2013/09/19
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>十三里半日記9月(2)青春18切符2013夏
私、乗り鉄歴55年です。一日中、電車に乗って、移動していくことそのものが楽しいのです。ですから、観光に切符を使うというより、電車を乗り継いていくことそのものが目的。降りなくてもいいのです。
鉄道で一回りするために、時々「青春18切符」を買います。全部使い切ることもあるし、なんだかんだと忙しくて、結局使い切らないことが多い。買って大切にしまっておいたら、どこにしまったのか忘れて、一枚も使わないで無駄にした年もありました。
青春18切符は在来線普通にのみ利用できるので、ご用とお忙し方には向きません。のんびり旅したい人向きですが、時刻表の組み合わせ方によって一日中乗り放題で、乗り鉄にはうれしい切符です。深夜に東京を出発して、一日中電車に乗って、夜8時前には博多までいくことができます。飛行機なら3時間弱、新幹線でも5時間ちょっとのところに、17時間かけて延々電車に乗り続けるのが楽しい、という人が乗り鉄なのです。
今年は、8月に清里へ行く時1枚つかいました。新宿小淵沢経由の中央線と小海線。4時間半の乗車で、一日分の移動距離としてはちょっと物足りない。この時は移動が目的ではなくて野外バレエ鑑賞が目的だったのでしかたなかったですが、このあと、蕁麻疹で体調を崩し、一人旅に自信が持てなかったので、8月中には出かけられませんでした。
残りは9月10日までに使わないと無効になります。そこで、8月末の土日と9月最初の土日に、「青春18切符消化旅行」を企画しました。
8月31日(土)9月1日(日)の旅行は、夜行のムーンライトえちご往復の座席指定券を購入したほかは、何も予定を立てずに、「行き当たりばっ旅」でした。8月30日の朝、「みどりの窓口」で座席指定券の残席を調べてもらい、女性専用車の隣の席があいているシートを選びました。
8月30日夜、7時から9時までジャズダンス練習。終わって9時半までミーティング。急いで家に帰って、シャワーを浴びてリュックサックかついでJR駅へ。京浜東北線で大宮へ。大宮駅ナカのショップで缶ビールやおつまみを買い込み、いざ出発。大宮駅からムーライトえちごに乗車しました。
ムーンライトえちご
夜行列車ですが、寝台車ではありません。リクライニングシート2席分つかって、どこでもいつでもすぐ寝られるという私の早寝付き本領発揮し、缶ビール一本ですぐに寝ました。しかし、改札がまわってきて12時前に起こされた。日付変更ラインの高崎までの料金を払い、8月31日付のはんこを青春18切符に押してもらいます。これで、31日の夜24時まで、JR在来線は乗り放題です。
朝4時56分に新潟駅に着いたら、ムーンライトえちごを降りた他の客がホームを走っている。なんで走るのかなと思ったら、となりのホームに新潟発村上行きの電車が待っていました。つられて私も乗り込みました。村上からまた皆が走る方へ行ったら、羽越線酒田行きでした。青春18切符利用者たちは、ガイド本やネット情報で、どうやったら在来線を乗り継いでより遠くまでいけるかよく研究しているので、彼らはおそら、青森あたりに着く夜6時ころまで電車に乗り続けることでしょう。
羽越線村上発酒田行き

羽越線の車内中吊り広告を見ていると、すてきな建物の写真がポスターにありました。車掌さんに「あの建物の最寄駅はどこですか」と質問。車掌さんは、「鶴岡だと思いますが、もう一度問い合わせをして確認します」と、調べてくれました。そこで今回の旅のテーマ決定。
「東北近代建築巡り~擬洋風建築を中心に」。サブテーマは「日本海、海の幸満喫旅行」
<つづく>
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>十三里半日記9月(2)青春18切符2013夏
私、乗り鉄歴55年です。一日中、電車に乗って、移動していくことそのものが楽しいのです。ですから、観光に切符を使うというより、電車を乗り継いていくことそのものが目的。降りなくてもいいのです。
鉄道で一回りするために、時々「青春18切符」を買います。全部使い切ることもあるし、なんだかんだと忙しくて、結局使い切らないことが多い。買って大切にしまっておいたら、どこにしまったのか忘れて、一枚も使わないで無駄にした年もありました。
青春18切符は在来線普通にのみ利用できるので、ご用とお忙し方には向きません。のんびり旅したい人向きですが、時刻表の組み合わせ方によって一日中乗り放題で、乗り鉄にはうれしい切符です。深夜に東京を出発して、一日中電車に乗って、夜8時前には博多までいくことができます。飛行機なら3時間弱、新幹線でも5時間ちょっとのところに、17時間かけて延々電車に乗り続けるのが楽しい、という人が乗り鉄なのです。
今年は、8月に清里へ行く時1枚つかいました。新宿小淵沢経由の中央線と小海線。4時間半の乗車で、一日分の移動距離としてはちょっと物足りない。この時は移動が目的ではなくて野外バレエ鑑賞が目的だったのでしかたなかったですが、このあと、蕁麻疹で体調を崩し、一人旅に自信が持てなかったので、8月中には出かけられませんでした。
残りは9月10日までに使わないと無効になります。そこで、8月末の土日と9月最初の土日に、「青春18切符消化旅行」を企画しました。
8月31日(土)9月1日(日)の旅行は、夜行のムーンライトえちご往復の座席指定券を購入したほかは、何も予定を立てずに、「行き当たりばっ旅」でした。8月30日の朝、「みどりの窓口」で座席指定券の残席を調べてもらい、女性専用車の隣の席があいているシートを選びました。
8月30日夜、7時から9時までジャズダンス練習。終わって9時半までミーティング。急いで家に帰って、シャワーを浴びてリュックサックかついでJR駅へ。京浜東北線で大宮へ。大宮駅ナカのショップで缶ビールやおつまみを買い込み、いざ出発。大宮駅からムーライトえちごに乗車しました。
ムーンライトえちご

夜行列車ですが、寝台車ではありません。リクライニングシート2席分つかって、どこでもいつでもすぐ寝られるという私の早寝付き本領発揮し、缶ビール一本ですぐに寝ました。しかし、改札がまわってきて12時前に起こされた。日付変更ラインの高崎までの料金を払い、8月31日付のはんこを青春18切符に押してもらいます。これで、31日の夜24時まで、JR在来線は乗り放題です。
朝4時56分に新潟駅に着いたら、ムーンライトえちごを降りた他の客がホームを走っている。なんで走るのかなと思ったら、となりのホームに新潟発村上行きの電車が待っていました。つられて私も乗り込みました。村上からまた皆が走る方へ行ったら、羽越線酒田行きでした。青春18切符利用者たちは、ガイド本やネット情報で、どうやったら在来線を乗り継いでより遠くまでいけるかよく研究しているので、彼らはおそら、青森あたりに着く夜6時ころまで電車に乗り続けることでしょう。
羽越線村上発酒田行き

羽越線の車内中吊り広告を見ていると、すてきな建物の写真がポスターにありました。車掌さんに「あの建物の最寄駅はどこですか」と質問。車掌さんは、「鶴岡だと思いますが、もう一度問い合わせをして確認します」と、調べてくれました。そこで今回の旅のテーマ決定。
「東北近代建築巡り~擬洋風建築を中心に」。サブテーマは「日本海、海の幸満喫旅行」
<つづく>