彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救ったと
伝えられる招き猫と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え(戦国時代の
井伊軍団編成の一種、あらゆる武具を朱りにした部隊編成のこと)と兜(
かぶと)を合体させて生まれたキャラクタ。
【季語と短歌:2月4日】
大寒波一色につき身構える
高山 宇 (赤鬼)
⛑️【ドカ雪 8時間撮影】どんどん降り積もり…取材車も一晩で雪にすっぽり埋まる 24時間
で帯広124センチの降雪 北海道 HBCニュース北海道
✳️ 八潮市の道路陥没、1週間で応急復旧終え下水自粛解除?!
埼玉県は八潮市で発生した道路陥没の応急復旧について、損傷した下水道
管を取り換えず、最低限の補修で対応する方針を明らかにした。穴に転落
した男性の救助活動の完了後に着手し、約1週間で下水道の使用自粛を解
除する見通しだ。流入する下水が救助活動の妨げにならないよう、大野元
裕・埼玉県知事は2025年2月3日、翌日の午後2時から5時までの間、下水
道の使用を控えるよう流域住民に要請。現場付近のマンホールから下水管
の中にある水を抜き出す作業も同時並行で行われている。 これらにより、
穴の中の水位が下がれば、これまで確認できていなかったより深い部分ま
で状況を目視することができ、隊員が中に入って捜索をする足掛かりとな
る可能性がある。ただ、仮に水位が下がったとしても、安全のため4日す
ぐに中に入って作業を始める見込みは少なく、救助まではまだ時間がかか
るとみられいる。
応急復旧の概要。上が現況で、下が応急復旧方法(出所:埼玉県)
破損した下水道管の中に障害物があり、上流から流れ込んだ下水が逆流し
て陥没穴に流れ込んでいると見られる。そのため、がれきの撤去が難航し、
男性の救助に時間を要している。応急復旧では、水を通しにくいゼリー状
の「可塑性水中不分離材料」で損傷箇所を覆い、その上から土とセメント
を混ぜた流動化処理土などで埋め戻す。下水道管として最低限の機能を確
保する。
【水中不分離性コンクリートの施工】
水滴を弾きながら水蒸気や有機分子を取り込むことが可能な多孔性構造体(マイナビ・ニュース)
✳️ 米国際開発庁は「犯罪組織」「狂人が運営」
トランプ・マスク両氏がやり玉に。
アメリカのトランプ大統領から「政府効率化省」のトップに起用されたイ
ーロン・マスク氏は、政府の人道支援機関であるアメリカ国際開発庁の閉
鎖に着手すると明らかにした。USAID(アメリカ国際開発庁)は紛争や貧
困地域での医療や食料などの支援を行っていて、2023年には国連が確認し
ている人道援助の約4割にあたる720億ドルの援助を拠出している。
マスク氏は3日、X(旧ツイッター)で行った対談で政府効率化の一環とし
USAIDの閉鎖に取り組んでいることを明らかにした。マスク氏はUSAIDを
根拠を示さずに「犯罪組織」と呼び、「もう修復不可能だ」と述べている。
トランプ大統領も閉鎖に同意したうえで、マスク氏を「優秀なコスト・カ
ッターだ」と評価した。
🪄アメリカと中国の「自国中心主義」が手を結んでいることは確か。
✳️ 水素エネルギーの魅力と製造方法 ⓶
✳️ メソポーラスアモルファス非貴金属は、Pt族単一原子の高負荷と均一
分散のための汎用性の高い基板として
【結論】貴金属は、その高い触媒活性から広く利用されていますが、原子
レベルで分散させたシングルアトム触媒は、貴金属の利用効率を最大限に
引き出すために非常に有望。シングルアトム触媒は、原子一つ一つが活性
点となるため、触媒表面全体で効率的に反応を進めることができる。さら
に、本研究ではこれらを高い表面積を持つナノ多孔体に担持することで、
高い導入量を実現しながら、安定した性能水素生成反応やその他のエネル
