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ぽかぽか春庭「未来へ」

2014-06-05 00:00:01 | エッセイ、コラム
2014/06/05
ぽかぽか春庭@アート散歩>建物散歩なつかしの小学校校舎(4)未来へ

 近代国家の成立と維持のために、学校は国家の重要戦略拠点でした。近代国家を維持していく「国民」を創世する目的のために、いかに教育が利用されてきたか国民」がいかに教育され、どのように利用されてきたか。近代史をふりかえると、歴史の繰り返しを憂えざるを得ません。
 昨今の教育行政を見ていると、これからどこへ行こうとしているのか、不安になる材料ばかりです。

 学校が子供たちにとって、仲間を得たり「心の友」を得たりする場所とはならず、おとなしく従順な駒のひとつとしか見てもらえないのなら、かけがえのない存在として認めてもらい、ひとりの人として尊重される場でないのなら、学校は建物だけの場所になることでしょう。学校は、建物だけでは成立しないのに。

旧開智小学校


 近代の成立と近代が残した負の遺産を考えると、学校制度をも再考すべき時にきているのだと感じます。考え続けているけれど、答えはまだ見つかっていません。
 真に子供たちの生き生きとした心身を育てる場として学校が存在することを、願い続けたいと思います。

旧開智小学校教室



<おわり>
コメント (2)
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