春庭Annex カフェらパンセソバージュ~~~~~~~~~春庭の日常茶飯事典

今日のいろいろ
ことばのYa!ちまた
ことばの知恵の輪
春庭ブックスタンド
春庭@アート散歩

ぽかぽか春庭「箱根駒ヶ岳」

2012-09-09 00:00:01 | エッセイ、コラム
2012/09/09
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>十二単日記2012夏(6)箱根駒ヶ岳

 2年前の姑との箱根旅行では、海賊船に乗って芦ノ湖を渡る、という定番コースにしたので、駒ヶ岳山頂へは行きませんでした。
 娘は、「私は高いところから下の景色を見下ろすのは大好きだけれど、自分の足でえっちらおっちら登る苦労はしたくない。だから、ロープウェイやケーブルカーで頂上へ行ける山がいい」と言うのです。

 今年の「母と娘の二人旅行 in はこね」
 二日目のメインイベントは、駒ヶ岳登山。登山といっても、ロープウェイで。
 空中に浮かぶローブウェイ、早雲山から大涌谷の上へ。大涌谷から芦ノ湖へ、山の上にもくもくとある雲の上に、富士山の頭が見えていました。
 ♪頭を雲の上にだし 四方の山を見下ろして、という歌の通り。

 2年前に来たときは曇り空で、富士山が全然見えなかったのが心残りでしたから、頭の上だけでも富士が見えてよかったです。
 娘は、写真で見る頂上のあたりが白い富士しか知らなかったので「え~、富士山って、夏でも頂上には雪があるとばかり思っていた」と、夏富士の光景を喜んでいました。

桃源台駅から登ってきたロープウェイとすれ違う


 ロープウェイ終着の桃源台駅から湖尻まで散歩。暑かった。

 湖尻から箱根園まで伊豆箱根鉄道の遊覧船に乗りました。


 箱根園の中は「通俗観光てんこもり」といった雰囲気で、今回のテーマは「通俗」なんだから、ひとつくらい何かやってもいいかなと思ったのだけれど、娘は「子ども動物園」を横目でちらりと見ながら「うん、アルパカが見えたからいいや」と言うのでパス。水族館をみたいと言っていた娘、「外観から見て、中味はショボいだろうと思うのでパス」
 ということで、まっすぐロープウェイ駅へ。

 駒ヶ岳ロープウェイは、7分間で頂上へ。標高1,357m。
 頂上に近づいてくると霧が登ってきて、頂上駅は霧の中。360度真っ白で何も見えません。おまけに「頂上付近の気温は18度」とある注意書きを見落としたので、シャツ1枚ではちょっと寒いくらい。

 歩いた方が暖かいだろうと元宮神社まで歩き、由来の説明などながめる。
 「今から2400年前、第五代孝昭天皇のころ、聖占仙人(しょうぜんしょうにん)が、駒ヶ岳山頂に神仙宮を開き云々」という由来を読み、う~ん、2400年前だって、ここらまで登ってきた弥生人だか縄文人はいただろうけれど、仙人の名前を書いちゃうのはいかにもウソっぽいなあと思いながら、やはり俗に通じるためには、ありがたげな仙人の名前が必要なのだろうと納得する。
 40年前の卒論テーマが『古事記』だった私としては、第五代孝昭天皇なんていう「実在しなかったとされる天皇」の名が堂々と由来書に書かれているのを見ると、「イギリスのネス湖にはネッシーがいて、箱根芦ノ湖にはアッシーがいる」という説も「信じるものは幸いなれ」と思う。
 
 展望台まで歩き、娘は「20分くらい歩いただけで、もう十分に登山気分。私、30分以上歩くなんて絶対無理。ロープウェイ登山で十分だ」と言う。足の弱い現代人類です。
 展望台もあたりは真っ白。しばらくベンチに横になって待っていました。娘が、「霧の切れ目で下の街が見えた」というので、起きました。

 下界に見える街並は小田原。ぼうっとして海岸線はあまりはっきりしていないけれど、街の向こうにあるのは相模湾のはず。
 残念ながら、駒ヶ岳山頂からは富士山は見えませんでしたが、相模湾もチラ見できたので、下界に戻りました。
 箱根港で下船。

