彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救ったと
伝えられる招と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え(戦国時代の井伊
軍団編成の一種、あらゆる武具を朱りにした部隊編成のこと)と兜(かぶ
と)を合体させて生まれたキャラクタ。
【季語と短歌:1月13日】
蝋梅やふたり誘われ砂利を踏む
高山 宇 (赤鬼)
✳️ 世界初300MW級圧縮空気エネルギー貯蔵発電所 中国
エネルギー開発の国有企業、中国能建(エネルギー・チャイナ)が9日明ら
かにした。世界初の300メガワット級圧縮空気エネルギー貯蔵発電所「能儲
1号」が、フル出力で発電を開始。同発電所が有する多くの技術が技術の空
白を埋め、大規模な新型エネルギー貯蔵技術の商業化応用に技術的支援を
提供(提供/CRI)
✳️ 水素航空機用超電導モーター開発⓵
世界的に環境意識が高まる中、モビリティ業界に於いてもCO2などの温室
効果ガス削減に向けた動きが加速している。例えば、航空業界では、2050
年にCO2排出量を実質ゼロ(カーボンニュートラル)とする目標を掲げ、
従来の石油由来ジェット燃料から、持続可能な航空燃料(SAF:Sustainable
Aviation Fuel/※2)への切り替えが進んでいる。しかし、その達成には、
燃料以外にも航空機システム全体の進化が必要とされ、推進系に於いて、
軽さと高い出力を両立したモーターの登場が期待されている。
2024年10月16日、東芝と欧州エアバスは16日、水素を燃料とした水素航
空機向けの「超電導モータ」を共同で研究開発すると発表した。東芝は
2015年の不正会計発覚から続く経営混乱のさなかでも小型で高出力のモー
ターの技術開発を続け、実用化に向けた連携先をつかんだ。逆風期にも手
綱を緩めなかった研究開発が、東芝の再成長のカギを握る。
今回の共同研究で、次世代機に使う2MW(メガワット)の超電導モータの
開発を目指す。エアバス・アップネクストは、2MW級の超電導電気推進シ
ステムを使った実証機「クライオプロップ」の開発を進めており、動力と
して東芝ESSが開発する2MW級の超電導モーターを活用する。 エアバスの
シニアバイスプレジデント 兼 将来技術研究責任者のグゼゴルツ・オムバッ
ハ氏は、東芝をパートナーに選んだ理由について、東芝が超電導技術を50
年以上研究しているとした上で、「信頼できるパートナーで、脱炭素化へ
東芝も同じビジョンをもっている」と説明。両社の技術を使った実証機を
2030年までに飛行させ、2040年までに新機材に活用できればと言う。
【関連特許技術】
1.特開2024-135407 超電導線材、超電導コイル、超電導磁石、超電導モ
ータ、超電導発電機、超電導航空機、及び、超電導機器 株式会社東芝
【要約】下図1のごとく、実施形態の超電導線材は、基板と、基板上に設け
られ、第1の希土類元素、Ba、Cu、及びOを含む第1の領域と、基板
上に設けられ、第2の希土類元素、Ba、Cu、及びOを含む第2の領域
と、基板上に設けられ、第1の領域と第2の領域との間に設けられ、第3
の希土類元素、Pr、Ba、Cu、及びOを含む第3の領域と、を備える。
第3の領域の表面に存在するアスペクト比が3以上の粒子の面密度が、第
1の領域及び第2の領域の表面に存在するアスペクト比が3以上の粒子の
面密度より大きい。
図1. 第1の実施形態の超電導線材の模式上面図
【符号の説明】10 基板 20 中間層 30 酸化物超電導層
31a 第1の超電導領域(第1の領域)31b 第2の超電導領域(第
2の領域) 32a 第1の非超電導領域(第3の領域)40 保護層
52 固定子(超電導磁石)52a 固定子コイル(超電導コイル)
54a 回転子コイル(超電導コイル)66 超電導発電機 100
超電導線材 200 超電導モータ 300 超電導航空機 400 重
粒子線治療器(超電導機器)
【特許請求の範囲】
【請求項1】 基板と、 前記基板の上に設けられ、イットリウム(Y)、
ランタン(La)、ネオジム(Nd)、サマリウム(Sm)、ユウロピウム
(Eu)、ガドリニウム(Gd)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(
Ho)、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)、
及びルテチウム(Lu)からなる群から選ばれる少なくとも一つの第1の
希土類元素、バリウム(Ba)、銅(Cu)、及び酸素(O)を含み、前
記基板の表面に沿った第1の方向に伸長する第1の領域と、 前記基板の上
に設けられ、イットリウム(Y)、ランタン(La)、ネオジム(Nd)
、サマリウム(Sm)、ユウロピウム(Eu)、ガドリニウム(Gd)、
ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、エルビウム(Er)、ツ
リウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)、及びルテチウム(Lu)から
なる群から選ばれる少なくとも一つの第2の希土類元素、バリウム(Ba)、
