極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

エネルギーと環境61

2024年11月26日 | ネオコンバ-テック

彦根市ひこにゃんイラスト に対する画像結果
彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救ったと
伝えられる招と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え(戦国時代の井伊
軍団編成の一種、あらゆる武具を朱りにした部隊編成のこと)と兜(かぶ
と)を合体させて生まれたキャラクタ-

 

【季語と短歌:11月27日】 

        朝早く落ち葉時雨れる八高道    

                  高山 宇 (赤鬼)

✳️  ペロブスカイト太陽電池、40年に20GW導入目標
26日,経済産業省は軽くて曲げられる次世代の「ペロブスカイト太陽電池」
について、2040年に約20ギガワットを導入する目標を策定した。一般家
庭550万世帯分の電力供給力に相当する。年内に素案をまとめる新しいエ
ネルギー基本計画にも反映する。ペロブスカイト太陽電池は日本発の技術。
建物の屋根や壁面のほか、窓ガラスのかわりに設置できると期待されてい
る。現行の太陽電池は、原料のシリコンを輸入に頼っているが、ペロブス
カイトの原料となるヨウ素は国内で産出できるため、経産省は海外への輸
出も視野に普及をめざす。  ペロブスカイトの開発をめぐっては、中国や
欧州でも競争が激化している。経産省は量産技術の確立や生産体制の整備
について、官民で連携して進める。


出所:次世代型太陽電池戦略(案)2024.11 次世代型太陽電池の導入
拡大及び産業競争力強化に向けた官民協議会


 

⬛ 失速「EV」相次ぐ火災事故で広がる不信の連鎖     
  リチウム二次電池の安全工学的考察 ⑬

 