 3時すぎにおそいランチを取り、バスで箱根湯本へ。
 小田原をすぎたあたりで、ちょうど富士山のてっぺんあたりに陽が沈む光景も見えて、1日目はガラスの森美術館でゆっくり、2日目は駒ヶ岳でのんびりという、急がない旅の2日間、娘は「食事は全部おいしかった」と満足していたので、「ごほうび旅行」としては大成功だったと思います。
 新宿でロマンスカーを下り、帰宅しました。
 
<つづく>
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぽかぽか春庭「箱根ガラスの森美術館」

2012-09-08 00:00:01 | エッセイ、コラム
2012/09/08
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>十二単日記2012夏(5)箱根ガラスの森美術館

 8月の末に、「娘とふたりで温泉一泊」を楽しみました。

 8月も下旬すぎて、息子がいきなり「来週月曜日から、去年と同じに高野山のお寺に古文書整理のお手伝いに行く」と言いました。「もっと早く言ってくれれば、その間私たちもどこかに出かける予定を組んだのに」と言いながら、ダメ元で、区民保養所に電話をしてみたら、月曜夜なら宿泊可能だというのです。25日に予約を入れて27日月曜日に泊まることになりました。夏休み中の区民保養所なんて、半年も前に予約を入れなければダメと思っていたので、急な予約なのに泊まれることになり、ラッキー。

 区民保養所は、箱根にあります。2年前に姑を連れてきたとき泊まって、食事もおいしかったし、ケーブルカー駅の目の前にあって歩かずに行けるので、また来ようねと言っていたのです。今回は急遽の申し込みだったので、私と娘のふたりだけ。
 この夏、体調崩した姑の病院通いに、娘が何度も付き添ってくれ、お祖母ちゃん孝行をしてくれたので、おばあちゃんのお世話をしてくれたことへの「ごほうび旅行」ということにしました。
 
 急な温泉行き決定なので、とりあえず一日目はガラスの森美術館で手作りガラスアクセサリー作り、2日目は駒ヶ岳へロープウエイで登る、という計画をたてました。宿でのんびり、というのが最大の目的。宿は2日前の予約で一部屋とれましたが、ロマンスカーは、1日前の予約で、並びの席がとれませんでした。行きは、1号車2号者に別れて座りました。

 前回のはこね旅のテーマは「定番観光」で、今回は「通俗とは何か」です。
  観光地が俗化したかどうかの指標は、その地にオルゴール博物館とガラス美術館ができたかどうかでわかる、というのが尺度だというので、どうにもガラス美術館は気恥ずかしい。ルネ・ラリックとかエミール・ガレのガラスは、あちこちの美術館で展示を見てきて好きなんだけれど、観光地のガラス美術館はこれまで入ったことはありませんでした。(観光地のオルゴール博物館は、清里高原「萌木の村」へ行ったとき妹といっしょに体験済み)

 温泉一泊とか観光地でのガラス美術館、なんていうのは「娘へのごほうび」とでも言わないと、私ひとりではちょっと気恥ずかしくて出来ない旅のスタイル。
 一人でリュックしょって、どこにでも寝泊まりする、というバックパッカースタイルこそ我が旅、と思って暮らしてきたので、「ビンボー自慢こそ気恥ずかしい」という世代の娘とは感覚が異なります。

 2年前は強羅公園のクラフトセンターで、吹きガラス製作に挑戦し、娘はお皿を息子はビヤジョッキを作りました。3・11の地震のとき、食器棚のガラスコップやお茶碗がずいぶん割れてしまったときも、割れずに残り幸いでした。
 手作りの品は、世界でひとつだけのものだから、バカラのグラスやセーブルの皿より自分にとっては大切な一品になります。
 今回、娘はガラスのアクセサリー作りをしたいと、ガラスの森美術館の工房へ行きました。
 
 ガラスの森美術館の工房。隣の席は夏休み工作の宿題に提出するらしい小学生の女の子。ガラスを組み合わせて、ひまわり模様を作っていました。娘はクローバー模様を選んで自分なりにデザインして、キーホルダーにしました。とてもすてきなキーホルダーが出来上がりました。
 
 1時からガラスの森美術館の中にあるレストランでお昼ご飯を食べようとしたら、列が並んでいます。待っている間、レストランのサービスコンサートであるカンツォーネの演奏を聞いていました。キーボードの演奏に乗せて、毎時00分から15分間の歌のサービスです。私たちが聞いた日はキーボードがPaolo Mattiello 、歌が Roberto Morgantiでした。