銅(Cu)、及び酸素(O)を含み、前記第1の方向に伸長する第2の領
域と、 前記基板の上に設けられ、前記第1の領域と前記第2の領域との間
に前記第1の領域及び前記第2の領域に接して設けられ、イットリウム(
Y)、ランタン(La)、ネオジム(Nd)、サマリウム(Sm)、ユウ
ロピウム(Eu)、ガドリニウム(Gd)、ジスプロシウム(Dy)、ホ
ルミウム(Ho)、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビ
ウム(Yb)、及びルテチウム(Lu)からなる群から選ばれる少なくと
も一つの第3の希土類元素、プラセオジム(Pr)、バリウム(Ba)、
銅(Cu)、及び酸素(O)を含み、前記第1の方向に伸長する第3の領
域と、を備え、 前記第3の領域の表面に存在するアスペクト比が3以上の
粒子の面密度が、前記第1の領域の表面に存在するアスペクト比が3以上
の粒子の面密度より大きく、 前記第3の領域の表面に存在するアスペクト
比が3以上の粒子の前記面密度が、前記第2の領域の表面に存在するアス
ペクト比が3以上の粒子の面密度よりも大きい、超電導線材。
【請求項2】 前記第1の領域及び前記第2の領域に含まれるプラセオジム
(Pr)の濃度は、前記第3の領域に含まれるプラセオジム(Pr)の濃
度よりも小さい、請求項1記載の超電導線材。
【請求項3】 前記第1の領域及び前記第2の領域に含まれる希土類元素
中のプラセオジム(Pr)の濃度は1原子%未満であり、前記第3の領域
に含まれる希土類元素中のプラセオジム(Pr)の濃度は10原子%以上
である、請求項1記載の超電導線材。
【請求項4】 前記第3の領域の前記表面に存在するアスペクト比が3以上
の粒子の前記面密度は、前記第1の領域の前記表面に存在するアスペクト
比が3以上の粒子の前記面密度の2倍以上であり、 前記第3の領域の前記
表面に存在するアスペクト比が3以上の粒子の前記面密度は、前記第2の
領域の前記表面に存在するアスペクト比が3以上の粒子の前記面密度の2
倍以上である、請求項1記載の超電導線材。
【請求項5】
前記第1の領域の前記第1の方向に垂直で前記基板の前記表面に沿った第
2の方向の幅は5μm以上10mm以下であり、
前記第2の領域の前記第2の方向の幅は5μm以上10mm以下であり、
前記第3の領域の前記第2の方向の幅は1μm以上2mm以下である、請
求項1記載の超電導線材。(以下割愛)
2.特開2025-279 極低温冷凍機の膨張機のためのガス置換方法、極低温
冷凍機、ガス置換配管 住友重機械工業株式会社
【要約】下図1のごとく極低温冷凍機10の膨張機14のためのガス置換
方法が提供さ
れる。膨張機14は、膨張機シリンダ16と、膨張機シリン
ダ16内の圧力を切り替える圧力切替バルブ42と、圧力切替バルブ42
から膨張機シリンダ16への接続流路20bと、圧力切替バルブ42を駆
動する膨張機モータ40とを備える。方法は、不燃性ガス源を接続流路2
0bまたは膨張機シリンダ16に接続することと、膨張機モータ40の停
止中に、不燃性ガス源からの不燃性ガスで膨張機シリンダ16内の滞留ガ
スをパージすることと、を備える。
【符号の説明】
【0076】
10 極低温冷凍機、 13a 高圧ポート、 13b 低圧
ポート、 14 膨張機、 16 膨張機シリンダ、 20 膨張機ハウジング、
20b 接続流路、 40 膨張機モータ、 42 圧力切替バルブ、 54
ガス受入ポート、 56 ガス置換配管、 58 ガス出口ポート、 60 不
燃性ガス源。
【発明の概要】 極低温冷凍機によって再凝縮されるガスが例えば水素など
可燃性ガスを含む場合には、極低温冷凍機を取り巻く雰囲気に可燃性ガス
が含まれる可能性がある。本発明者は、極低温冷凍機の運転を中断して行
われるメンテナンス作業の最中に、可燃性ガスが極低温冷凍機の膨張機内
に取り込まれる可能性があることに気づいた。メンテナンス作業は、内部
部品の検査や交換のために膨張機の分解および再組立を伴う。そのため、
膨張機が設置された現場でメンテナンス作業が行われた場合、周囲のガス、
つまり可燃性ガスを含むかもしれないガスが膨張機内部に取り込まれうる。
その結果、モータなど膨張機内の電気機器と可燃性ガスが接触する可能性
がある。可燃性ガスと接触した状態で電気機器を作動させることは、発火
のリスクをもたらしうる。
本発明のある態様の例示的な目的のひとつは、膨張機内の電気機器と可燃
性ガスとの接触を回避するための極低温冷凍機の膨張機のガス置換技術を
提供することにある。
【発明の効果】 本発明によれば、膨張機内の電気機器と可燃性ガスとの接
触を回避するための極低温冷凍機の膨張機のガス置換技術を提供すること
ができる。
今年のクラシック 『脳疲労回復クラシック』
Classical music to relieve brain fatigue
● 今日の言葉:
春が来ても、鳥たちは姿を消し、鳴き声も聞こえない。
春だというのに自然は沈黙している。
レイチェル・カーソン 『沈黙の春』
(因果報応の季節風)より
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