極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

ひたすら圧搾する。

2010年08月18日 | 環境工学システム論



秋なすを ただ食いたく 店に行き 空踏みしては 悔いは深し 





 Mélodie en sous-sol


【地下室のメロディー】

地下室のメロディー (原題:Mélodie en
sous-sol
)は1963年制作のフランス映画。
アラン・ドロンとジャン・ギャバンとい
うフランス映画界の2大スターが共演し
た犯罪映画。懐かしさが込み上げる。

五年の刑を終って娑婆に出た老ギャング
のシャルル(ジャン・ギャバン)は足を洗
ってくれと縋る妻ジャネット(ヴィヴィ
アーヌ・ロマンス)をふりすてて、昔の
仲間マリオを訪ねた。マリオはある計画
をうち明けた。カンヌのパルム・ビーチ
にあるカジノの賭金をごっそり頂こうと
いう大仕事。相棒が必要なので刑務所で
目をつけていたフランシス(アラン・ド
ロン)と彼の義兄ルイを仲間に入れた...

 
桑田佳祐 
地下室のメロディ~東京ジプシーローズ


ところで、フランシスの義兄ルイがシャ
ルルに向かってこの山を踏んだ後は、二
度と仕事をしないし、成功しても分け前
はいらないという、なぜなら、いった悪
いことを覚えたら抜けだせなくなるから
という台詞シーンに改めて新鮮な驚きを
覚えた。アンリ・ヴェルヌイユ監督の洗
練されて洒落た、そして、コミカルな展
開に時の隔たりを忘れさせてくれた。



【精油の抽出方法】

 石梯坪

精油(
essential oilは、植物に含まれ、揮
発性の芳香物質を含む有機化合物である。
「オイル/油」という字が付くが、油脂
とは全く別の物質からできている。可溶
化リポイドで、水に溶けにくく、アルコ
ール・油脂などに溶ける性質(親油性・
脂溶性)を持つ。現在、約250~300種類
の精油が存在する。言い方を換えれば前
者が揮発性を有し後者は揮発しないとい
のが特徴と言ってよいだろう。

 データベース

緑藻類の「ボトリオコッカス」に着目し
た筑波大大学院の渡邉信教授の光合成で
重油とほぼ同じ性質の炭化水素をつくる
というに話のつづき。空気と太陽と栄養
水と水温の4つがそろっている空間は「
石梯坪」がその典型例だ。ところで、ボ
トリオコッカスと近縁のPseudochoricystis
シュードコリシスチス)は構成炭素数
が30付近の重油とすれば、20付近の軽油
の相当するが、このサイズは5~10μm
当にする。



ファイル:Haeckel Melethallia.jpg

スクアレンの分子模型 squalene

トリテルペンはC15  のファルネシル二リ
ン酸 (FPP)の2量化で生成するスクワレ
ンを共通の前駆体として生合成される
C30
のイソプレノイドである。スクアレン
は酸素とNADPHにより2,3-オキシドスク
アレンに酸化されこれが環化反応の前駆
体となり、環化の仕方によりステロイド
とトリテルペンに別れる。トリテルペン
は様々な生理活性作用が見出されている
が、
中でも糖が結合したサポニンである
オタネニンジン中のジンセノシド類、甘
草中のグリチルリチン、柴胡中のサイコ
サポニン類などはきわめて重要な薬理作
用を持ち有名。

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※イソプレノイド
「イソプレン」と呼ばれるC5化合物を基
本骨格とする化合物群を、総称してイソ
プレノイドと呼ぶ。植物ホルモンやステ
ロールなどの細胞膜脂質、クロロフィル
やカロテノイドなどの色素といった植物
細胞にとって必須な多くの成分がイソプ
レノイド化合物である。また生体成分と
してだけでなく、さまざまな医薬原体や
天然ゴムなど、有用な二次代謝産物が多
くある。
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【藻分離を極める】

低コストのシステムを考案するに当たっ
て重要なのは「バイオリアクター」の設
計となり当然、ここは開放型を考えるべ
きだろう。できる限り生産動力エネルギ
ーを低く抑えるスタイルなるので、気象
変動を受けにくい場所へのプラント展開
となると海上・海中になる。栄養源は補
助的で太陽光は導光併用方式が特徴とな
るので事業主体は、初期投資が嵩むため
ここは公的資金を積極的に注入し(或い
は代替)稼働費や営業費の経費負担中心
とした投資に絞るようにする。従って、
一次濃縮は自重沈降型サイクロン方式を
採用し、分離濃縮液の揚水回収と圧搾分
離という至極簡単な工程でシステムを組
む。このシステムの大きな特徴は「ネオ
コン技術」の「表面エネルギー工学」が
キーワードとなる(※詳しくは「南西諸
島水都構想」で記述する)。

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Potential Gallons of Oil per Acre per Year

    Corn . . . . . . . 18
    Soybeans . . . .48
    Safflower. . . . . 83
    Sunflower . . . 102
    Rapeseed. . . 127
    Oil Palm . . . . 635
    Micro Algae . .5000-15000
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一般に水溶液中の溶解成分は分子の大き
さ、親水性・疎水性および酸性・塩基性
の3つの性質で特徴づけられる。成分の
分離プロセスを考える場合、このような
3つの性質のどれに着目するかによって
分離プロセスが選定される。ここではい
くつかの機能性食品素材製造プロセスを
紹介し、分離技術の役割をみる。なお、
この分野は企業間競争が激しく、実際の
製造技術の詳細は多く企業秘密のなかに
ある。




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光合成光量子束密度(PPF、PPFD)

エネルギーではなく、光の粒子である光
量子(光子)の個数で表現した単位が光合
成光量子束密度である。光合成は葉緑素
に入射する光量子の数によって左右され
る。一般に、1分子の二酸化炭素(炭酸ガ
ス、
CO2)を光合成で消費するためには、
8から10個の光量子が必要とされている。
そこで、葉緑素の吸収波長域である400nm
から700nmの波長での光量子が単位時間・
単位面積あたりに入射する個数を示した
のが、光合成光量子束密度である。エネ
ルギ的には、e=hν(e:エネルギ、h:定数、
ν:周波数)という関係があるので、波長
が短く(周波数が高く)なるほど、エネル
ギは比例的に高くなる。

単位は、
μmol m-2s-1 である。1mol は、
6.02×1023 を表す。また、古い文献では
molがE(アインシュタイン)という呼び名
になっている場合もある。
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精油を分離する方法には、(1)圧搾法
の他(2)水蒸気蒸留法(3)油脂吸着
法(4)溶媒抽出法などがあるが、圧搾
法がいいだろうということで今夜はこの
辺で。

                       

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