2014/04/27
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>十四事日記4月(5)春の日常茶飯事
4月26日土曜日。朝、8時半起床。いつもは5時起きだから、ふとんの中でごろごろできる朝はとっても快適。娘が起きてきて朝ごはん食べているようすを聞きながら、ふとんの中で朝刊を読む。1時間ほどごろごろ。
娘は身支度をして、「東急ハンズの手作りコーナーに行く」と、出かけて行きました。子供の頃から、毎年ゴールデンウィークに開催される東急ハンズの「手作り工芸フェア」に出かけて行って、作り上げた品を、母の日のプレゼントにするのが恒例になっています。
10時から片付けごと開始。洗濯機を回し、1週間分の洗濯。毎週火曜日と土曜日に洗濯するのに、今週は火曜日にできなかったから、山のような洗濯物。洗濯機を4回回しました。その間に同時進行で風呂場の掃除。壁にカビ取り剤の泡を吹付け、排水口をきれいにする。なぜかというと、27日に「雑排水管清掃」というのに立ち会わなければならず、ひごろ汚いままつかっている風呂場だけれど、排水管清掃の人に「こんなきたない風呂場に入るのはいやです」と言われないくらいにはきれいにしなければなりません。
風呂洗いが息子の担当になって以来、息子は浴槽しか洗わず、風呂場全般はほったらかしなので、汚れもたまってきます。
いつもは、風呂場と古新聞の片付けは息子の担当で、私は茶碗洗いなのだけれど、今日は茶碗洗いが息子。私は古新聞を紙袋に入れてドアの外に出す。毎月やればそう手間でもないのに、今回も紙袋4袋分溜まっていました。息子の茶碗洗いは12時半まで2時間半かかりました。
息子は、洗い終わると「図書館へ行く」と、出かけて行きました。息子が茶碗だけ洗って鍋とフライパンを洗い残したので、それを洗いながら「花子とアン」のビデオ録画を見て、雑排水管清掃の人を待っていました。
2時ごろ清掃の人がきて、風呂の排水管と台所の排水管に長い管を通して「詰まっている箇所はありません」と言っておわり。全部で15分くらい。もっとかかるのかと思っていたので、時間ができ、夕食用の豚汁を作ってカリフラワーを茹でました。
ミサイルママに「今から文化センターに行きます」とメールして、自転車でお出かけ。中央公園は、新緑が美しい季節。
文化センターで4時から「文化センター利用サークル友の会総会」というのがあり、決算予算の報告を聞いて、役員紹介があって、新役員を決めておわり。我がジャズダンスサークルにとって大事なのには、文化センター祭の会議日程を知ることだけ。今年は、9月にセンター祭開催。我がジャズダンスサークルは「実演の部」というのに参加します。1年1度の発表会なのです。
5時に会議が終わって、センター休憩コーナーで、紙コップのコーヒー片手に、ミサイルママとおしゃべりタイム。ミサイルママのもうひとつの趣味、登山の今年の計画、ゴールデンウイークには戸隠山に登る予定、夏休みにはまたアルプスへテント担いでいく予定など聞きました。
ふたりとも登山家冠松次郎さんの写真展を見て感激したという話をしたのですが、話が少しずれているので確認したら、私は東京都写真美術館で開催された「黒部と槍 冠松次郎と穂苅三寿雄」を見たのに対し、ミサイルママは飛鳥山博物館で「岳人冠松次郎と学芸官中田俊造―戦前期における文部省山岳映画ー」を見たことを話していて、どうも微妙に食い違うなあと思ったのに、同じものを見たとふたりとも思って話していたのでした。
お笑いのコントに、老夫婦がまったく別の話題を話しているってのがよくある。とんちんかんなやりとりであることに互いに気づかずに話していて、お互いに話しが合っていると勘違いするのがあるけれど、そのうち、私たちも、全然違うこと話していて、いっしょに笑うのかもね」と互のボケ具合を確認しました。
私は子供の頃から無意識に行動することが多く、お金その他の紛失物が多かったのですが、ジャズダンスサークルの仲間たちも、近頃「あれがない、これが見つからない」と言うことが増えた、とミサイルママの報告。あらら、時代が私に追いついてきたのね。あ、ちょっと違うか。
うちに帰ったら6時半。娘が帰宅していて、東急ハンズで作ったものをにぎやかに披露していました。自分用には貝殻のペンダント。弟くんに銀のストラップヘッド。おばあちゃんに金箔の切り紙細工を施した小物入れ。
手作りコーナー三つ回って、6時間の作業。生まれて初めて金箔を切って貼り付けるという作業をして、「楽しかった」と言っていました。桜と流水文様のとてもきれな小箱です。でも、「母のための革細工は5月5日の予約なの」。カメラケースを作る予定なんだって。
マグロを醤油漬けにして、息子が「野菜スライサー」でカットした大根とあわせて「大根まぐろサラダ」、豚汁と娘が作った「うな茶づけ」これで、今夜のお夕飯。「最後から二番目の恋」を笑いながら見て、今日いちにちがおわりました。
なんの変哲もない、平凡な一日。掃除して洗濯して、友達とおしゃべりして、家族と晩御飯を食べる。
ひごろは特に気にすることもなく過ごしているのですが、こんな「普通の日」が大切なのだと思います。旅行などの非日常は思い出に残るけれど、こういう「平凡な日」は、なんとなくすぎてしまっておわり、でも「日常生活」も残しておきたい。
子供の頃のことはさまざまなことをよく思い出すけれど、最近のことは片端から忘れていくというのが、老人だそうなので、こんなふうに一日の出来事を書き留めておいて、「日常茶飯事」というものが、どんなふうだったか、思い出す日もくるのかと。
まあ、これが2014年4月26日の日常茶飯事でした。