ギー変換プロセスにおいて、高効率で耐久性のある触媒を提供することが
を維持可能となった。
🪄ということで、触媒に困ったらこの触媒を使えばとりあえずは、光電源
と空気中の水蒸気さえあれば水素は効率的に生成できる「触媒源」とな
る。
開発された触媒の構造。酸素欠陥を持つ二酸化マンガンシート上で、酸素
発生反応の速さが変化した。(出典/山口大学)
1. 特開2024-158855 熱交換器及びその製造方法 株式会社デンソー
【要約】下図2のごとく2熱交換器1は、フランジ部23において互いに接
合された複数のプレート部材2を有する。また、熱交換器1は、流路4の
外周側を覆う外周覆い部241を備えたプレート部材2である外周覆いプ
レート24を有する。主要部25の外周端に近づくほど、第一側Z1へ向
かうように形成された外周覆い部241を備えた外周覆いプレート24を
第一覆いプレート242とする。主要部25の外周端に近づくほど、第二
側Z2へ向かうように形成された外周覆い部241を備えた外周覆いプレ
ート24を第二覆いプレート243とする。このとき、一対の外側プレー
ト21は、第一覆いプレート242と第二覆いプレート243とを有する。
また、複数の内側プレート22は、第一覆いプレート242と第二覆いプ
レート243と、を有する。
図2 実施形態1における、熱交換器の、積層方向に沿った断面図
【符号の説明】 1…熱交換器、2…プレート部材、4…流路、21…外側
プレート、22…内側プレート、23…フランジ部、24…外周覆いプレ
ート、25…主要部、241…外周覆い部、242…第一覆いプレート、
243…第二覆いプレート、Z…積層方向、Z1…第一側、Z2…第二側
【発明の効果】前記熱交換器において、一対の外側プレートは、第一覆い
プレートと第二覆いプレートとを有し、複数の内側プレートは、少なくと
も一つの第一覆いプレートと、少なくとも一つの第二覆いプレートと、を
有する。また、複数のプレート部材は、フランジ部において互いに接合さ
れている。それゆえ、複数の流路を備えた熱交換器を容易に製造すること
ができる。その結果、製造性を向上させることができる。
前記熱交換器の製造方法は、外周溶接工程を有する。それゆえ、複数の流
路を備えた熱交換器を容易に製造することができる。その結果、製造性を
向上させることができる。
以上のごとく、上記態様によれば、製造性を向上させることができる熱
交換器及びその製造方法を提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号
は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、
本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図1 実施形態1における、熱交換器の斜視図
図3 実施形態1における、フランジ部付近の、積層方向に沿った断面図
図4 実施形態1における、流路側溶接工程において、内側プレートのフ
ランジ部同士を抵抗溶接する様子を示す断面図
図5 実施形態1における、流路側溶接工程において、外側プレートのフ
ランジ部と内側プレートのフランジ部とを抵抗溶接する様子を示す断面図。
【図11】実施形態4における、内側プレートの斜視図
【特許請求の範囲】
【請求項1】互いに積層されると共に、外周側に形成されたフランジ部
(23)において互いに接合された複数のプレート部材(2)を有し、前
記複数のプレート部材の積層方向(Z)において互いに隣接する一対の前
記プレート部材に覆われることにより形成されると共に、熱交換を行う流
体が流れる流路(4)を複数備え、前記複数のプレート部材は、前記積層
方向における外側に配置された一対の外側プレート(21)と、該一対の
外側プレート同士の間に配置された複数の内側プレート(22)と、を有
