<2月の鑑賞予定映画>
娘と二人で行って来ました。こういうの嬉しいですね。(^▽^)
2006年 12月9日公開 東宝配給
監 督&脚本:大谷健太郎
音楽:主題歌 「一色」~NANA starring MIKA NAKASHIMA
劇中歌 「Truth」~REIRA starring YUNA ITO
出演者:中島美嘉・・・・・大崎ナナ 市川由衣・・・・・小松奈々
成宮寛貴・・・・・ノブ 玉山鉄二・・・・・タクミ
姜暢雄・・・・・・・レン 丸山智己・・・・・ヤス
本郷奏多・・・・・シン
<見どころ>
人気コミックを実写化した話題作の完結編。
ハチ役に市川由衣、ナナの元カレでライバルでもあるギタリスト、レン役に
ドラマなどで活躍中の姜暢雄が新キャストとして加わったことも話題。
<ストーリー>
ナナ(中島美嘉)がボーカルを務めるバンド、ブラストはメジャーデビューに
向けて充実した日々を送っていた。
一方、ライバルバンド、トラネスのリーダー、タクミ(玉山鉄二)と関係を
持ってしまったハチ(市川由依)は、そのことをナナに打ち明けられずにいた。
そうこうしていううちに、ハチはタクミの子を身ごもってしまう・・・・。
<コメント>
前作は、二人のナナの出会いと、友情を軸に描かれていました。
今作は、ハチの妊娠によって、二人の距離が微妙に出来、やがて
それぞれの道を歩んでいく・・・・というような展開なのですが・・・・。
はっきりいいましょう!
キャスト変更までして「NANA2」を作らなくても良かったんじゃないの?
作品全体に、どうもリアル感が感じられませんでした。(--;)
ナナ(中島美嘉) ハチ(市川由依)
前作のナナより、今回のナナの方は監督の演出力が今ひとつ。
ナナのパンチの効いた感じが描き足りてません。
ハチの方は、あきらかに市川由依さんの演技力不足!(ーー;)
泥沼な人間関係が、なんだか希薄に感じてしまいました。
今作で、一番重要なキャラはハチなのに・・・・・・。
おまけに、ラブシーンがほとんどないというのも、どうなの?
もちろん子供達が見るから、直接的描写をやれとはいいませんよ。
NAOさんも娘を連れて行きましたが、原作どおりの濡れ場だったら困りますもの。
しかし、ここまで無さ無さ・・・というのではお話になりません。
タクミ(玉山鉄二)
タクミの傲慢さも、かなりダウンに描かれてました。
こんなソフトなのはタクミじゃない・・・・・。
いい点もありましたよ。
今回のキャスト変更で、一番よかったのがシン!
シン(本郷奏多)
漫画の中から出てきた・・・と思うぐらい、カンペキでした!
NAOさん本編でず~~~っとシンちゃんに見惚れっぱなし。いいわぁ~~
「文句無くいい!かわいい!かっこいい!」親娘で大絶賛してました。(^▽^)
でも・・・・・レイラとシンの絡みは一切なし!
ナナとハチだけを焦点にしたから、仕方ないといえばそうなんだけど・・・・。
あと、ゲリラライブシーンも良かったですね。
実際、新宿アルタでゲリラライブを行ったそうです。
この場面は見ていて、ワクワクしました。
中島さんは、歌が本職。 ここは本当にイキイキしてたように感じます。
まともなライブシーンは、ここぐらい。 それが不満・・・・・。
前作がヒットとして待望の続編なのに、この余裕のない製作期間。
突貫工事で、なんとか映画にしましたよ~~って感じがしてなりません。
やっぱキャスト交代の時点で、製作ご破算にすべきだったのかも?
せめて製作期間をもっと長く取り、脚本のレベルをあげて欲しかったですね。
前作がけっこう良かっただけに、中途半端に終ってしまったのが
なんとも残念だわ。
アニメの方が見ごたえあります。
点数:5点 (10点満点)