20160216
ぽかぽか春庭知恵の輪日記>2003三色七味日記2月>2003年のアメリカンコーヒー
2003三色七味日記2月の再録です。
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2003/02/21 金 晴れ
日常茶飯事典>アメリカンコーヒー
西新宿ヒルトンホテル2階のランチバイキングを1時すぎから2時まで食べてから、都庁にパスポートを取りに行く。また、45階の展望台へ。今日はこの前より晴れていたので、房総半島の山や丹沢の山並みが見え、うっすらと富士山の頂上も見えた。息子は記憶に残るようになってから、都庁展望台に登ったのは初めて。
展望台の喫茶店の椅子が空いていなかったので、1階の喫茶店でお茶。目の前でウェイトレスが作るのを見る。私が頼んだアメリカンコーヒーは、普通のホットコーヒーにお湯を入れて薄めただけ。娘たちが頼んだアイスミルクティは、紙パックの紅茶をそそぎ、紙パックの牛乳を足して混ぜ合わせただけ。「ま、家ではそうやって作るけど、喫茶店は、ちゃんと葉っぱの紅茶を湧かして、ちゃんと作っているんじゃないかなっていう幻想が裏切られた」という。今時、バカ高い値段をとるフレンチレストランだって、レトルトパックの料理を出すのだと言うから、250円のお湯でうすめたコーヒーに文句は言えない。
本日のつらみ:お湯でうすめりゃアメリカンコーヒー
2003/02/22 土 曇り
日常茶飯事典>子供に教える日常茶飯事
娘が夫から頼まれた「一周忌のお知らせ」をワープロで作るのに、葉書作成ファイルに往復葉書のひな形がないとか、往復葉書の印刷がわからないから教えてというので、面倒だから私が作ってしまった。娘が「お母さんはそうやって子供がやろうとしていることにシャシャリ出て、先回りして自分でやっちゃうから子供が自立しないんだよ」と思っていることは承知だが。
姉は蜜柑に料理を教えるのを面倒がり、「教えるより自分がさっさと作ってしまった方早い」という方式でやってきた。確かに、姉と同じくらいに手早くおいしい料理を作れるよう仕込むのは容易ではない。
「教えておかないと蜜柑ひとりの家庭になったときに困るよ」と、姉には言っていたが、蜜柑は「ずっとママに寄生するからいいよ。パラサイトシングルではなく、パラサイト4人のこぶつき」とすましていた。
姉亡き今、蜜柑は4人の子供たちの朝ご飯にマックのハンバーガーを食べさせるような食生活をしているらしい。
作る気になれば、蜜柑も一通りは見よう見まねながら作れるようになったらしいけど、毎朝毎夕、料理を作る気力やる気が欠けている。
朝ご飯とお弁当はレンジでチン料理、の私も似たようなものだが。私は飲み物はティーバックを湧かして作るけど、蜜柑は飲み物も全部ペットボトル。お金がかかってしょうがない生活。
私の場合、ワープロに向かうのは、どんな文字どんな文章を打ち込むのであれ、少しも気にならず、おっくうにもならず、ちゃっちゃと打ち込める。話すスピードと同じ早さ、考えるスピードと同じ早さで書いていける。
それが、料理となると、子供がいなかったら、というか、起きたときから「今日、夕ご飯の献立、何?」と気にする大食いグルメ娘がいなかったら、たちまち料理をしようという気が失せる。
息子とふたりだけの夕食はたいていインスタントラーメンだ。卵肉野菜たっぷりの自称栄養満点ラーメンで、カップ麺じゃないだけましと思うが。
娘は、夫の事務所に一周忌の葉書プリントを持って行く。「事務所のコピー機でコピーし、宛名はおばあちゃんが自分で書くことにして、お父さんが夕方届けることになった」という。
雨の中、事務所から戻るとすぐ、あいちゃんの家で「なべパーティ」をすると言って出かける。
「ゆりちゃんはお豆腐を持っていくと言っていたけど、うちの冷蔵庫に何かなべの材料になりそうなものある?」と言うが、冷蔵庫からっぽ。
娘が昨日作っておばあちゃんの家に届けた、芋羊羹風スィートポテトの残りがあったので、持っていく。なぜ芋羊羹風になったのかというと、生クリームを買っておいたのに、入れるのを忘れたから。小学校からずっとあいちゃんゆりちゃんとの友情は続く。ありがたい友達だ。