し、 前記一対の外側プレート及び少なくとも2つの前記内側プレートは、
それぞれ、前記流路の外周側を覆う外周覆い部(241)を備えた外周覆
いプレート(24)であり、前記積層方向の一方側を第一側(Z1)とし、
前記積層方向の他方側を第二側(Z2)としたとき、前記プレート部材は、
前記流路の前記第一側及び前記第二側のうち、少なくとも一方側を覆う主
要部(25)を有し、前記外周覆いプレートにおいて、前記外周覆い部は、
前記主要部と前記フランジ部とを繋ぐように形成されており、前記主要部
の外周端に近づくほど、前記第一側へ向かうように形成された前記外周覆
い部を備えた前記外周覆いプレートを第一覆いプレート(242)とし、
前記主要部の外周端に近づくほど、前記第二側へ向かうように形成された
前記外周覆い部を備えた前記外周覆いプレートを第二覆いプレート(24
3)としたとき、前記一対の外側プレートのうち、一方の前記外側プレー
トは前記第一覆いプレートであると共に、他方の前記外側プレートは前記
第二覆いプレートであり、前記複数の内側プレートは、少なくとも一つの
前記第一覆いプレートと、少なくとも一つの前記第二覆いプレートと、を
有し、前記第一覆いプレートは、前記第二覆いプレートよりも前記第一側
に配置されている、熱交換器(1)。
【請求項2】前記外側プレートの厚み(T1)は、前記内側プレートの厚
み(T2)よりも厚い、請求項1に記載の熱交換器。
【請求項3】前記複数のプレート部材のうち、少なくとも1つの前記プレ
ート部材は、前記主要部の一部が、前記積層方向における一方側へ突出す
ることにより形成された凸部(251)を有する、請求項1又は2に記載
の熱交換器。
【請求項4】前記複数の内側プレートのうち、少なくとも1つの前記内側
プレートは、前記主要部の一部が、前記積層方向における一方側へ突出す
ることにより形成された突条部(252)を複数有し、複数の前記突条部
のそれぞれは、長手方向が、所定の一方向に沿うように形成されている、
請求項1又は2に記載の熱交換器。
【請求項5】前記複数のプレート部材のそれぞれの前記フランジ部は、溶
接によって互いに接合されており、前記フランジ部の外周端部同士の溶接
部である外周溶接部(51)を有し、該外周溶接部は、前記フランジ部同
士の間を封止している、請求項1又は2に記載の熱交換器。
【請求項6】前記フランジ部同士の溶接部である流路側溶接部(52)を、
さらに有し、該流路側溶接部は、前記外周溶接部よりも前記流路側に形成さ
れている、請求項5に記載の熱交換器。
【請求項7】 請求項5に記載の熱交換器を製造する方法であって、 前記複
数のプレート部材のそれぞれの前記フランジ部同士を前記積層方向に互い
に当接させつつ、前記フランジ部同士を外周側から互いに溶接して、前記
外周溶接部を形成することにより、前記フランジ部同士の間を封止する、
外周溶接工程を有する、熱交換器の製造方法。
【請求項8】前記外周溶接工程は、TIG溶接、またはレーザー溶接によ
って行う、請求項7に記載の熱交換器の製造方法。
【請求項9】前記外周溶接工程よりも前に、複数の前記プレート部材のそ
れぞれの前記フランジ部同士を前記積層方向に互いに当接させつつ、前記
フランジ部における前記外周溶接部が形成される部位よりも前記流路側の
部位に対し抵抗溶接を行うことにより、前記フランジ部同士を互いに接合
する流路側溶接工程を行い、該流路側溶接工程は、溶接電極(121)と
アース電極(122)とによって、複数の前記内側プレートの前記フラン
ジ部を、前記積層方向に挟持した状態にて抵抗溶接を行った後、さらに、
抵抗溶接によって互いに接合された複数の前記内側プレートの前記フラン
ジ部を、前記一対の外側プレートの前記フランジ部によって、前記積層方
