つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

ついにきたか!

2007-03-05 04:32:07 | ちょっとした出来事
NHKで、さまざまなものが無料でできる
という特集をやっていたが、その中で「無料出版」
というのをやっていた。

「ついにきたか!」と画面に見入った。

印刷代など無料で、注文の分だけ1冊から本を
製作、配本するという。

これは、私のようになんとか作品を本にしたいと
思っているものにとって待ちに待ったことなのだ。

さっそく検索してみたが、一般書店には並ばず、ネット
だけでの注文販売のようだ。
それに手続き、方法など色々わずらわしそうだった。

まだまだそう簡単にはいかないようである。
しかしパソコンをやり始めて思うのだが、確実に
ネット時代になりつつあると思う。

知り合いの編集者からの年賀状によると、雑誌の
販売が相当ネットにくわれているとなげいていた。
この方法がメジャーになるのも時間の問題のような気がする。

私は「はいまん彩」を描き始めて数年たったころから、
なんとか本にできたら…と思うようになっていた。

はじめは漠然としていたのだが、段々それが最初の目標のような
感じになってきていたのである。

しかし出版事情の実態をみると、資金があれば自費出版
などできるのだが、我が細々暮らしの身ではなかなか思うようには
いかない大きなカべがあるのだ。

実のところ我が出版の夢も、ちょっと萎えかかっていたのだ。
マンガ家として出版を身近に経験していた私は、元々自費出版など
出版とは思っていなくて、商業出版しか考えていなかったのである。

しかしこのような状況ではなかなか厳しいなあというのが
率直な思いである。

とにもかくにもまずは扉が開かれたのを歓迎したいと思う。

それと最近気づいたことなのだが、出版とばかり頭にあって、
肝心の本を作るということをちょっと忘れていたような気がする。

考えてみると、だれにでも本はできるのである。
なんとなれば一枚づつカラーコピーを録って綴じればいいのである。

その一冊に最高の丹精をこめればいいのだ。
それを世に問うと思うなら、その方法を考えればいいのである。

順番が逆だということに遅まきながら気づいた次第である。
なんだか目からウロコが落ちた感じがする。

またふつふつと本作りへの気力がよみがえってきた。
あせらずじっくりと自分で最高と思う本をつくりませう…。


コメント (4)
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