【関連特許技術】
1. 特開2024-135832 二次電池、電池パック及び車両 株式会社東芝⓷
【詳細説明】【0175】
  <測定方法>
  係る二次電池についての分析は、以下のようにして行うことができる。
【0176】
  (電極の取り出し)
  二次電池に含まれる電極について分析する場合には、二次電池を分解し
て電極を取り出す。電極をジメチルカーボネートで洗浄後、乾燥させるこ
とで測定用電極を得る。
【0177】  (第1結着剤量の測定)
  電極が含む第1結着剤の量は、以下のようにして測定できる。
【0178】 先に説明した洗浄及び乾燥を行うことにより得られた測定用
電極から活物質含有層を剥離し、予め質量を測定する。活物質含有層を、
N-メチルピロリドン(NMP)などの溶媒に分散し、第1結着剤を溶媒
中に溶解させる。沈殿した活物質及び導電剤等の不溶成分を濾別して回収
し、質量を測定する。活物質の質量と沈殿物の質量の差を、第1結着剤量
として測定できる。
【0179】  (FT-IR分析)
  電極の表面のフーリエ変換赤外分光(FT-IR)分析は、以下のよう
にして行うことができる。
【0180】測定用電極を、ATR(Attenuated Total Reflection)法に
よるFT-IR分析に供する。FT-IR装置の例としては、BRUKE
R社製VERTEX70v/HYPERION3000またはこれと等価
な機能を有す
る装置を挙げることができる。分解能は4cm-1、積算回数は128回と
する。以上のようにして、電極表面の赤外吸収スペクトルを得られる。得
られた赤外吸収スペクトルから、電極がアクリル系樹脂を含むこと、及び
、電極が含むアクリル系樹脂の種類を特定できる。
【0181】
  例えば、得られた赤外吸収スペクトルが、先に説明したアクリル系樹脂を
含む電極表面の赤外吸収スペクトルが有する吸収ピークを有していれば、
電極がアクリル系樹脂を含むことを特定できる。
【0182】
  他の例としては、得られた赤外吸収スペクトルが、先に説明したアクリ
ル酸エステル又はメタアクリル酸エステルを含む重合体を含む電極表面の
赤外吸収スペクトルと同様の特徴を有していれば、電極がアクリル酸エス
テル又はメタアクリル酸エステルを含む重合体を含むことを特定できる。
同様にして、電極が、アクリロニトリルを含む重合体を含むことを特定で
きる。
【0183】  (電極の表面のXPS分析)
  電極の表面のXPS分析は、以下のようにして行うことができる。
【0184】XPS装置としては、アルバック・ファイ社製Quantera  
SXM、又はこれと同等な機能を有する装置を用いることができる。励起
X線源には、単結晶分光Al-Kα線(1486.6eV)を用いる。X線
出力は4kW(13kV×310mA)とし、光電子検出角度は45°とし、
分析領域は約4mm×0.2mmとする。スキャンは、0.10eV/
stepで行う。
【0185】測定用電極のXPS分析により得られたスペクトルデータに
対して、スムージング及び横軸補正のデータ処理を行う。スムージングと
しては9-point  smoothingを行い、横軸補正としては、
Nb5/2ピークが207.1eV(Nb3+)に現れているとみなして補
正を行う。これにより、電極表面についてのXPSスペクトルを得ること
ができる。
【0186】得られたXPSスペクトルが、先に説明したフッ素系樹脂を
含む電極表面のXPSスペクトルが有するピークを有していれば、電極が
フッ素系樹脂を含むことを特定できる。
【0187】得られたXPSスペクトルから、電極が被膜を含むこと、及
び、被膜が含む物質の種類を特定できる。例えば、得られたXPSスペク
トルが、先に説明したシアネート類を含有する被膜を含む電極表面のXP
Sスペクトルと同様の特徴を有していれば、電極がシアネート類を含有す
る被膜を含むことを特定できる。同様にして、電極が、硫酸塩類を含有す
る被膜を含むことを特定できる。電極が、金属亜鉛、金属スズ、金属鉛、
フッ化リチウム、酸化リチウム、酸化亜鉛及び水酸化亜鉛からなる群より
選択される少なくとも1つを含む被膜を含むことも、同様にして特定できる。
【0188】  (第1結着剤のXPS分析)
  第1結着剤のXPS分析は、以下のようにして行うことができる。
【0189】  測定用電極から活物質含有層を剥離し、N-メチルピロリ
ドンなどの溶媒に分散し、第1結着剤を溶媒中に溶解させる。これを濾別
して液体画分を得る。得られた液体画分を乾燥して溶媒を除去することに
より、フィルム状の第1結着剤(バインダフィルム)を得る。得られたバ
インダフィルムをXPS分析に供する。
【0190】XPS装置としては、アルバック・ファイ社製Quante-
ra  SXM、又はこれと同等な機能を有する装置を用いることができる。
励起X線源には、単結晶分光Al-Kα線(1486.6eV)を用いる。
X線出力は4kW(13kV×310mA)とし、光電子検出角度は45°
とし、分析領域は約4mm×0.2mmとする。スキャンは、0.10e
V/stepで行う。
【0191】 バインダフィルムのXPS分析により得られたスペクトルに
おいて、680eV以上691eV以下の範囲内に現れるピークが、F1
sピークである。F1sピークの積分強度から、フッ素原子の原子量比(
mol/mol)を、測定装置の内部検量線によって算出することができ
る。フッ素原子の原子量比が、フッ素原子の量Aである。
【0192】528eV以上538eV以下の範囲内に現れるピークが、
O1sピークである。上記と同様にして、O1sピークの積分強度から、
酸素原子の量Aを算出できる。392eV以上408eV以下の範囲内
に現れるピークが、N1sピークである。上記と同様にして、N1sピー
クの積分強度から、窒素原子の量Aを算出できる。
【0193】第1結着剤中のアクリル系樹脂の割合が5%以上70%以下
であるとき、A、A及びAが、0.01≦A/(A+A+2A
≦0.95を満たし得る。
【0194】  (ラマン分光)
  水系電解質にアミド化合物及び有機硫黄化合物からなる群より選択され
る少なくとも1つが含まれていることは、水系電解質をラマン分光に供す
ることにより確認できる。
【0195】水系電解質が電池に含まれている場合は、電池を分解後、電
極を取り出し、電極を洗浄せずにサンプルとしてラマン分光に供すること
ができる。このようにすると、電極に付着している水系電解質について測
定できる。又は、水系電解質を抽出して、サンプルとしてラマン分光に供
してもよい。
【0196】ラマン分光装置としては、日本分光社製NRS-7500、
又はこれと同等な機能を有する装置を用いることができる。上述のサンプ
ルをガラス製チューブ等のサンプル容器に密閉し、サンプル容器越しに測
定することができる。測定は、例えば、波長532nmのレーザー光を用
いて行うことができる。
【0197】第1の実施形態に係る二次電池は、水系電解質と、正極と、
負極とを含む。正極又は負極のうちの少なくとも一方の電極は第1結着剤
を含む。第1結着剤は、フッ素系樹脂およびアクリル系樹脂を含む。その
ため、係る二次電池は、サイクル寿命性能に優れる。
【0198】 (第2の実施形態)
  第2の実施形態によると、組電池が提供される。係る組電池は、第1の実
施形態に係る二次電池を複数個含む。
【0199】係る組電池において、各単電池は、電気的に直列若しくは並
列に接続して配置してもよく、又は直列接続及び並列接続を組み合わせて
配置してもよい。
【0200】次に、実施形態に係る組電池の一例について、図面を参照し
ながら説明する。


