2013/09/14
ぽかぽか春庭ダンス・ダンス・ダンス>踊る阿呆に見る阿呆(2)ダンス甲子園
踊る阿呆の私は、クラシックバレエもジャズダンスも、ベリーダンスもフラダンスも習ってきて、どのジャンルのダンスも好きなのですが、若い人に人気のストリート系のダンスは無理。そして日本が世界に発信したユニークなジャンルである舞踏Butohも踊ったことがありません。ほんとうは、私の脚短く重心低い体型から思うに、ブトーが一番適したダンスであろうと感じます。
しかるに、見る阿呆の面からいうと、一番好きなジャンルは創作舞踊、モダンダンスです。中学校のときテレビでポール・テーラー振り付け作品を見て、大感激。こういう作品を作りたいと思いつつ中学校や女子高校のダンス授業を受けました。
学校の科目に音楽と美術や書道があるから、両親は妹をオルガン教室や絵画教室に通わせ、姉はお琴や書道を習いに行きました。私はピアノを習いに行きましたが、お稽古事で一番習いたかったのは、バレエでした。しかし、学校の教科に舞踊というのはないという理由でバレエを習いたいという希望は却下されました。
2012年4月から、ダンスが中学校体育授業の必修科目になりました。あ~あ、60年前から学校授業必修科目であったなら、よかったのに。
私が学校でダンスを習ったのは、中学校と女子高で女子体育授業選択科目のひとつとしてでした。私の育った地域では、女子体育教育において創作ダンスが盛んで、「校内創作ダンスコンクール」も行われていました。
私は、ダンスの振り付けをするのが好きでした。自分の足の短さ胴の太さは子供のときから自覚していて、ダンサーになりたいとは思わなかったのですが、身体によって表現することに無限の広がりを感じました。
2013年第26回高校大学創作舞踊フェスティバルは、神戸市文化ホールで行われました。全国の高校40校大学20校が選抜され、練習の成果を披露しました。高校野球にも伝統の強豪校や初出場校があるように、ダンス甲子園も毎年出場する常勝校あり初出場の初々しいダンスあり。
8月25日にNHK放映された録画を見ました。受賞チームのダンスのみの放映でしたが、できれば参加校全部見てみたい。BS深夜帯でもいいから、全校のダンスを放送してほしい。

受賞校の作品は、それぞれにすばらしい振り付け構成、舞踊でした。表現したいひとつのテーマに沿って、先生が振り付けるチームもあるし、学生がアイディアを出し合って動きを決めるチームもある。
ローザンヌバレエコンクールなどと違い、個人の舞踊技術が審査されるのではなく、チームの動き全体を評価されるので、8人で踊ったところも30人の大所帯で美しい群舞を見せたところも、チームみなが心を合わせて踊っていることがよくわかりました。
会田誠の「灰色の山」、草間彌生の作品など、現代アートを主題にしているところもあり、歴史的な「踏み絵」をテーマにしたところ、親に愛されず育つアダルトチルドレンを表現したところあり、見ごたえがありました。
今年もダンス甲子園、見ることができてよかったです。ダンス甲子園が終わった翌日から、来年の出場めざして、高校生も大学生も練習が始まります。
来年はどんな表現に出会えるでしょうか。
<つづく>
ぽかぽか春庭ダンス・ダンス・ダンス>踊る阿呆に見る阿呆(2)ダンス甲子園
踊る阿呆の私は、クラシックバレエもジャズダンスも、ベリーダンスもフラダンスも習ってきて、どのジャンルのダンスも好きなのですが、若い人に人気のストリート系のダンスは無理。そして日本が世界に発信したユニークなジャンルである舞踏Butohも踊ったことがありません。ほんとうは、私の脚短く重心低い体型から思うに、ブトーが一番適したダンスであろうと感じます。
しかるに、見る阿呆の面からいうと、一番好きなジャンルは創作舞踊、モダンダンスです。中学校のときテレビでポール・テーラー振り付け作品を見て、大感激。こういう作品を作りたいと思いつつ中学校や女子高校のダンス授業を受けました。
学校の科目に音楽と美術や書道があるから、両親は妹をオルガン教室や絵画教室に通わせ、姉はお琴や書道を習いに行きました。私はピアノを習いに行きましたが、お稽古事で一番習いたかったのは、バレエでした。しかし、学校の教科に舞踊というのはないという理由でバレエを習いたいという希望は却下されました。
2012年4月から、ダンスが中学校体育授業の必修科目になりました。あ~あ、60年前から学校授業必修科目であったなら、よかったのに。
私が学校でダンスを習ったのは、中学校と女子高で女子体育授業選択科目のひとつとしてでした。私の育った地域では、女子体育教育において創作ダンスが盛んで、「校内創作ダンスコンクール」も行われていました。
私は、ダンスの振り付けをするのが好きでした。自分の足の短さ胴の太さは子供のときから自覚していて、ダンサーになりたいとは思わなかったのですが、身体によって表現することに無限の広がりを感じました。
2013年第26回高校大学創作舞踊フェスティバルは、神戸市文化ホールで行われました。全国の高校40校大学20校が選抜され、練習の成果を披露しました。高校野球にも伝統の強豪校や初出場校があるように、ダンス甲子園も毎年出場する常勝校あり初出場の初々しいダンスあり。
8月25日にNHK放映された録画を見ました。受賞チームのダンスのみの放映でしたが、できれば参加校全部見てみたい。BS深夜帯でもいいから、全校のダンスを放送してほしい。

受賞校の作品は、それぞれにすばらしい振り付け構成、舞踊でした。表現したいひとつのテーマに沿って、先生が振り付けるチームもあるし、学生がアイディアを出し合って動きを決めるチームもある。
ローザンヌバレエコンクールなどと違い、個人の舞踊技術が審査されるのではなく、チームの動き全体を評価されるので、8人で踊ったところも30人の大所帯で美しい群舞を見せたところも、チームみなが心を合わせて踊っていることがよくわかりました。
会田誠の「灰色の山」、草間彌生の作品など、現代アートを主題にしているところもあり、歴史的な「踏み絵」をテーマにしたところ、親に愛されず育つアダルトチルドレンを表現したところあり、見ごたえがありました。
今年もダンス甲子園、見ることができてよかったです。ダンス甲子園が終わった翌日から、来年の出場めざして、高校生も大学生も練習が始まります。
来年はどんな表現に出会えるでしょうか。
<つづく>