感度を向上させる濃縮・精製法
9-7-5 ウイルス抗体価    
9-8 新型コロナウイルスに関する研究課題
1.理化学研究所の取り組み
1-1 新型コロナウイルス感染の分子機構を解明
新型コロナウイルス対策を目的としたスーパーコンピュータ「富岳」
の優先的な試行的利用
②.検出法の開発
1.SmartAmp™ 2019新型コロナウイルス検出試薬について
2.新型コロナウイルス抗原を特異的に検出できるモノクローナル
抗体の開発とその実用化 高精度な抗原検出キットの普及へ
③.治療薬・ワクチン開発のための研究
④.生活や社会を持続させるための研究
⑤.基礎的な研究やその他の研究
9-8 新型コロナウイルスの抗原・抗体検査
.国立感染症研究所 2020.12.22
1-1 病原体検査の原理
1-1-1 ウイルスを検出
①ウイルスゲノム(核酸検出検査≑PCR)
②ウイルスタンパク質(抗原検査)
③ウイルスそのもの(ウイルス分離検査)
1-1-2 免疫反応を検出
①IgG抗体・IgM抗体・IgA抗体
ウイルスの患者体内局在の情報が不可欠(ウイルス検体と菌体数)
②中和試験
検査系精度評価の情報が不可
1-1-2 新型コロナウイルスの体内動態
9-9 感染治療方法及び治療設備・装置
9-9-1 在宅医療
9-9-1-1 在宅医療方法酸素吸入用「酸素濃縮装置」
1.在宅で酸素吸入行う「酸素濃縮装置」確保自治体増
【関連特許事例】
1.特開2020-171875 気体濃縮装置及び気体濃縮方法
2.特開2021-39536 療用酸素供給装置の管理システム
第10節 ウイルスとともに生きる
10-1 バイオハザード対策の発展史
10-2 高度隔離施設の現場へ
10-3 病原体の管理基準
10-4 根絶の時代から共生時代

遺伝遺伝子の謎 ⑲
第3章 遺伝子と健康
第3節 突然変異遺伝子
第4章 遺伝子学の活用

□ 知っていましたか
80 ラロン症候群は体が成長ホルモンを利用できない病気で、
  親から子に遺伝する。



【数分でできるDNA照合】
2017年、コロンビア大学の研究チームはDNAから個人を特定する迅
速かつ正確な方法が見つかったと発表した。既存のコンピューター技
術と新しいソフトウェアを組み合わせたシステムだという。より劇的
な遺伝学の進展に見えるほかの報告に比べると、地味なニュースに思
えるかもしれない。けれどもこの手法は、大規模災害の犠牲者の身元
を迅速に割り出したり、
犯罪現場の検証に革命をもたらしたりする可
能性がある。さらに重要なのは、がん実験の際に汚染された細胞株を
見つけるのにも使えるという点だ。これは将来的に、数百万の人命を
救い、数十億ドルの費用を浮かせることにつながるかもしれない。
研究チームが新たに開発したソフトウェアは、MinlONという1000ドル
で買えるクレジットカード大の機械で勣かすためのものだ。この装置
は体細胞からDNA鎖を取り出し、任意のヌクレオチド連鎖をわずか
3秒で解析する。これらバリアントを特別なアルゴリズムを用いてオン
ラインデータベース上のほかの遺伝子プロファイルと無作為に比較す
ると、ものの数分で、1人の人間の身元が判明するという仕組み。

研究チームは同僚の頬の内側から採取したDNAサンプルで、MinlON
スケッチングと呼ばれるこのプロセスをテストしてみた。 MinlONは
その研究員の遺伝子プロファイルを3100件のゲノムが登録されている公
共オンラインデータベースで照合し、みごとに正答を導き出した。
MinlONスケッチングは被災者や被害者の身元割り出しを各段に容易に
するが、開発者たちによれば、このプロセスの最も将来性のある使い
道は実験研究における細胞認証だという。それを証明すべく、彼らは
白血病細胞の配列解析済み株をがん細胞のオンラインデータベースに
照会し、たちまち1件の参照ファイルと一致させてみせた。ちなみに、
ほかの培養組織で細胞が汚染されていた場合は、照合できなかった。
MinlONスケッチングは研究の費用対効果を高めるために使うこともで
きる。研究機関や大学は、細胞株を誤認証あるいは汚染してしまった
ことが原因で再現できない実験に、毎年約280億ドルも費やしている。
細胞株を認証するのに必要な装置が非常に高額なため、そのステップ
を省略してしまう研究者がほとんどだからだ。MinlONスケッチングな
ら、それほど費用をかけず、簡単に細胞株の認証ができる。



風蕭々と碧い時代

● 今夜の寸評:白けた総裁選挙
このような状況下で自民党総裁選挙とは白ける。その理由は選挙権を
もつ国民に問えば自明のこと。


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