向に挟持すると共に、前記溶接電極と前記アース電極とによって、前記一
対の外側プレートの前記フランジ部、及び複数の前記内側プレートの前記
フランジ部を、前記積層方向に挟持した状態にて抵抗溶接を行う、請求項
7に記載の熱交換器の製造方法。
2. 特開2025-14244 積層型プロトン伝導性電解質膜およびその製造方法
株式会社豊田中央研究所他
【要約】下図1のごとく、積層型プロトン伝導性電解質膜は、プロトン伝
導性を有する第1電解質膜と、プロトン伝導性ナノシートを備えるナノシ
ート層と、プロトン伝導性を有する第2電解質膜とが、この順序で積層さ
れており、ナノシート層は、ナノシート層の面方向にプロトン伝導性ナノ
シートが複数集合することによって構成されており、プロトン伝導性ナノ
シートは、ナノシート層の積層方向にプロトン伝導性を有する。
左図1 積層型プロトン伝導性電解質膜の概略構成を模式的に表す断面図
右図2. 図2積層型プロトン伝導性電解質膜の製造方法を示す説明図
【符号の説明】10…積層型プロトン伝導性電解質膜 12…第1電解質
膜 14…第2電解質膜 16…ナノシート層
図3 各サンプルの構成や測定結果をまとめて示す説明図
図4 ナノコート領域の被覆状態を観察した様子を模式的に表す説明図
図5 3D測定レーザー顕微鏡により得られた顕微鏡写真を示す説明図
【特許請求の範囲】
【請求項1】 積層型プロトン伝導性電解質膜であって、 プロトン伝導性
を有する第1電解質膜と、プロトン伝導性ナノシートを備えるナノシート
層と、プロトン伝導性を有する第2電解質膜とが、この順序で積層されて
おり、 前記ナノシート層は、該ナノシート層の面方向に前記プロトン伝導
性ナノシートが複数集合することによって構成されており、 前記プロトン
伝導性ナノシートは、前記ナノシート層の積層方向にプロトン伝導性を有
する 積層型プロトン伝導性電解質膜。
【請求項2】 請求項1に記載の積層型プロトン伝導性電解質膜であって、
前記プロトン伝導性ナノシートが、グラフェンナノシート、酸化グラフ
ェンナノシート、ケイ酸塩ナノシート、h-BNナノシート、窒素ドープ
グラフェンナノシートから選ばれる少なくとも1種類である 積層型プロト
ン伝導性電解質膜。
【請求項3】 請求項1に記載の積層型プロトン伝導性電解質膜であって、
プロトン伝導度を、室温、相対湿度100%RHの条件で測定する場合に、
前記積層型プロトン伝導性電解質膜の積層方向のプロトン伝導度σnano
と、前記ナノシート層を備えることなく前記第1電解質膜および前記第2
電解質膜を接合した接合電解質膜の積層方向のプロトン伝導度σcomp1
と、を比較したときの、σcomp1に対するσnanoの比率、および、前
記プロトン伝導度σnanoと、前記第1電解質膜および前記第2電解質と
同種の電解質膜であって前記第1電解質膜および前記第2電解質膜の厚み
の合計の厚みを有する単層電解質膜の膜厚方向のプロトン伝導度σcomp2
と、を比較したときの、σcomp2に対するσnanoの比率、のうちの少
なくとも一方の比率が80%以上であり、ガス透過係数を、室温、相対湿
度0%RH、差圧100kPaの条件で測定する場合に、前記積層型プロ
トン伝導性電解質膜のガス透過係数Pnanoと、前記接合電解質膜のガス
透過係数Pcomp1と、を比較したときの、Pcomp1に対するPnano
の比率、および、前記ガス透過係数Pnanoと、前記単層電解質膜のガス
透過係数Pcomp2と、を比較したときの、Pcomp2に対するPnano
の比率、のうちの少なくとも一方の比率が75%以下である 積層型プロ
トン伝導性電解質膜。
【請求項4】 請求項1に記載の積層型プロトン伝導性電解質膜であって、
前記プロトン伝導性ナノシートの厚さに対する前記ナノシートの平均粒
径の比であるアスペクト比が、10~107である 積層型プロトン伝導性
