<12月の鑑賞予定映画>
◆第4回 「江戸の鬼小町」
江戸に到着した龍馬(福山雅治)は、北辰一刀流の名門・千葉道場に入門する。
千葉道場は、当時、斎藤道場・桃井道場と並んで江戸の三大流派を呼ばれてた。
千葉定吉(里見浩太朗)の息子・重太郎(渡辺いっけい)が出迎えてくれた。
龍馬は、道場に女子供が剣術を磨いているのに驚いた。
重太郎:「天下の千葉道場では、ものすごいやつらがものすごい稽古を
していると思っていたか?・・・・・それは、ここだよ」
案内された場所は、剣術の達人たちが稽古に没頭していてた。
定吉に挨拶をした龍馬は、「太刀筋を見せてもらおうか」と言われ、
いきなり立ち会い稽古となる。しかも相手は、龍馬より若い女子。
だが、その女子はものすごく強く、龍馬は歯が立たなかった。
彼女は、千葉佐那(貫地谷しほり)。千葉定吉の娘であった。
定吉:「ここに、佐那に勝てる者は誰もおらん」
龍馬:「わしよりはるかにこんまい女子があんなに強いとは」
溝渕(ピエール瀧)によると、佐那は千葉道場の看板娘で、「鬼小町」と
呼ばれるほど、剣術を生きがいにしていた。
その頃、土佐では、武市(大森南朗)が門人を集めて塾を開いていた。
武市に負けまいと、弥太郎(香川照之)も塾を開くが、ろくでもない者しか
集まらない。だが、どこへ加尾(広末涼子)がやってくる。
加尾:「私、縁談をお断りしました。お茶もお花もやめました。
弥太郎さん、私に学問を教えてください」
すっかり気を良くし、有頂天になる弥太郎。
龍馬が書いた手紙が土佐の家族のもとに届いた。
稽古に精進して励んでいる、という便りに安堵する家族たち。
だが、姉・乙女(寺島しのぶ)だけは浮かぬ顔。
龍馬の剣の腕はみるみる上達していった。
そんな龍馬に重太郎はアドバイスを送る。
重太郎:「剣では、常に上下左右に気を配らねばならん。
しかし、それは同時になにもみないという事である。
(豆をばらまく)・・・それを踏まずに摺り足で下を見んと動け」
稽古を終えて体を拭く龍馬。そこへ佐那が近くを通る。
仏頂面の佐那に、龍馬はどうして感情を出さないのか?と聞くがすげない態度。
しばらくして、姉・乙女からの手紙が届く。
そこには“剣術の為に江戸へ出てきたのではない。広い世界を見るために
江戸へ出てきたのだろう。初心を忘れてはならない”という叱咤の手紙であった。
溝渕は「世の中をおしえちゃる」ということで、旅籠屋へ連れていく。
食事を提供するところだが、ここで働く飯盛女は遊女としても働いていたらしい。
遊女遊びを勧められたが、龍馬は「父の教えがあるから」と断った。
そこで、龍馬は、長州藩の桂小五郎(谷原章介)と出あう。
彼は、斎藤道場に入門していた。桂は異国の船が、日本に迫ってきている・・と
日本の危機を説いていた。
ある日、佐那が道場へ向かうと龍馬が女子供たちに剣術を教えていた。
龍馬のペースにはまって、佐那もみんなを教えることになったが楽しそうに
教えていた。
佐那:「私も楽しかった」 龍馬:「初めて見たがじゃ、お佐那様の笑顔」
佐那の変化に気付いた父・定吉。
定吉:「坂本龍馬は斬れるか?」
佐那:「相手が誰であろうと私は斬ります」
定吉:「無理だな、おまえはもぅ坂本には勝てん。
お前は女だ。それを認めねばならん時がきた」
佐那:「父上にそのようなことは言ってほしくないのです」
すぐさま、龍馬に試合を申し出る佐那。
突然のことで、面食らう龍馬。だが、佐那は聞きやしない。
龍馬は、彼女から竹刀を奪い、佐那を抑え込んだ。
龍馬:「これが戦なら、お佐那さんは死んでおります」
女に生まれてきたことを悔やむ佐那。
佐那:「私は弱くない。あなたが強すぎるのです。私は弱くない」
そこへ、外国の黒船が港にやってきた・・・という一報が入る。。。。
(本文はHPの文を一部引用しています)
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千葉一家と桂小五郎が初登場。
それと並行して武市が塾を開いて門人を集め、これがのちの土佐勤王党の母体と
なり、最後はペリーの黒船で、歴史が少しずつ動き出した感を感じさせる
回でもありました。
そして、ましゃの上半身裸も観られ、目の保養の回ともなりましたね。
とても40歳の体には見えないわぁ~~。
すっかり目がハート、鼻の下が伸ばしっぱなしでした。
夢に出てきて~~。
しかし、相変わらず弥太郎の父は、使い物になりませんね。
久しぶりに鍬を持ったら肩がはずれたなんて。。。。どこまでダメ親父なんだ。
武市は門人を集めていましたが、その胸の内を弥太郎には
見透かされていたようで。で、その弥太郎も塾を集めるが、ぜんぜん人は来ない。
まぁ、あれでは来ないわな。
しかし、ここまでのところ、弥太郎さん、ひどい描かれようですね。
三菱財閥を築いた人なんですが、やはりあそこまで上り詰めるのは
ものすごいハングリー精神でないといけなかったんでしょうね。
でも、ここまでひどく?描かれているので、三菱の上の方は眉をひそめて
いるらしいです。まぁ、いくらフィクションとはいえ、面白くないですよね。
次週、黒船来航で、いよいよ歴史が大きく動き出します。