ロベルトさんとパオロさんの演奏youtubeで。
http://www.youtube.com/watch?v=5EqKlI7VKnk&feature=relmfu

 演奏が終わって席につき、娘はローストビーフランチ(ローストビーフ・サラダ・パン・紅茶・シフォンケーキ) のランチセット3680円。私はパスタランチ(からすみとアスパラのクリームパスタ・コーヒー1500円)を注文。

 貧乏性を承知で言うけれど、この「公式ランチ写真」に比べて、実際のビーフはずっと薄かった。

 ちょっとずつ分け合って、両方味見しました。娘が言うには、ローストビーフはまあまあの味だけどだけど、パスタは、クリームソースの味があまり好みではないとの評。味オンチの私も、「アスパラとからすみ」と銘打っているのに、からすみの味は消えていると思いました。
 でも、娘と違って味にうるさくない私は、食事が終わってデザート食べる頃にもう一度カンツォーネの演奏があって、歌を聞きながら楽しく食事できたというだけで十分でした。

 ランチのあとは、ヴェネチアンガラスのグラスやアクセサリーの展示を見てまわり、美術館の中で行われているグラスハープのミニコンサートを聞きました。最初に14:30~14:45の回で4曲きき、1時間かけて館内を見たあと15:30~15:45の回で4曲聞いて、グラスハープもたっぷり聞き、美術館なのに展示よりも音楽が印象に残りました。

クリスタルトリオ

 イゴール・スカアロヴとかウラジミール・ポプラスという名とグリンカ音楽院出身という経歴紹介から見て、3人ともロシア出身と思われます。

 グラスハープというのは、ワイングラスをたくさん並べて、グラスのフチをこすって音を出す楽器です。ガラス美術館に出演のクリスタルトリオのグラスハープは38個のグラス。子どものころ、コップを並べて水を入れて音階を調節し、お箸で叩いて演奏したことを思い出します。グラスハープのグラスはよい音が出るように特別に作られているそうで、手に水をつけてぬらしグラスのフチをこすることによって音を出します。

 こんな音色。
楽器の紹介とユモレスク
http://www.youtube.com/watch?v=24rk7bMf4Lc&feature=fvwrel
モーツァルトのトルコ行進曲
http://www.youtube.com/watch?v=k9yGnKArCAU&feature=related

 井上陽水の少年時代などをグラスハープの美しい音色で聞いたり、「お客さんもいっしょに歌ってください」というので、娘と「ふるさと」を歌ったり、楽しかったです。

 ガラスの森美術館の「クリスタルガラスのアーチ光の回廊」も、お日様にキラキラ光るのを、「わぁ、きれい、きれい」と大喜びで見て来ました。
 いかにも「女、子どもの喜びそうな」という感じの光の回廊も「ローストビーフ食べてカンツォーネ聞いてきらきらガラスアーチを見て喜ぶ」という「通俗とはなんぞや」のテーマの中では、「いいんじゃない」と、思えます。侘び寂びもいいけれど、ま、キラキラクリスタルもたまにはね、というところ。

娘がケータイで撮影した光の回廊

真ん中にいるのは私じゃありません。(こんなに細くない)

 「ヨーロッパ貴族の館」がコンセプトというガラスの森美術館、ひとりで見物したら実に居心地悪かったろうと思うので、娘といっしょに見ることができてよかったです。
 「侘び寂び」の旅なら、一人で居ても駄句のひとつもひねっていればすごせる。けれど、「本物の貴族や現代富裕層には縁のない現代日本の庶民をして、俗流貴族っぽい雰囲気にひたらせる」というコンセプトの中、一人だと落ち着いて俗にひたってはいられなかったでしょう。娘とふたりで、「わぁ、ガラスがキラキラしててきれい!」と言い、「温泉つかってのんびり」と言っていられる平俗平穏の生活をかみしめました。シリアなど、紛争によって市民が殺される事態も続く中、世界中の皆が平和に暮らせますように、と、夕陽の沈む富士山にお願いしました。
 
 結論。「ひとりで通俗をやってサマになるまでには、まだまだ修行が足りない」。

<つづく>
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぽかぽか春庭「回転展望ランチ」

2012-09-06 00:00:01 | エッセイ、コラム
2012/09/06
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>十二単日記2012夏(4)回転展望ランチ

