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ぽかぽか春庭「ご年始」

2015-01-08 00:00:01 | エッセイ、コラム
20150108
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>十五夜満月日記・ひつじ年新年(2)ご年始

 春庭の正月、例年と同じ。紅白歌合戦見て、テレビの年越しカウントダウン聞いて眠り、1日はぐうたらと寝正月。

 1月4日は、姑宅にご年始。
 姑宅の近くのスーパーで買い物をしていると、あとから夫が来ました。「お鍋をして、最後に雑炊にしようかと思うのだけれど」と言うと、「ばあちゃんは、雑炊がきらいだ」と夫からの進言。そういえば、私の母も「芋雑炊だの大根雑炊だの、戦争中に一生分食べたから、雑炊はもう食べなくてもいい」と、言っていたっけ。でも、すいとんは好きでよく作っていました。まあ、姑も雑炊が好きじゃないってのも、たぶん私の母と同じなのでしょう。一生分は、もう食べ尽くした。

 それで、主食はスーパーの寿司コーナーで「うまいかどうかわからないけれど」という寿司30貫セットを買い、鍋は白菜やキノコなど野菜のほかは、エビ、タラ、イカつみれなど海鮮鍋にしました。
 おばあちゃんは、「お昼に来ると思って、朝から何も食べてない」と待っていたので、「おいしい、おいしい」と、食べてくれました。

 夫はいったん事務所に戻って、雑事を片づけてから姑宅に泊まりにくると言って、私たちより一足先に姑の家を出ました。姑が元気でいる間は何も親孝行らしいこともしてやらない夫でしたが、体が弱くなってからは、なにかと母親を気遣うようになりました。
 娘はおばあちゃんの病院通いに毎回付き添ってくれています。
 姑は、デイケアセンターの「体操教室」を楽しみにしていて、火曜日のほか土曜日にも体操の日を増やして体力温存に励んでいます。足腰弱くなったことを嘆くのですが、娘が「おばあちゃん、歯医者さんで、90歳なのに、自分の歯が残っていてえらいって、誉められたでしょ」と、元気づけました。

 「みんなの世話になるばかりで、、、」と言う姑に、私も「米寿すぎたら、みんなの世話になって当たり前。今までさんざん周りの人の世話をしてきたのだから、そのお返しを受けて当然と思って、世話になっていいのよ」と、返します。
 
 娘息子と、最寄り駅に向かいながら、近所の神社ともいえない祠に手を合わせて初詣のつもり。私は、お賽銭箱もない祠で「健康長寿一家安寧天下太平学業成就環境向上、、、、」と、ありったけをお願いしたのですが、ちょいと欲張りすぎかも。
 娘は「おばあちゃんが長生きしますように」とだけ願ったのですって。私としては、娘自身の「良縁祈願」でもしてほしいところなのですが、祖母の長寿を願う心優しさをうれしく思いながら帰宅しました。

<つづく>
コメント (4)
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