図5. 組電池の一例を概略的に示す斜視図
【0201】図5は、組電池の一例を概略的に示す斜視図である。図5
に示す組電池200は、5つの単電池100a~100eと、4つのバス
バー21と、正極側リード22と、負極側リード23とを含む。5つの単
電池100a~100eのそれぞれは、第1の実施形態に係る二次電池で
ある。
【0202】バスバー21は、例えば、1つの単電池100aの負極端子
6と、隣に位置する単電池100bの正極端子7とを接続している。この
ようにして、5つの単電池100は、4つのバスバー21により直列に接
続されている。すなわち、図5の組電池200は、5直列の組電池である。
例を図示しないが、電気的に並列に接続されている複数の単電池を含む組
電池では、例えば、複数の負極端子同士がバスバーにより接続されるとと
もに複数の正極端子同士がバスバーにより接続されることで、複数の単電
池が電気的に接続され得る。
【0203】5つの単電池100a~100eのうち少なくとも1つの電
池の正極端子7は、外部接続用の正極側リード22に電気的に接続されて
いる。また、5つの単電池100a~100eうち少なくとも1つの電池
の負極端子6は、外部接続用の負極側リード23に電気的に接続されている。
【0204】第2の実施形態に係る組電池は、第1の実施形態に係る二次
電池を含む。したがって、優れたサイクル寿命性能を達成できる。
【0205】
  (第3の実施形態)
  第3の実施形態によると、電池パックが提供される。この電池パックは、
第2の実施形態に係る組電池を含む。この電池パックは、第2の実施形態
に係る組電池の代わりに、単一の第1の実施形態に係る二次電池を含んで
もよい。
【0206】係る電池パックは、保護回路を更に含むことができる。保護
回路は、二次電池の充放電を制御する機能を有する。或いは、電池パック
を電源として使用する装置(例えば、電子機器、自動車等)に含まれる回
路を、電池パックの保護回路として使用してもよい。
【0207】また、係る電池パックは、通電用の外部端子を更に含むこと
もできる。通電用の外部端子は、外部に二次電池からの電流を出力するた
め、及び/又は二次電池に外部からの電流を入力するためのものである。
言い換えれば、電池パックを電源として使用する際、電流が通電用の外部
端子を通して外部に供給される。また、電池パックを充電する際、充電電
流(自動車などの動力の回生エネルギーを含む)は通電用の外部端子を通
して電池パックに供給される。
【0208】次に、実施形態に係る電池パックの一例について、図面を
参照しながら説明する。

図6は、電池パックの一例を概略的に示す分解斜視図
【0209】  図6は、電池パックの一例を概略的に示す分解斜視図である。
図7は、図6に示す電池パックの電気回路の一例を示すブロック図である。
【0210】図6及び図7に示す電池パック300は、収容容器31と、
蓋32と、保護シート33と、組電池200と、プリント配線基板34と、
配線35と、図示しない絶縁板とを備えている。


