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ぽかぽか春庭「2003年9月のファミリーコンサート」

2013-09-08 00:00:01 | エッセイ、コラム
2013/09/08
ぽかぽか春庭知恵の輪日記4>2003年9月(6)2003年のファミリーコンサート

 2003年日常茶飯事日記コピーつづき

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2003/09/19 金 晴れ 
日常茶飯事典>ファミリーオペラコンサート

 夕方、姑と待ち合わせて、パーシモンホールで、コンサート。オペラや日本の歌曲。久しぶりに声楽を生で聞いて楽しかった。
 出色は、ウクライナのバンドラという民族楽器を弾き語りしたオクサーナというソプラノ。次によかったのは小野和歌子というメゾソプラノ。

 五十嵐麻利江は、司会もこなして軽妙な味を出していたが、歌に関してはオクサーナや小野の「天賦の才」と比べると、自ら「私はオクサーナさんの前座をつとめた」というのが、謙遜に聞こえず、「その通り」に聞こえた。フィナーレの乾杯の歌のときも、声を張り上げてソプラノを勤めるのが痛々しいくらいで、「無理せんで、ええから。ここは、ひとつ若いもんにまかせて、、、」と、声をかけたくなった。父も声楽家、恵まれた家庭環境ですくすくと育ったのだろうが。天賦の才がだれに与えられるかは神の采配。サリエリには与えられず、ヴォルフガング・アマデウスには与えられた采配。

 これまで、姑は、舅といっしょにでかけるか、姑の姉、横浜の洋子伯母を誘って出かけていた。
 洋子伯母は、定年まで音楽教師を勤めた人だから、コンサートとなればなおさらだ。どうして嫁を誘う気になったのかな、と思い「洋子伯母さんは、ご都合が悪かったんですか」と聞いてみた。
 「洋子姉さん、80歳をすぎたら、とたんに足腰が悪くなって、家の中を歩くだけなら大丈夫だけれど、外を歩くにはお嫁さんについてきてもらわなくちゃならないの。そしたら、コンサートの券、3枚いるでしょう?今回は2枚しかなかったから」ということだった。

 嫁になって20年たつけど、姑とでかけるのは、子どもが小さいときは動物園遊園地、入学後は学校行事などにいっしょに行くだけだった。姑と二人だけで出かけることはめったにない。姑は話し好きな人で、私はあいづちだけですむ。こちらから話題を探したりしなくてもいいから、いっしょにいて楽な人。もっと、一人暮らしの姑のお相手をつとめるよう、心がけるべきなのだろうなあ。

本日のいきみ:麻利江が高音をだそうとするとき、いきんでいるように聞こえてこちらも息苦しかった

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2003/09/20 土 雨 
ジャパニーズアンドロメダシアター>『すいか』

 夜、『すいか』最終回。このドラマが大いに気に入った娘「どうにでも続編作れるんだから、シリーズ化してほしいなあ」と願っている。

 まず、配役がよかった。娘の好きな女優、小林聡美=さえない信用金庫のOL基子、きょんきょん=勤務先信用金庫の金を横領着服した馬場ちゃん。
 私の好きな女優、白石加世子=基子の母、子離れできない梅子。片桐はいり=馬場ちゃんを追う刑事、ぬいぐるみフェチ。
 ほかの、浅丘るり子=教授、ともさかりえ=漫画家、市川実日子=下宿のオーナーも、よかった。
 賄い付き下宿「ハピネス三茶」を舞台に、女たちのさりげない日常生活と自分探し。毎回、よく笑い、しんみりし、三人で楽しめた。

 娘は「どうなるのか心配なのは、きょんきょんが捕まるかどうかだけなのに、毎回毎回、次はどんな話だろうって、楽しみだった。こんなドラマ初めて」という。これまでは、ジェットコースタードラマ、毎回毎回波瀾万丈でないと、退屈していた娘だった。
 
 基子の母、梅子が癌で入院する騒ぎの回のときは、母子の会話にもらい泣きしている娘。
 今年の春、私が膀胱炎になったとき、「血尿が出た、子宮癌かもしれない」と大騒ぎしているのに、娘は「そんなの、どうせたいしたこと無いよ」と、平気な顔をしていた。でも、もしかしたら、あのとき、ものすごく心配してくれていたのかも知れない。
 診察受けてみたら、よくある膀胱炎。私にとっては初めての病気ですごくつらかったが、娘にとっても「もしかしたら」とつらかったのかも。

