くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

’07年9月 セレベス・エクスプローラー乗船記1

2007-09-13 23:13:55 |  ダイビング


明日からセレベス・エクスプローラーで、ダイブ・クルーズ。

今年の5月に続いて、早くも二度目の乗船。

セレベス・エクスプローラーでは、月・火・金・土の週4回がシパダンでのダイビングと

スケジュールが固定されているので、最短の日数で効率よくシパダンに潜るために、

金曜乗船、水曜下船という日程にした。





きょうは、マレーシア航空の成田発コタキナバル(KK)ゆき直行便のある木曜日。

成田発13時30分、KK着18時15分の便から、KK発20時15分のタワウゆきの便

に乗り継ぎ、そのままセンポルナまでいっきに移動する、というスケジュール。

きょうはKKに泊まり、明日午前7時発のタワウゆきの便というテもあるが、先々週末、

友達とKKに行ってきたばかりだし、早起きもいやなので、きょうはあえてKKには泊ま

らずに、そのままセンポルナまで行くことにした。




今日のフライトはよく揺れた。フィリピンあたりに台風の卵でもできたのかな?もしそう

ならば、シパダンの海況もあまりよくないかもしれない。それでも飛行機はKKに、定刻

より30分ほど早く着陸した。せっかく早く着いたのに、飛行機が沖止めで、タラップが

なかなか来なかったので、結局、15分ほど機内で待ちぼうけ。KKの空港では今、新

ターミナル建設中で、なんだかごちゃごちゃしている。




飛行機を降りて入国すると、荷物はタワウまでスルーにしたので、誰よりも先に外へ

出て、両替の銀行窓口に直行した。荷物をタワウまでスルーにすると、ロストバゲージ

になりやすい、という噂があるので、一抹の不安が・・・。でも、荷物は成田できちんと

積んでくれさえすれば、誤ってKKでおろされてターンテーブルの上をまわり続けるか、

KLまでいってしまうか、といったリスクしか考えられず、その場合は、明日の始発便に

積んできてもらえばいいや、と楽観的な考え。




両替をしていると、セレベス・エクスプローラーを持つ会社、アドベンチャー・ジャーニ

ー・ワールド・トラベルの日本人スタッフ・K氏が声をかけてくれたが、私が一番に出て

くるのを見て、「荷物は?タワウまで預けたんですか?成田では今、タワウまで預ける

ようすすめてるんですか?」・・・これは、やっぱり荷物を預けるのは賭けなのかなあ。

成田のチェックインでは、「お荷物はタワウまでお預かりしてよろしいでしょうか?」と、

ごく普通だったのに。そしてK氏は、「たぶん、タワウの迎えもちゃんと来ると思います。

きょうの昼にも確認しときましたから。」と笑顔。「た・ぶ・ん」のキーワードがちょっと気

になる。今回はひさびさの一人旅だし、タワウで、もし荷物も送迎もなかったら、悲しい

だろうな。




両替後、空港のレストランでミー・ゴレンの夕食をすませ、荷物だけはタワウまでスル

ーチェックしてあったが、人はまだだったので、国内線にチェックイン。土産物屋を冷

やかすうちに、なんとなくカメのかわいいマスコットと、サメの歯のアクセサリーをそれ

ぞれ10リンギットで購入してしまった。そして定刻よりやや遅れて、タワウゆき最終便

で出発。




ところで、きょうはイスラム教徒にとっては、断食月であるラマダン1日目。次の新月

までムスリムは、日中は飲まず食わず、唾液すら飲まないという。ただし、6歳まで

の子供、病人、妊婦、あと高齢者は、断食しなくてよいらしい。KKとタワウ間のエコ

ノミークラスのサービスは、ふだんはジュースのみなのに、ラマダン特別サービスか、

「Berbuka Puasa(英語でBreak one's fast、断食をやめるの意)」と金文字で

書かれた箱に入ったスポンジケーキが配られた。




タワウに到着すると、無事に荷物も出てきたし、ちゃんとセレベス・エクスプローラー

からの迎えも来ていてくれた。タワウからセンポルナへの道は、途中、ラハ・ダトゥや

サンダカン、KK方面への道が分岐する2~3箇所を除いては、ほぼ1本道で、その

道のりのほとんどは、椰子の木農園の間といった感じだ。ところどころ小さな集落に

なっているところだけは、薄ぼんやりとした灯りがあるが、あとはほとんど真っ暗だ。

特に今日は、月もない夜道だったので、暗さにはより迫力があった。センポルナに

入ると、街灯は設置されているものの、なぜか灯りはついていないものが続き、よく

よく町の中心に入ったら、やっと街灯が道路を照らしていた。




23時前にはセンポルナにたどり着き、今日はシーフェスト(Seafest)というホテル

に宿泊だ。あしたのホテル出発時間は午前9時と告げられ、ドライバーのオジサン

とバイバイ。




シーフェストは、Webで予約フォームを送ったら、1泊99リンギット、今のレートで

3500円弱でとれてきた。部屋はまあまあの広さで、テレビも湯沸しポットもあった。

バスルームはトイレとシャワーブースのみ。シンプルだが、1泊だけなら問題ない。

ただ、壁がものすごく薄いようで、隣の部屋からチャイニーズが話す声がつつぬけ。

意味がわからないのでうるさいだけだが、もし同じ言語の人が隣の部屋だったら、

普通の声で話せば、全部丸ぎこえになってしまう。安いし、今夜1泊だけだし、彼ら

もじき寝てしまうだろうから、まあいいや、と思いつつ、おやすみなさい。




明日はシパダン。