ふたりとも一浪の今回はあとがなく、二浪は親が許さない。
本日のよしみ:小学校1年生からよしみを通じて13年の友
2003/02/23 日 曇りのち小雨
日常茶飯事典>不登校中はケーキ作りに没頭
娘はリンゴバターケーキを作る。スポンジケーキが好きでない娘、焼き菓子はマドレーヌやバターケーキが得意。「混ぜるだけ、簡単でおいしい」というが、煮りんごを作り、バターをホイップし、粉を混ぜ込み、私にはとてもできない作業。娘は「何も考えなくてもできる」というのだが。
娘が不登校の1年半、ケーキ作りをすることが娘の「学校へ行かない生活」を救った。息子はゲーム以外にすることないから、どうしよう。
水泳部のイックンから期末試験の範囲を知らせるメール。
息子は、「その気になったときは、リーダーのホームズを読むのも面白いと感じるんだけど、その気にならないときは、英文を目で追っても、少しも頭に入らない」という。3学期の英語リーダー「ホームズ探偵シリーズ赤毛連盟」を読むように言ったところ、2~3行読んで「もう、だめ」と本を放り出す。
本日のつらみ:ホームズ読みたきゃ、翻訳があると言い張る息子
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20160214
教員宿舎隣の敷地の、MICT(Myanmar Information Communication Technology)パーク。食堂の店が並ぶ中、「King Cafe from Tokyo」という店が私のお気に入り。喫茶店ランキングは、ヤンゴン市内第3位に入賞したのですが、まだまだ日本人にも知られていない店です。
仕事がえりに、ときどきこのキングカフェのコーヒーを飲んでかえります。タクシーで帰ると、直接教員宿舎の門前に着くので、MICTパークの中を通りませんから、コーヒーは自室でインスタントを飲む。バスで帰ったときは、タクシー代200円とバス代20円の差、180円がコーヒー代になります。アメリカンは150円、カプチーノなどは230円。
ミャンマー・バリスタ大会で、11店参加中の5位になったバリスタさんがコーヒーを入れてくれます。
残念なのは、食事提供は5時くらいには終わっているので、ゆうがた、この店のごはんを食べることができないこと。私がMICTパークを通るのは、6時から7時の間くらいだからです。もう、食事の部は片付けが終わっています。料理上手な奥さん、ミャンマーごはんも、和食もとてもおいしい。
土曜日の昼に、ランチデリバリーをしてくれます。おかずとごはんで2000チャット200円。MICTパーク食堂の並びの他の店は、平均1500チャットのランチです。フードコート内の、YKKO麵店や、オリエンタルフード店(中華)などは、冷房付きなので2500~5000チャットの品揃えですが、冷房なしのふきさらし食堂での2000チャットは、コーヒーや炊飯に、水道水でなくボトルの清浄水を使っていることとか、細かい材料の差を知っている人でないと、単純には「高め」です。だから、お客も、この店の経営方針を知っている常連中心になり、店の経営は「損はしていないけれど、まだまだもうけを出すにはいたっていない」と、オーナーの皆川さんは話しています。
皆川さんの奥さんは、ミャンマー人ですが、子供の頃からの日本生活で、日本での生活のほうが長い。料理もミャンマー料理のだけでなく、日本料理も得意です。
先日は「試作品の、牛肉たたきです。食べて見てください」と、「試作品の味感想モニター値段、材料費にも足りない1000チャット100円」で提供してもらいました。
私の感想は「牛肉にやわらかさ、味付け、逸品です。私個人の要望では、タマネギが好きなので、もっとタマネギ多めでもいい。メニュウには、『牛たたき・ネギだく希望OK』で、どうでしょう」
皆川さんの、「ミャンマーでの志」が、実を結び、「ヤンゴン1位のカフェ」になっていくよう、春庭はキングカフェを応援しています。
