つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

一句の彼方

2012-04-02 19:47:08 | はいまん彩



       ささやける 牡丹がわたし だけを見て
                            issei

牡丹は富貴の花と言われ、特に中国では「花中の王」とか
「国色天香」(こくしょくてんか)の賛辞を受けるほどの花の中の花
だという。

一度頂いたことがあって、玄関に飾ったのだが、裏庭などの
目立たないところではなく、まさに人目に付く玄関にこそ
ふさわしい花だと思った。その大輪のなかに自信とプライドを
感じ、こう、わたしにささやいたのだった。

面白いのは、散るときには一気に花びらを落としてしまうのである。
散り際のいさぎよさもまた、花中の王にふさわしい…。



今年7月20~31日まで作品展示を予定している「茶房じゅん」だが、
この作品を初めて展示したとき、「ちょっと趣が変わったわねえ」と
口々に言われたのである。

自分では、よくわからなかったので、後でよく考えたのだが、二つほど
思い当たることがあった。それまで、魚を中心に昆虫、鳥などの動物を
描いていたのが一つ。もう一つは、必ず文字を入れていたのである。

以来、しばらく文字を入れなくなり、花の絵も、薔薇、蓮などを
描き始めたのであるが、男性陣にはやや不評だった。(苦笑)
我が変節の一作でもある。
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男心と下心

2012-04-01 06:50:51 | ちょっとした出来事

先日の俳句仲間とのお茶会で、女の気持ちと
男の気持ちに触れ、お互い異性の気持ちは
理解しがたいという話になった。

その中で、「男の人はほとんど女性に接する時、
下心を持って接してくる」旨のことを言われた。

これは同性として、思い当たる節がないわけではなく、
はなはだ心苦しく小さくなって聞いていたが、待てよ…
と、気付いたことがある。

確かに、オスの種まき本能的な、自分では何ともしがたい
雄叫びを心に抱いているのは、正直すべての男に
あてはまるに違いない。

例えば、わたしが、「素敵な人だなあ」と女性に
心が動いたとすると、なるべくお近づきになりたいと
思うだろうし、心の隅にでも、あわよくば…などと
けしからぬ思いを抱いたとしても、それを糾弾されては
男としては、ちょっと待った…と言いたいのだ。

それは、純粋な男心であって、下心とは
似て非なるものだと思ったのである。

100%あわよくば…という男心を抱かないと
言うのであれば、女性として見なしていないか、
男を卒業したかのどちらか、と言っても
過言ではないだろう。それは、連動しているに
すぎないのだ。

ただ、かの女性が言うのに驚いたのは、70代の
男も下心で接してしてくるというのだった。ゲエ…
それも、ほとんどが、若いころモテテいたヤツとか、
金持ちがお金をチラツカせて迫るというのである。

まあ、こういうのが典型的な下心である。

目的が、その女性の心なのが、男心なので
女性のみなさま、よくよく、御見極めを…。






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