 白石加世子母の癌は初期で、おなかも切らずに内視鏡で治療ができる軽いものだった。癌と聞いて、一度は死を覚悟したことで、梅子は少しは子離れできたみたい。

 私の子離れはのんびりゆっくりそろそろと。

本日のぬいぐるみ:片桐はいりのぬいぐるみ、目になっているボタンを付け替えたら、「知性が減った気がした」ぬいぐるみの知性はボタン目にやどる


2003/09/21 日 雨 996
日常茶飯事典>お彼岸

 雨の中、姑と夫、義姉の娘ふたり、息子と私で、お彼岸のお参り。その後、シビックセンター内の椿山荘で、ランチ。
 夫と姑は「完全無宗教人間」。お彼岸と言っても姑にとっては、お参りは付け足し。ランチ会をときどき持って、孫たちと食事するのが姑の目的。
 この次は、義姉の長女がアルバイトしている銀座のレストランでランチしたいという。

 義姉は50歳の誕生日直前になくなった。長い闘病生活を支えた義姉の娘は、大学は看護学を選んだ。もう、実習も始まっている。看護師+保健師か、看護師+助産師の資格が取れるという。
 今日は、娘がランチ会欠席。

 娘は風邪でダウン。熱が38.8度も出た。夕方、風邪薬を買いに行く。フルーツヨーグルトは食べたが、お寿司は食べられず。いつもならワカの分まで横取りして食べようとするのに、「あ~あぁ、おいしそうなのに、全然食べる気しない」と、眺めている。
 「いつも食が細い子が病気で食べられないと、ほんとに心配しちゃうけど、あんたが食べられなくても、日頃蓄積の脂肪が少しは減るかと思えるから、心配しなくても済む」と言ったら、「親なんだから子どもが病気をしたら、少しは心配しなさい」と怒る。

本日のつらみ:お寿司、娘の分まで食べて、体重リバウンド

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2003/09/22 月 曇り台風の風 
日常茶飯事典>ことば蘊蓄

 ことばリンクを貼ったサイトへ、リンク設置お礼メールを出す。基本的にリンクフリーのところだが、一応あいさつ。
 ことばのサイト、本当にどこも、おもしろいうんちくが読める。

 日本語の語源と日本語起源論に手を出してはいけない、というのが私の師匠世代たちの意見だった。「語源と学生に手をつけるのは言語学徒には御法度」やら「起源論と不倫に嵌ったら、命取り」とか。私は師匠のいうことは素直に聞いて、語学教師としてしこしこ働くだけだったが、千野先生はふた回り年下の教え子と再婚したし、奥津先生も20歳以上年下の教え子沼田さんと結婚。うなぎを食って若返ったせいだと言われている。「ぼくは、うなぎだ」

 ことばうんちくには、及ばないが、「私は、今日、こういう言葉を初めて知っておもしろかった」という「後出しじゃんけん新発見」みたいなことは、書き留めておこう。

 留学生が「先生、人名を調べる宿題があるんですけれど、人名辞典にのっていないんです。どうしたらいい?」と、持ってきた。
「陸という名字ですが、リの項をいくら調べても、どの人名辞典にもない。本当にこういう日本人がいたんですか。日本人じゃなくて中国人の名前だろうと言った日本人もいたんですが」
「陸カツ南、陸ああ、くがかつなん、ですよ。広辞苑にも載っている。リじゃなく、クのところを調べてみて」
「ああ、ありました。今まで聞いた日本人、みんなリクと読みました。先生はどうして知っている?」
「さあ、どうしてって、言われても、いつ覚えたんだか記憶にない。恋人の名前とかだったら、いつ知ったのかはっきり覚えているんでしょうが」

 新しい言葉や読み方を知ったとき、へぇ!と思うが、どういうきっかけで覚えたのかはたいてい忘れてしまう。

本日のつらみ:クガカツナンなんかじゃなくて、新しく覚えたいのは恋人の名前
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<つづく>
コメント (2)
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