<つづく>
ぽかぽか春庭知恵の輪日記>2003三色七味日記2月>2003年のアメリカンコーヒー
2003三色七味日記2月の再録です。
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2003/02/21 金 晴れ
日常茶飯事典>アメリカンコーヒー
西新宿ヒルトンホテル2階のランチバイキングを1時すぎから2時まで食べてから、都庁にパスポートを取りに行く。また、45階の展望台へ。今日はこの前より晴れていたので、房総半島の山や丹沢の山並みが見え、うっすらと富士山の頂上も見えた。息子は記憶に残るようになってから、都庁展望台に登ったのは初めて。
展望台の喫茶店の椅子が空いていなかったので、1階の喫茶店でお茶。目の前でウェイトレスが作るのを見る。私が頼んだアメリカンコーヒーは、普通のホットコーヒーにお湯を入れて薄めただけ。娘たちが頼んだアイスミルクティは、紙パックの紅茶をそそぎ、紙パックの牛乳を足して混ぜ合わせただけ。「ま、家ではそうやって作るけど、喫茶店は、ちゃんと葉っぱの紅茶を湧かして、ちゃんと作っているんじゃないかなっていう幻想が裏切られた」という。今時、バカ高い値段をとるフレンチレストランだって、レトルトパックの料理を出すのだと言うから、250円のお湯でうすめたコーヒーに文句は言えない。
本日のつらみ:お湯でうすめりゃアメリカンコーヒー
2003/02/22 土 曇り
日常茶飯事典>子供に教える日常茶飯事
娘が夫から頼まれた「一周忌のお知らせ」をワープロで作るのに、葉書作成ファイルに往復葉書のひな形がないとか、往復葉書の印刷がわからないから教えてというので、面倒だから私が作ってしまった。娘が「お母さんはそうやって子供がやろうとしていることにシャシャリ出て、先回りして自分でやっちゃうから子供が自立しないんだよ」と思っていることは承知だが。
姉は蜜柑に料理を教えるのを面倒がり、「教えるより自分がさっさと作ってしまった方早い」という方式でやってきた。確かに、姉と同じくらいに手早くおいしい料理を作れるよう仕込むのは容易ではない。
「教えておかないと蜜柑ひとりの家庭になったときに困るよ」と、姉には言っていたが、蜜柑は「ずっとママに寄生するからいいよ。パラサイトシングルではなく、パラサイト4人のこぶつき」とすましていた。
姉亡き今、蜜柑は4人の子供たちの朝ご飯にマックのハンバーガーを食べさせるような食生活をしているらしい。
作る気になれば、蜜柑も一通りは見よう見まねながら作れるようになったらしいけど、毎朝毎夕、料理を作る気力やる気が欠けている。
朝ご飯とお弁当はレンジでチン料理、の私も似たようなものだが。私は飲み物はティーバックを湧かして作るけど、蜜柑は飲み物も全部ペットボトル。お金がかかってしょうがない生活。
私の場合、ワープロに向かうのは、どんな文字どんな文章を打ち込むのであれ、少しも気にならず、おっくうにもならず、ちゃっちゃと打ち込める。話すスピードと同じ早さ、考えるスピードと同じ早さで書いていける。
それが、料理となると、子供がいなかったら、というか、起きたときから「今日、夕ご飯の献立、何?」と気にする大食いグルメ娘がいなかったら、たちまち料理をしようという気が失せる。
息子とふたりだけの夕食はたいていインスタントラーメンだ。卵肉野菜たっぷりの自称栄養満点ラーメンで、カップ麺じゃないだけましと思うが。
娘は、夫の事務所に一周忌の葉書プリントを持って行く。「事務所のコピー機でコピーし、宛名はおばあちゃんが自分で書くことにして、お父さんが夕方届けることになった」という。
雨の中、事務所から戻るとすぐ、あいちゃんの家で「なべパーティ」をすると言って出かける。
「ゆりちゃんはお豆腐を持っていくと言っていたけど、うちの冷蔵庫に何かなべの材料になりそうなものある?」と言うが、冷蔵庫からっぽ。