 息子がこの夏も高野山のお寺で古文書整理のお手伝いをして、去年と同じように、おばあちゃんが好きだという「和歌山特産 梅と胡麻のふりかけ」をおみやげにしようと思ったのに、去年買ったみやげ屋には同じふりかけがなかった、というので、買ってきませんでした。しかし、おばあちゃんが「孫からもらうふりかけ」をごはんの楽しみにしているというので、ネットで検索し、有楽町駅前の交通会館の地下にある和歌山県アンテナショップで売っていることがわかりました。東京だけれど、気持ちは和歌山、ということで、「おみやげ買いに」有楽町へ。

 それで、娘&息子とのランチは、交通会館の15階にある回転展望レストラン東京會舘銀座スカイラウンジで食べることにしました。

 住んでいるところが9階なのに、もっと高いところでごはんを食べるのが大好き。都心に出かけると、池袋ならサンシャインビルの59階のレストランオザミ、恵比寿ならガーデンプレイス39階のイタリアンの店などに機会があると食べに行っていましたが、回転展望レストランというのは、一昨年、大連に住む友人が日本に来たとき、ホテルニューオータニの回転展望レストラン、ザ・スカイでいっしょに夕食を食べたことがあるだけでした。17階からの景色もよくて、楽しめました。
 東京にあるもうひとつの回転展望レストラン、交通会館の銀座スカイラウンジも、一度は来てみたいと思っていたのです。

 1964年にホテルニューオータニの回転展望ラウンジが出来たときも、ぐるりと回転しながら東京中が見渡せるというニュースに驚いたものの、「ラウンジ」というのが何をするところかも知らない田舎の子どもでした。1965年に開業した交通会館の展望レストランも、開業当時はテレビのニュースなどで見ただけで、東京は遠かったし、1970年に東京に住むことになったときも、食べに行くことなど考えたこともなかった。外食といえば近所のラーメン屋くらいしか縁がなかった学生の身には、ディナーコースなどとても手が出なかった。

 40年の間に、交通会館には、パスポート申請などで何度か来たのだけれど、回転展望レストランで食べてみようという余裕もなくすごしてきて、今回初めて「1度くらいは回転展望ランチもいいか」と、思いました。
 日頃、10個188円の卵を買うか258円のを買うかで、しばしスーパーで悩むような生活してますけれど、毎日いっしょうけんめい働いているごほうびに、1年1度くらいは、「ここで食べて見たいから、食べる」というのもいいんじゃない、と思って。ランチコースならなんとかなるくらいは、働いた。

 まず、地下の和歌山アンテナショップへ。私はブルーベリーを1パック、息子はおばあちゃんのおみやげにする梅胡麻ふりかけを買いました。
 開店展望レストランは、14階までエレベーターで、そこから階段で15階へ。
 ホテルニューオータニのザ・スカイと同じように、真ん中に厨房があり、まわりぐるりがテーブル席。80分で1回転する、という話でした。

 予約したランチコースは、燻製にしんの前菜サラダ、クリームポタージュ、鱸のソテー 、デザート。
 娘はオレンジジュース、息子はアイスティ、私は白ワインで、乾杯。
 にしんサラダも、よいお味で、すずきソテーはキノコがたっぷり添えられていて、おいしくいただきました。
 
 しかし、予想外のことに、バスなどに酔いやすい娘、回転レストランでも最初ちょっと気分が悪くなりました。回る方向と逆向きに座っていたためでした。席を交換して私が後ろ向きの席になり、なんとか食べることができました。 開業してから47年も回っている古い回転展望室ですから、ときどき揺れるところがありました。私には何でもない揺れですが、車などの揺れに弱い娘にはきつかったみたい。

 80分で一周というのは、これくらいの時間で一回の食事を終えろ、ということでしょう。14階からのながめは、、、、
 ホテルニューオータニの回転レストランは、17階で、周囲には赤坂御所などが広がり、景色がよかったのですが、交通会館の14階は、回りをぐるりと高いビルに取り囲まれて、期待のスカイツリーはビルの上にちょこっと頭を出しているだけでしたし、東京タワーはまったく見えず、風景はあまりよくありませんでした。ただ、東京駅のホームから電車が出てくるのがよく見えて、撮りテツオタクには「電車撮影」の穴場として有名みたいです。
 10月1日にオープンする赤レンガの東京駅舎の屋根もよく見えました。