図7. 図6に示す電池パックの電気回路の一例を示すブロック図
【0211】図6に示す収容容器31は、長方形の底面を有する有底角型
容器である。収容容器31は、保護シート33と、組電池200と、プリ
ント配線基板34と、配線35とを収容可能に構成されている。蓋32は、
矩形型の形状を有する。蓋32は、収容容器31を覆うことにより、上記
組電池200等を収容する。収容容器31及び蓋32には、図示していな
いが、外部機器等へと接続するための開口部又は接続端子等が設けられて
いる。
【0212】組電池200は、複数の単電池100と、正極側リード22
と、負極側リード23と、粘着テープ24とを備えている。
【0213】 複数の単電池100の少なくとも1つは、第1の実施形態に
係る二次電池である。複数の単電池100の各々は、図7に示すように電
気的に直列に接続されている。複数の単電池100は、電気的に並列に接
続されていてもよく、直列接続及び並列接続を組み合わせて接続されてい
てもよい。複数の単電池100を並列接続すると、直列接続した場合と比
較して、電池容量が増大する。
【0214】粘着テープ24は、複数の単電池100を締結している。粘
着テープ24の代わりに、熱収縮テープを用いて複数の単電池100を固
定してもよい。この場合、組電池200の両側面に保護シート33を配置
し、熱収縮テープを周回させた後、熱収縮テープを熱収縮させて複数の単
電池100を結束させる。
【0215】正極側リード22の一端は、組電池200に接続されている。
正極側リード22の一端は、1以上の単電池100の正極と電気的に接続
されている。負極側リード23の一端は、組電池200に接続されている。
負極側リード23の一端は、1以上の単電池100の負極と電気的に接続
されている。
【0216】プリント配線基板34は、収容容器31の内側面のうち、一
方の短辺方向の面に沿って設置されている。プリント配線基板34は、正
極側コネクタ342と、負極側コネクタ343と、サーミスタ345と、
保護回路346と、配線342a及び343aと、通電用の外部端子350
と、プラス側配線(正側配線)348aと、マイナス側配線(負側配線)
348bとを備えている。プリント配線基板34の一方の主面は、組電池
200の一側面と向き合っている。プリント配線基板34と組電池200
との間には、図示しない絶縁板が介在している。
【0217】正極側コネクタ342に、正極側リード22の他端22aが
電気的に接続されている。負極側コネクタ343に、負極側リード23の
他端23aが電気的に接続されている。
【0218】サーミスタ345は、プリント配線基板34の一方の主面に
固定されている。サーミスタ345は、単電池100の各々の温度を検出
し、その検出信号を保護回路346に送信する。
【0219】通電用の外部端子350は、プリント配線基板34の他方の
主面に固定されている。通電用の外部端子350は、電池パック300の
外部に存在する機器と電気的に接続されている。通電用の外部端子350
は、正側端子352と負側端子353とを含む。
【0220】保護回路346は、プリント配線基板34の他方の主面に固
定されている。保護回路346は、プラス側配線348aを介して正側端
子352と接続されている。保護回路346は、マイナス側配線348b
を介して負側端子353と接続されている。また、保護回路346は、配
線342aを介して正極側コネクタ342に電気的に接続されている。保
護回路346は、配線343aを介して負極側コネクタ343に電気的に
接続されている。更に、保護回路346は、複数の単電池100の各々と
配線35を介して電気的に接続されている。
【0221】保護シート33は、収容容器31の長辺方向の両方の内側面
と、組電池200を介してプリント配線基板34と向き合う短辺方向の内
側面とに配置されている。保護シート33は、例えば、樹脂又はゴムから
なる。
【0222】保護回路346は、複数の単電池100の充放電を制御する。
また、保護回路346は、サーミスタ345から送信される検出信号、又
は、個々の単電池100若しくは組電池200から送信される検出信号に
基づいて、保護回路346と外部機器への通電用の外部端子350(正側
端子352、負側端子353)との電気的な接続を遮断する。
【0223】サーミスタ345から送信される検出信号としては、例えば、
単電池100の温度が所定の温度以上であることを検出した信号を挙げる
ことができる。個々の単電池100若しくは組電池200から送信される
検出信号としては、例えば、単電池100の過充電、過放電及び過電流を
検出した信号を挙げることができる。個々の単電池100について過充電
等を検出する場合、電池電圧を検出してもよく、正極電位又は負極電位を
検出してもよい。後者の場合、参照極として用いるリチウム電極を個々の
単電池100に挿入する。
【0224】なお、保護回路346としては、電池パック300を電源と
して使用する装置(例えば、電子機器、自動車等)に含まれる回路を用い
てもよい。
【0225】また、この電池パック300は、上述したように通電用の外
部端子350を備えている。したがって、この電池パック300は、通電
用の外部端子350を介して、組電池200からの電流を外部機器に出力
するとともに、外部機器からの電流を、組電池200に入力することがで
きる。言い換えると、電池パック300を電源として使用する際には、組
電池200からの電流が、通電用の外部端子350を通して外部機器に供
給される。また、電池パック300を充電する際には、外部機器からの充
電電流が、通電用の外部端子350を通して電池パック300に供給され
る。この電池パック300を車載用電池として用いた場合、外部機器から
の充電電流として、車両の動力の回生エネルギーを用いることができる。
【0226】なお、電池パック300は、複数の組電池200を備えてい
てもよい。この場合、複数の組電池200は、直列に接続されてもよく、
並列に接続されてもよく、直列接続及び並列接続を組み合わせて接続され
てもよい。また、プリント配線基板34及び配線35は省略してもよい。
この場合、正極側リード22及び負極側リード23を通電用の外部端子
350の正側端子352と負側端子353としてそれぞれ用いてもよい。
【0227】このような電池パックは、例えば大電流を取り出したときに
サイクル性能が優れていることが要求される用途に用いられる。この電池
パックは、具体的には、例えば、電子機器の電源、定置用電池、各種車両
の車載用電池として用いられる。電子機器としては、例えば、デジタルカ
メラを挙げることができる。この電池パックは、車載用電池として特に
好適に用いられる。
【0228】第3の実施形態に係る電池パックは、第1の実施形態に係る二
次電池又は第2の実施形態に係る組電池を備えている。したがって、優れ
たサイクル寿命性能を達成できる。
【0229】

  懐かしの晩秋期の楽曲 『落葉時雨』



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