娘が昨日作っておばあちゃんの家に届けた、芋羊羹風スィートポテトの残りがあったので、持っていく。なぜ芋羊羹風になったのかというと、生クリームを買っておいたのに、入れるのを忘れたから。小学校からずっとあいちゃんゆりちゃんとの友情は続く。ありがたい友達だ。
ふたりとも一浪の今回はあとがなく、二浪は親が許さない。
本日のよしみ:小学校1年生からよしみを通じて13年の友
2003/02/23 日 曇りのち小雨
日常茶飯事典>不登校中はケーキ作りに没頭
娘はリンゴバターケーキを作る。スポンジケーキが好きでない娘、焼き菓子はマドレーヌやバターケーキが得意。「混ぜるだけ、簡単でおいしい」というが、煮りんごを作り、バターをホイップし、粉を混ぜ込み、私にはとてもできない作業。娘は「何も考えなくてもできる」というのだが。
娘が不登校の1年半、ケーキ作りをすることが娘の「学校へ行かない生活」を救った。息子はゲーム以外にすることないから、どうしよう。
水泳部のイックンから期末試験の範囲を知らせるメール。
息子は、「その気になったときは、リーダーのホームズを読むのも面白いと感じるんだけど、その気にならないときは、英文を目で追っても、少しも頭に入らない」という。3学期の英語リーダー「ホームズ探偵シリーズ赤毛連盟」を読むように言ったところ、2~3行読んで「もう、だめ」と本を放り出す。
本日のつらみ:ホームズ読みたきゃ、翻訳があると言い張る息子
~~~~~~~~~~
20160214
教員宿舎隣の敷地の、MICT(Myanmar Information Communication Technology)パーク。食堂の店が並ぶ中、「King Cafe from Tokyo」という店が私のお気に入り。喫茶店ランキングは、ヤンゴン市内第3位に入賞したのですが、まだまだ日本人にも知られていない店です。
仕事がえりに、ときどきこのキングカフェのコーヒーを飲んでかえります。タクシーで帰ると、直接教員宿舎の門前に着くので、MICTパークの中を通りませんから、コーヒーは自室でインスタントを飲む。バスで帰ったときは、タクシー代200円とバス代20円の差、180円がコーヒー代になります。アメリカンは150円、カプチーノなどは230円。
ミャンマー・バリスタ大会で、11店参加中の5位になったバリスタさんがコーヒーを入れてくれます。
残念なのは、食事提供は5時くらいには終わっているので、ゆうがた、この店のごはんを食べることができないこと。私がMICTパークを通るのは、6時から7時の間くらいだからです。もう、食事の部は片付けが終わっています。料理上手な奥さん、ミャンマーごはんも、和食もとてもおいしい。
土曜日の昼に、ランチデリバリーをしてくれます。おかずとごはんで2000チャット200円。MICTパーク食堂の並びの他の店は、平均1500チャットのランチです。フードコート内の、YKKO麵店や、オリエンタルフード店(中華)などは、冷房付きなので2500~5000チャットの品揃えですが、冷房なしのふきさらし食堂での2000チャットは、コーヒーや炊飯に、水道水でなくボトルの清浄水を使っていることとか、細かい材料の差を知っている人でないと、単純には「高め」です。だから、お客も、この店の経営方針を知っている常連中心になり、店の経営は「損はしていないけれど、まだまだもうけを出すにはいたっていない」と、オーナーの皆川さんは話しています。
皆川さんの奥さんは、ミャンマー人ですが、子供の頃からの日本生活で、日本での生活のほうが長い。料理もミャンマー料理のだけでなく、日本料理も得意です。
先日は「試作品の、牛肉たたきです。食べて見てください」と、「試作品の味感想モニター値段、材料費にも足りない1000チャット100円」で提供してもらいました。
私の感想は「牛肉にやわらかさ、味付け、逸品です。私個人の要望では、タマネギが好きなので、もっとタマネギ多めでもいい。メニュウには、『牛たたき・ネギだく希望OK』で、どうでしょう」
皆川さんの、「ミャンマーでの志」が、実を結び、「ヤンゴン1位のカフェ」になっていくよう、春庭はキングカフェを応援しています。
<つづく>