 最後のデザート、アイスクリーム、ムース、プチケーキの盛り合わせ。プチケーキは好みの味ではなかったけれど、見た目はかわいかったです。



 食事を終えて、有楽町駅の反対側の家電店へ。
 先日、カバンに入れておいたペットボトルのふたがきちんと締めてなくて、ケータイとカメラに水がかかって、ふたつとも壊れてしまいました。ケータイは買い換えましたが、カメラは、「どうせ買うなら、ミラーレス一眼レフというのがほしいなあ、でも高いなあ。私程度の写真の腕なら、コンパクトデジカメで十分かなあ」と迷っていました。
 息子が「ボクの小遣いで買える範囲でカメラをプレゼントするから、ミラーレスは高い」というので、コンパクトデジカメに決めました。画素数1600万、6倍ズーム、手ぶれ補正などがついている機種ですが、来月新型が発売になるので、型落ち特売、というのを買ってもらいました。

 娘からは、スワロフスキークリスタルビーズをつなげて作った、手作りのメガネチェーン。これは、いつも私がメガネを探し回っており、「母のメガネはどこにある?」と、聞いていたからです。
 テレビなどを見るときはメガネをかけていて、本や新聞を読むときはメガネをはずして、ちょっとそこらに置いて忘れてしまい、探すはめになるので、「メガネを外したときも、いつも胸の前にぶら下げておいたら探さずにすむ」と、メガネチェーンを作ってくれたのです。毎回めがねを探させられる時間の合計を考えれば、一粒一粒ビーズをつなげて手作りする時間のほうがマシということもありましょう。

 いっしょにもらったさくらんぼ模様の扇子は来年の夏まであまり出番はないかもしれませんが、メガネチェーンはこれから毎日つかって、「メガネを探す時間」をデジカメ撮影にあてましょう。

<つづく>
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぽかぽか春庭「コスモス」

2012-09-05 00:00:01 | エッセイ、コラム


2012/09/05
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>十二単日記2012(3)秋桜

 2011年秋に撮影したのだけれど、どこで撮ったのか、さっぱり覚えていない秋桜。


さだまさし版もいいけれど、やっぱり山口百恵版で
http://www.youtube.com/watch?v=aG8Quie3eY0

 以下、借り物。
   




♪誰のために咲いたの?それは私のためよ~


 誕生日の花には諸説あり、花屋のサイトなどのぞくと、花屋ごとに違う花を出しています。くじゃく草だったりランタナだったりおみなえしだったり鶏頭だったり。中には、春に咲くハルニレ春楡をあげている花屋もあります。ハルニレ=Japanese elmジャパニーズエルム学名:Ulmus davidiana var. japonica

 「はるにわ」と「はるにれ」は、一字ちがいで親近感がありますし、留学生はよく、ひらがなの「わ」と「れ」を間違えて書いたりするので、ダンサーネームe-Na(イーナ)の誕生日の花がピンクの秋桜で、ハンドルネーム春庭の花が春楡だと思うことにします。赤いのと黄色とふたつの春楡の花。どうちがうのかも区別できないのですが。

   

<つづく>
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぽかぽか春庭「原宿元気祭スーパーよさこい2012」

2012-09-04 00:00:01 | エッセイ、コラム
2012/09/04
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>十二単日記2012夏(2)原宿元気祭スーパーよさこい2012

 8月26日の原宿スーパーよさこい。2012年は88チームが踊り、80万人の人が見物しました。大賞受賞は、高知からの参加チーム「ほにや」。受賞後のウィニングダンスもとても見事でした。
 ほにやのように、プロ並みのダンサーが集まったグループもありますが、素人たちが手作りの踊りと衣裳で一生懸命踊るのを見るのも好きです。

 今年のチームのなかで、チームナノというグループが印象に残りました。チームナノは、高齢者もハンデキャップがある人も無い人も、共に参加するという精神のグループで、10年間いっしょにダンスレッスンを続けてきたそうです。
 埼玉の三郷市、八潮市、吉川市などを中心とする、知的障害がある人、事故や病気で後遺症を抱えた人、その支援者などがダンスの練習を通して、ともにふれあい支え合って活動してきました。

 チームメンバーの中、知的障害の人たちもいっしょに踊っていました。土曜日日曜日二日間、青山表参道やNHK前通りの流し踊り、原宿明治神宮入り口や代々木公園ステージなどの舞台を続けてきて、疲れも出てきたのだろうと思います。私が見た日曜日午後、踊り子の中には、ずっと立ったままで、自分の気が向いたときだけ手や足を動かす人もいます。他のチームなら、疲れたからといって舞台の上での踊りを休んだりしたら、仲間から総スカンとなるところですが、このチームでは、休みたい人は休むことも踊りの一部とみなしている柔らかい雰囲気がありました。