<おわり>
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>十四事日記4月(5)春の日常茶飯事
4月26日土曜日。朝、8時半起床。いつもは5時起きだから、ふとんの中でごろごろできる朝はとっても快適。娘が起きてきて朝ごはん食べているようすを聞きながら、ふとんの中で朝刊を読む。1時間ほどごろごろ。
娘は身支度をして、「東急ハンズの手作りコーナーに行く」と、出かけて行きました。子供の頃から、毎年ゴールデンウィークに開催される東急ハンズの「手作り工芸フェア」に出かけて行って、作り上げた品を、母の日のプレゼントにするのが恒例になっています。
10時から片付けごと開始。洗濯機を回し、1週間分の洗濯。毎週火曜日と土曜日に洗濯するのに、今週は火曜日にできなかったから、山のような洗濯物。洗濯機を4回回しました。その間に同時進行で風呂場の掃除。壁にカビ取り剤の泡を吹付け、排水口をきれいにする。なぜかというと、27日に「雑排水管清掃」というのに立ち会わなければならず、ひごろ汚いままつかっている風呂場だけれど、排水管清掃の人に「こんなきたない風呂場に入るのはいやです」と言われないくらいにはきれいにしなければなりません。
風呂洗いが息子の担当になって以来、息子は浴槽しか洗わず、風呂場全般はほったらかしなので、汚れもたまってきます。
いつもは、風呂場と古新聞の片付けは息子の担当で、私は茶碗洗いなのだけれど、今日は茶碗洗いが息子。私は古新聞を紙袋に入れてドアの外に出す。毎月やればそう手間でもないのに、今回も紙袋4袋分溜まっていました。息子の茶碗洗いは12時半まで2時間半かかりました。
息子は、洗い終わると「図書館へ行く」と、出かけて行きました。息子が茶碗だけ洗って鍋とフライパンを洗い残したので、それを洗いながら「花子とアン」のビデオ録画を見て、雑排水管清掃の人を待っていました。
2時ごろ清掃の人がきて、風呂の排水管と台所の排水管に長い管を通して「詰まっている箇所はありません」と言っておわり。全部で15分くらい。もっとかかるのかと思っていたので、時間ができ、夕食用の豚汁を作ってカリフラワーを茹でました。
ミサイルママに「今から文化センターに行きます」とメールして、自転車でお出かけ。中央公園は、新緑が美しい季節。
文化センターで4時から「文化センター利用サークル友の会総会」というのがあり、決算予算の報告を聞いて、役員紹介があって、新役員を決めておわり。我がジャズダンスサークルにとって大事なのには、文化センター祭の会議日程を知ることだけ。今年は、9月にセンター祭開催。我がジャズダンスサークルは「実演の部」というのに参加します。1年1度の発表会なのです。
5時に会議が終わって、センター休憩コーナーで、紙コップのコーヒー片手に、ミサイルママとおしゃべりタイム。ミサイルママのもうひとつの趣味、登山の今年の計画、ゴールデンウイークには戸隠山に登る予定、夏休みにはまたアルプスへテント担いでいく予定など聞きました。
ふたりとも登山家冠松次郎さんの写真展を見て感激したという話をしたのですが、話が少しずれているので確認したら、私は東京都写真美術館で開催された「黒部と槍 冠松次郎と穂苅三寿雄」を見たのに対し、ミサイルママは飛鳥山博物館で「岳人冠松次郎と学芸官中田俊造―戦前期における文部省山岳映画ー」を見たことを話していて、どうも微妙に食い違うなあと思ったのに、同じものを見たとふたりとも思って話していたのでした。
お笑いのコントに、老夫婦がまったく別の話題を話しているってのがよくある。とんちんかんなやりとりであることに互いに気づかずに話していて、お互いに話しが合っていると勘違いするのがあるけれど、そのうち、私たちも、全然違うこと話していて、いっしょに笑うのかもね」と互のボケ具合を確認しました。
私は子供の頃から無意識に行動することが多く、お金その他の紛失物が多かったのですが、ジャズダンスサークルの仲間たちも、近頃「あれがない、これが見つからない」と言うことが増えた、とミサイルママの報告。あらら、時代が私に追いついてきたのね。あ、ちょっと違うか。
うちに帰ったら6時半。娘が帰宅していて、東急ハンズで作ったものをにぎやかに披露していました。自分用には貝殻のペンダント。弟くんに銀のストラップヘッド。おばあちゃんに金箔の切り紙細工を施した小物入れ。
手作りコーナー三つ回って、6時間の作業。生まれて初めて金箔を切って貼り付けるという作業をして、「楽しかった」と言っていました。桜と流水文様のとてもきれな小箱です。でも、「母のための革細工は5月5日の予約なの」。カメラケースを作る予定なんだって。
マグロを醤油漬けにして、息子が「野菜スライサー」でカットした大根とあわせて「大根まぐろサラダ」、豚汁と娘が作った「うな茶づけ」これで、今夜のお夕飯。「最後から二番目の恋」を笑いながら見て、今日いちにちがおわりました。
なんの変哲もない、平凡な一日。掃除して洗濯して、友達とおしゃべりして、家族と晩御飯を食べる。
ひごろは特に気にすることもなく過ごしているのですが、こんな「普通の日」が大切なのだと思います。旅行などの非日常は思い出に残るけれど、こういう「平凡な日」は、なんとなくすぎてしまっておわり、でも「日常生活」も残しておきたい。
子供の頃のことはさまざまなことをよく思い出すけれど、最近のことは片端から忘れていくというのが、老人だそうなので、こんなふうに一日の出来事を書き留めておいて、「日常茶飯事」というものが、どんなふうだったか、思い出す日もくるのかと。
まあ、これが2014年4月26日の日常茶飯事でした。
<おわり>