電解質膜。
【請求項5】 請求項1に記載の積層型プロトン伝導性電解質膜であって、
前記第1電解質膜の表面の面積に対する、前記ナノシート層に覆われる
部分の面積の割合である被覆率は、70%以上、99.9%以下である
積層型プロトン伝導性電解質膜。
【請求項6】積層型プロトン伝導性電解質膜の製造方法であって、 プロト
ン伝導性ナノシートの分散液を作製し、プロトン伝導性を有する第1膜と、
プロトン伝導性を有する第2電解質膜と、のうちの一方の電解質膜を加熱
しつつ、該一方の電解質膜上に前記分散液を滴下し、前記分散液を滴下し
た後に、滴下した前記分散液を前記一方の電解質膜上から除去して前記一
方の電解質膜を乾燥させることにより、前記一方の電解質膜上において前
記プロトン伝導性ナノシートを備えるナノシート層を形成し、前記ナノシ
ート層上に、前記第1電解質膜および前記第2電解質膜のうちの他方の電
解質膜を積層して接合する 積層型プロトン伝導性電解質膜の製造方法。
3.特開2024-133314 燃料電池モジュール及び燃料電池装置 京セラ株式
会社
4.特開2023-139522 塗料組成物の製造方法、ガドリニウムドープセリア層、
電気化学素子、電気化学モジュール、電気化学装置、エネルギーシステム、
固体酸化物形燃料電池及び固体酸化物電解セル 大阪瓦斯株式会社
尚、上記4件は、審査前、審査中案件である。尚、2件は明日、考察する。
✅ トランプルの粗暴さを探る⓷
◾実際に金を掘る代わりに
フリードリヒはクロンダイクでの稼ぎをニューヨークで不動産業に投資す
る。彼が目をつけたのは、クイーンズ地区のまだ発展していない一帯だっ
た。当時のクイーンズの人口は20万人に満たなかったが、マンハッタンに
つながる橋や鉄道のトンネルが建設されているところだった。1909年に橋
が開通し、1910年に鉄道がつながると、住宅が増え、商業地区ができ、1
920年までに人口は50万人近くまで増加することになる。
儲けの好機に気づき、定期的に不動産仲介業者を訪れていたフリードリヒ
だったが、1918年3月、いつものように業者回りをしている途中で突然体
調を崩し、そのままこの世を去った。死因は当時アメリカで猛威を振るっ
ていたスペイン風邪だったようだ。
時は下って1954年7月12日、トランプの父、フレッドは、連邦上院での公
聴会に召喚されていた。連邦住宅局(FHA)の「退役軍人向け住宅供給プ
ログラム」を利用した400万ドルの不当な利得について質問に答えるため。
✳️ プログラムの精神に反していたが
公聴会でフレッドは、許しを求めることも、被告人のように振る舞うこと
もなかった。代わりに、自分が最大限の利益を手に入れるために使った、
複雑な、しかし合法的な手法について、自信満々に説明した。退役軍人向
けの住宅供給プログラムは、当初の精神に反して、規定を読みこなせる建
設業者にカネを儲けさせるために設計されたかのようになってしまってい
たが、フレッドはその全体像を理解し切っていた。フレッドの手口がプロ
グラムの精神に反しているのは明らかだったが、違法行為としてとがめら
れることはなかった。世の中の仕組みを理解し、それを利用して利益を得
る「野心的で賢い同胞」を称え、応援さえするアメリカ人は少なくないだ
ろう。彼はまさにそういう人間だったという。
フレッドは、5人の子どもたちに、非情なまでの競争心と闘争心を持てと教
えた。特に、幼いころから自分に似ていたドナルドには、お前は「食う側
」になり、「王」になるのだと言い聞かせた。そして、将来の王にふさわ
しく、運転手付きの大型リムジンで新聞配達の仕事をさせた。ドナルドが
いじめっ子体質で暴力的な少年になったのも当然かもしれない。
ドナルドは名門私立学校、キュー・フォレスト・スクールに入学し、毎日
ネクタイを締めて通った。しかし、結局この学校も、落ち着きがなく言う