 全員が足並み揃えて迫力あるダンスを披露するグループに比べたら、確かに踊りそのもののスキルは高くなかったのだけれど、さまざまな障害をもつ人たちがニコニコしながら踊るうれしそうな顔を見ると、もうそれだけでこちらもハッピーな気分になりました。

 26日は、明治神宮文化会館前のステージで見ていたのですが、チームナノの踊りが終わったとき、思わずチームに駆け寄って、「すばらしかった」と声をかけました。指導者はたいへんだったと思うけれど、チームをまとめて楽しい踊りを披露したこと、賞賛できます。25日土曜日のチームナノのビデオがUPされていました。こちらは皆よく動いていたので、26日にあまり動かなかった方は、2日間の演舞でちょっと疲れていたのかもしれません。 
http://ameblo.jp/abcg8823/entry-11337776197.html

 原宿の神宮入り口ステージ
http://blog.goo.ne.jp/janepa9/e/8fca953470ef314589d7790f2e006565

 もうひとつ、印象に残ったのは、ロッテ・ガーナよさこい連。ロッテがガーナから招いた高校生たち。東京での研修生活のひとつとして、このよさこいに参加していました。すでに8回連続参加しているチームですが、今年のガーナ人高校生、なかにとてもダンスがじょうずな女子学生がいて、きっとガーナでもダンスが大好きな若者なんだろうなあと思いました。
 日本の高校生との交流プログラムの一環としてのよさこい踊り、きっとガーナの高校生たちにも、一生の思い出になるだろうと思います。

 すべての演舞を終えて、渋谷駅方面に向かう踊り子たち(NHK前ストリート2012)


 先日、カバンの中に入れておいたペットボトルの水がこぼれてケータイが壊れてしまったのですが、その後、いっしょに入っていたカメラも壊れたことがわかりました。それで、今年のスーパーよさこいはケータイカメラで撮影したのですが、画素が小さくて、きれいには写っていませんでした。
 昨年2011年8月の原宿スーパーよさこいの写真をUPします。昨年撮影した方は、まあまあ写っていました。







  

  

  

<つづく>
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぽかぽか春庭「踊るひまわり2012」

2012-09-02 00:00:01 | エッセイ、コラム
2012/09/02
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>十二単日記2012夏(1)踊るひまわり2012

 学校体育教育に、武道とダンスが必修として取り入れられることになりました。武道のほうは、学校現場で適切な指導ができる教師ばかりでなく、死亡事故も起こるなど実施の問題点が残ります。
 ダンスもまた、すべての学校で必修化するには指導者が不足とのことで、最近、体育教師が、ヒップホップダンスの研修を受けている、というテレビニュースも見ました。無骨な男性体育教師が、懸命にステップを踏んでいるのを見て、ダンス必修化もたいへんだなあと思いました。

 今のことはわからないけれど、昔の群馬県。私が子どものころ、ダンスは女子の必修科目でした。中学校の女子体育では必ずダンスの授業があり、創作ダンスの発表が楽しみでした。
 日本全国、必ずダンス授業があるのかと思っていましたが、いろんな地域の人の話を聞いても、ダンス授業必修というのは、全国的ではなかったみたいです。

 高校でも、1週間の体育授業3時間のうち、1時間は「外体育」と言ってグラウンドでソフトボールや陸上競技をやる。1時間は「中体育」、体育館でバスケットやバレーボールをやる。もう1時間はダンス。創作ダンスの時間でした。
 私はダンスのカオル先生が大好きでしたから、ダンスの時間だけやりたくて、外体育も中体育も嫌いでした。「体育会系」という思考方法がどうにもこうにも生理的に合わなくて、体育会系の男性体育教師が嫌いだったのです。運動会の行進練習で、列が10センチでもそろわないと怒り出す精神って、なんだったんでしょう。
 自分らしく自由に表現していいダンス、好きです。

 群馬から出て東京にいる間はダンスの練習をしませんでしたが、中学校教師になって、演劇部を指導することになり、身体訓練法を学ぶためにダンスレッスンを再開しました。以来、ダンス歴40年近くになります。クラシックバレエ、モダンダンス、ジャズダンス、さまざまなダンスを練習してきました。腰痛になったり出産時にはダンスの練習に通えず、休み休みでしたけれど、中国に半年赴任しているあいだは、東方肚皮舞(中国式ベリーダンス)も習いました。

