くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

’07年9月 セレベス・エクスプローラー乗船記 その4

2007-09-16 20:32:26 |  ダイビング


日曜日。

昨晩からセレベス・エクスプローラーは、センポルナに停泊中。




7時半に、「Breakfast!」と呼ばれてダイニングにあがると、スパニッシュチームも、嵐を呼ぶ

フランス人男性も、もういなくなっていた。船上には、きのうのDECO22分のフランス人と、イギ

リス人のおじさん2人だけが残っていた。




以前、日曜日は「シブアン」というサイトに行く日と聞いていたので、「今日は初シブアン♪」と、ち

ょっと楽しみにしていたのに、今日はマブールだという。「え?シブアンじゃないの?」とたずねる

と、ダイブマスターのトムいわく、「先日シブアンにゲストを連れて行ったら、ダイナマイトフィッシ

ングで、何もなくなってしまったよ。」とのこと。ウミウシや、マンジュウイシモチの宝庫だったらし

いのに。いくら取り締まっても、近隣の某国の漁民たちの、違法なダイナマイト漁や、ゴミの投棄

があとをたたない。どうにかならないものだろうか。




また、1本目のダイビングは、新しいゲストが来てからだと言う。KKからタワウの始発便がタワウ

に着くのが7時50分、そこからセンポルナに移動して、船に着くのは、早くても10時近くになるだ

ろう。そのあとこの、船足の遅い母船がセンポルナを出発し、マブールに着くには、軽く2~3時間

はかかるだろう。さらに今日は2ダイブのみだと言う。なんだか、今回は、ここまでダイブ・クルーズ

ならではの、潜り倒しの醍醐味が味わえていない。さて、長い長いアイドルタイムのあと、やっと新

しいゲストの皆さんが到着。日本人6人と、フランス人のお年を召した女性一人と、ニュージーラン

ド人の男性が一人。彼らと同席していたことで、はじめてこの船についてのブリーフィングを聞いた。

今回はリピーターだからと何も説明してくれなかったし、前回は、先に友達が乗っていて、乗船する

やいなや、友達とだべっていたら、そのままなし崩し的にブリーフィングはなかった。モルディブや

タイでのクルーズ船と同じような感じですごせばよいだろう、くらいで、適当にやってきたが、知らな

いことがいっぱいあった。ダイビングはマブールに着き次第すぐ、ランチは1本目の後とのこと。

そして、ブリーフィングが終わると、フランスとイギリスの両おじさんが下船し、セレベス・エクスプロ

ーラーは、マブールに向け出発。今日乗ってきた人が、窓から外を見て、「え?この船動いている

の?景色が全然動いていない・・・。」と冗談で言うほど、船のスピードはゆっくりだ。実際には、「か

なり揺れてるね」と、話していたけれど・・・。12時半になると、1本潜ったあとで、と聞いていたラン

チが、いきなり出てきた。きっと、船の到着が遅くなっているのだろう。午前中いっぱい、何もする

ことがなく、退屈だと言ったら、「なんで日曜乗船にしなかったの?」と言われてしまった。




1本目・・・マブール、SMARTウォーター・バンガロー

13時半から、マブールの、シパダン・マブール・リゾート(SMART)の水上コテージ前で1本め。

水底には、さまざまな形の漁礁が形成されていて、魚が多い。ギンガメの群れもいた。



イロとクマドリとオオモンカエルアンコウたち・・・



漁礁の奥から出てこない1.5メートルはある、巨大なハタもいた。




2本目・・・マブール、シーベンチャー

逆光かつ小さすぎだけど、だけど、写真の右手奥に小さく見えるのが、シーベンチャー。



ブルネイにあった、オイル・リグを持ってきて、ダイビングの宿泊施設にしている。なんとなく、気乗り

のしないポイントだったが、潜って見ると、マクロの宝庫でおもしろい。まず最初に、ピグミーシーホ

ースを見せてもらった。写真をとったつもりが、なさけないことに、ウミウチワしか写ってなかった・・・。

あとはオオモンカエルアンコウ3体。黄色が2つ、赤が1。黒もいたそうだが、スルーしてしまった。



マブールエリアはカエルアンコウファミリーが大充実だ。

砂地のころがってたサツマカサゴらしきカサゴ。肉眼では、くすんで黒く見えるのに、実は鮮やか。



他は、クダゴンベ、逃げ足の速かったセミホウボウ、ミノカサゴなどなど。




3本目・・・マブール、パラダイス・リーフ

当初、今日は2本だけ、と聞いていたが、日本人チームは皆、口々に2本じゃものたりない、と訴え、

サンセットダイブもありになった。サンセットで18時半にエキジットするために、水面休息がわずか

30分というタイトなプランになった。シーヴェンチャーから帰ると、みんなドライエリアに入らずウェット

でそのまま待機。体に悪そうなプロファイルだけれど、平均水深が5mくらい。今日もホムラハゼと

ニシキテグリがメイン。カミソリウオもいたそうだが、私はホムラハゼばかり見ていた。

<cebter>

これまた、小さくなりすぎたが、ホムラハゼは、忙しく、ぐるぐる動きまわっていたので、あっちむい

たり、こっちむいたり。一番右は、本来は尻尾側に倒れてるヒレが、ロックの細い亀裂をむりやり

通るから、頭側に折れ曲がってる状態。とにかく、忙しい子だ。




夕方さらに2人、白人の男性が乗船し、ゲストは全部で13人になった。明日からは、日本人と、白人

と、ボートを分けるそうだ。




夜、今日到着した日本人の皆さんは、さすがにお疲れで、21時すぎには全員就寝。





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