ことをきかないドナルドを改心させることはできなかった。
ドナルドは8年生になると、軍隊式教育で知られる私立の全寮制男子校、
ニューヨーク・ミリタリー・アカデミー(NYMA)に入れられ、制服を着
て、狭い相部屋に押し込まれて過ごすことになる。親も友人も、父の豪邸
もない。あるのはヒエラルキーと、権威主義的な厳しい規律でできた社会。
NYMAの教員・関係者には第二次世界大戦の退役軍人が多く、肉体・精神
の両面で荒々しく生徒たちを扱った。ドナルドの話によれば、「連中はい
つも生徒をぶん殴っていた」という。彼はここでの経験から、弱い者が虐
げられるのは世の習いだと確信し、競い、勝つことがすべてだという考え
方を強めた。彼の恩師は、「食堂の列をはじめ、ドナルドは何でも一番に
なろうとした」と述懐している。
その後、ドナルドは地元のフォーダム大学に入学し、商業専門学校に通う
ような感覚で大学時代を過ごす。のちにフォーダム大学から編入して、ペ
ンシルベニア大学のウォートン金融商業スクール(現ウォートン・スクー
ル)で不動産を学ぶことになるが、編入後も彼はいつも週末にはニューヨ
ークの実家に戻って家業の見習いをした。そこで彼は、父が寄付金によっ
て政治家を操り、人脈を駆使して儲けを重ねていく姿を目にする。
最も早い時期からドナルドと協力関係にあった人物に、マフィア弁護士の
ロイ・コーンがいる。コーンは人種差別的な言動でも知られた人物だ。
コーンから学びながら、ドナルドはすぐに、マスコミを操り、作り物の「
成功イメージ」を築く能力を示す。少し手を回すだけで、ニューヨーク・
タイムズに好意的な記事を書かせ、ハンサムで優秀なドナルド・トランプ
像をつくり上げたり、テレビのトーク番組の関心を引いたりできた。マス
コミはそれが真実かどうかより、とにかく「面白いストーリー」を欲した。
金持ちで見栄えのいい男としてメディアと大衆の注目を集めることに成功
したトランプは、その後も注目を求め続けた。見栄えについて言えば、中
年太りと戦い、常に高級なスーツに身を包み、髪の毛を守るために最大の
努力を捧げてきた。彼の髪型のことは、1990年ごろから新聞や雑誌で話題
に上り始めた。かつてはブラウンのヘルメット型だったのが、赤みを帯び
た金髪の複雑な髪型になったのである。しかし、注目されることが何より
大事なトランプとしては、自分を有名にしてくれたこの髪型を変えること
もできなかった。(東洋経済ONLINE 2026.2.4)
マイケル ダントニオ:フリージャーナリスト、ライター
プルトニウム汚染の脅威を追及した『アトミック・ハーベスト』(小学館)、
感染症の恐怖を描いた『蚊・ウイルスの運び屋』(共著、ヴィレッジブッ
クス)をはじめ、これまで10冊以上の本を上梓。『Newsday』の記者時代
にピュリッツアー賞を受賞。
🪄昨夜、面白い調査レポートが米国で公開されているネット記事で見つけ
翻訳をはじめる(2021年アメリカ合衆国議会議事堂襲撃事件)。そこに
首謀者の人格に関する報告者で、米国で公開されていたことを知るが、
その作業を放棄する(本腰を入れなければならず、その時間はないと判
断)。感心したには「米国の情報開示性」である)。 この項つづく
心に響く楽曲 『切手のないおくりもの 財津和夫』
ジャンル:J-POP 1978年
作詞/作曲:財津和夫
● 今日の言葉:今日もスマートフォンの設定ミスか確認にドコモ・シ
ョップにでかけて対応する。便利がいいがメーカ側のアップヴァー
ジョンなどや変更に追いつけないという問題ある。ほんまに、パニ
クルは!そして、 に備えなくっちゃ!
春が来ても、鳥たちは姿を消し鳴き声も聞こえない。
春だというのに自然は沈黙している。
レイチェル・カーソン 『沈黙の春』
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