 40年も続けて、いまだに上手にならないのが不思議。たいていはひとつのことを40年も続ければ少しは進歩するものなのに。
 90歳まで踊り続けてどんどん深化していった武原はんとか、私より年上なのに、いまもバレエ団の看板プリマとして踊り続けている森下洋子とか、ああいう天才は別格ですから、私レベルの踊りがどんどん下手になるのは、やはり鍛え方が足りないので、仕方ない。
 以前は3回くるりと回れたターンが、2回もきつくなったり、どんどん身体能力が落ちてきたのは、年のせいとあきらめますが、でも踊りたい。

 自分が踊るのも好きですけれど、踊りを見るのも好き。ローザンヌバレエコンクールの録画中継が放映されれば見るし、明日のジャニーズスターをめざしてバックダンサーやっている小学生の男の子の踊りも好き。BSで「少年倶楽部」とか見ます。未来のイケメン君を発見する楽しみもあるし。

 一番好きな表現方法は、いわゆる「創作ダンス」、私のダンスの原点だからです。
 創作ダンスの大会、毎年神戸で行われる「全高校大学ダンスフェスティバル」、ダンス甲子園と呼ばれたりしますが、高校生のほか、大学生も全国からあつまります。この大会のためにダンスに打ち込んできた学生たちが、芸術性ゆたかに表現する創作ダンス。

 今年の神戸25回大会、8月27日にNHKが放映したのに見逃してしまいました。原宿のスーパーよさこいを見に行って、録画するの忘れた。再放送はないだろうから、誰かがネットUPしてくれるのを待ちます。

 さて、私が所属しているジャズダンスサークルは、踊る大陽、踊るひまわり「ダンスィングそれいゆ」といいます。シルクドソレイユというサーカス団があるので、私はサークル名を決めるときに別案を出したのですが、不採用。「それいゆ」に決まりました。決まってみれば、それいゆも悪くないかなと。
 ひまわりのように明るく楽しく踊れたらいいね、という気持ちで毎週金曜日夜に集まって練習を続けてきました。
 生涯教育サークル連合会の発表会、文化センター祭に2006年から参加しています。今年も踊ります。

 私は今回、アデルの「ルーモアハズイット」とプレスリーの「監獄ロック」を踊ります。ダンス歴40年のへたっぴダンス、練習つづけてやっと振り付け覚えて、本番でターンしてこけるってパターんですが。レッスンできるのはあと2回。
 お日様のように明るくヒマワリのように鮮やかに、楽しく踊れますように。

<つづく>
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぽかぽか春庭「2012年8月 目次」

2012-09-01 00:00:01 | エッセイ、コラム


2012年8月目次

08/05 ぽかぽか春庭ことばのYa!ちまた>女性と災厄(1)女はたたかい続ける
08/07 女性と災厄(2)父と暮らせば
08/08 女性と災厄(3)灼熱の魂
08/09 女性と災厄(4)サラの鍵
08/11 女性と災厄(5)やがて来る者へ
08/12 女性と災厄(6)記憶の糸を紡ぐ 震災・戦争・女
08/14 女性と災厄(7)写文・原民喜「夏の花」
08/15 女性と災厄(8)確認Article 9 of the Japanese Constitution
08/17 女性と災厄(9)ヒマワリ映画

08/18 ぽかぽか春庭ことばのYa!ちまた>夏の花ひまわり蘊蓄(1)ひまわりの原産地とひまわりの歴史
08/19 ひまわり蘊蓄(2)ヒマワリ絵画
08/21 ひまわり蘊蓄(3)英国王の植物園、大陽王の紋章
08/22 ひまわり蘊蓄(4)日本語のひまわり、各国語のひまわり
08/23 ひまわり蘊蓄(5)ヒマワリ花言葉、誕生日の花・国の花
08/25 ひまわり蘊蓄(6)ひまわりの種類とネーミング
08/26 ひまわり蘊蓄(7)ギリシャ神話のヒマワリ
08/28 ひまわり蘊蓄(8)ひまわりを食べる
08/29 ひまわり蘊蓄(9)ヒマワリ短歌とヒマワリ俳句
08/30 ひまわり蘊蓄(10)さまざまなひまわり-ひまわり革命
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする