ここからは2023年5月3日、ゴールデンウイーク後半初日の取材です
2023年5月3日、前回(4月21日)の富山県取材の時に行けなかった所の取材のために再度富山県へ行ってみました
まずは、時間切れのため行けなかった所(施設)に行きましたよ
吉原地区は、入善町役場の北西約3kmのところ
入善町役場前から国道8号線を南西へ、約2.4kmで青木東信号を斜め右(北西)へ県道114号線です
約900mであいの風とやま鉄道の踏切です
間も無く「1.2km⇑杉沢の沢スギ」の案内板です
道成りに右カーブを過ぎると左手の田圃の先に特異な建物が見えました
北東側の駐車場に入りました、10台ほどの車が止まっていて家族連れが散策しています
駐車場北側に杉沢の沢スギのモニュメントです
後ろの林が沢スギと呼ばれる場所です
駐車場の入善町案内図です
更にもう一枚は杉沢の沢スギの案内図です、古くなってしまっていますが何とか読めますね
沢スギ自然館
朝9時00分~午後5時00分 午後4時30分までにご入館ください
林内の見どころ
①多様な植物 暖地性、山地性植物の分布が見られる。
②伏条更新 沢スギの伏条更新の代表例が見られる。
③林内の環境 展望デッキに上がって林内の環境を観察してみよう。
④湧水地点 湧水(わき水)が見られる。
⑤かたち 1本の親木から伏条更新した沢スギのかたちを観察してみよう。
⑥人による管理 人の手を加えて沢スギを育成してきた例を見てみよう。
では、建物(沢スギ自然館)に行ってみましょう、高い塔は展望デッキです
沢スギ自然館は無料の施設です
早速、展望デッキに上って見ました西側
北側です
杉の木にフジが満開に咲いていました
東側です
では、沢スギ自然館から北西側への出入り口から見て行くことにしました
木道が敷かれています
快適に進みます
説明版を見て行きましょう
生活の森・人による管理
かつての沢スギは林は、「生活の森」として利用されていました。
スギの幹は、家の柱などの建築用材やはさ木などに、樹皮は、屋根の葺き板に、葉(スパン)や小枝は、燃料に利用されていました。沢スギは人々にとって、生活をしていく上でかかせないものだったのです。
そのため、人々は、枝払いや下草刈りなどを行い、枝や刈草も利用しながら、スギを育てて来ました。
●枝払い
根の張りが浅く狭いので、風雪による倒木を防ぐため、枝を払うなどの手入れをしました。
●下草刈り
雑木の若木や、幹に巻きつくつる草などを刈り取ってスギの若木の生育を助けました。
中央付近から左(西)に入ると杉の木が倒れています
倒れたスギの根株が露わになって、根には丸い河原石が入っています、手前の説明版にあったような手入れが行こなわれないと、このようになってしまうようです
来た木道を戻って北側に進みます、沢スギの利用跡でしょうか、切株が多く見られます
木道が杉の木を避けて造られていますね
また中央部分から左(西側)へ進みます
全国名水百選の標柱です
湧水説明版です
湧水(わき水)地点
気温と湧水の水温とを比べてみましょう。
水中温度計が、湧水の中に立ててあります。
●湧水(わき水)の特徴
黒部川扇状地の扇頂ふきんで伏流して地下を流れてきた湧水は、1年を通して水温の差が小さいので、夏は冷たく冬は温かく、感じられます。
夏は気温より湧水の温度が低いので、昔はこの湧水でスイカを冷やして食べたものです。
冬は、気温に比べて、湧水の温度が高いので、寒い朝などは、水面から水蒸気が立ちのぼり、もやがかかって見えることがあります。
綺麗な水が湧いているようですが、木道の下が湧水点になっているようで見る事が出来ませんでした
北側から湧水点の説明版を見ました
伏条更新が見られます
奥には木道の敷かれていない部分が在ります、丸石が多く転がっています
林の中では大きな杉の木です
東側の木道に出ました
伏条更新で利用された杉の切株です
伏条更新の説明版です
伏条更新
地下水位が高く水分の多すぎる土地、また表土が浅く砂や小石まじりで養分の少ない土地に生育する「沢スギ」は、親木の根元から枝が出て横に張り、地表についたところから根を出すという伏条更新の性質を持っています。
しかし、林内外の環境の変化から、新たな伏条更新が見られなくなってきています。そのため、天然記念物に指定された当時の林内環境に近づけるよう、長期間にわたり整備を進めているところです。
ガクアジサイですね
これは
テンナンショウ属の花です
林内の多用に動植物の説明版です
【動物】海岸近くの平地では珍しいナミウズムシ、トビケラ類、湧水に棲むトミヨや本来は渓流に生息するシマアメンボなど約120種類が知られています。
【植物】暖地性のイノデ、オオキジノオシダ、キジノオシダ、ベニシダ、や山地性のヤマドリゼンマイなどのシダ類が多く見られます。
このほか、タブノキやカラタチバナ、オモト、ユズリハなどの暖温帯の植物が見られる一方、黒部川の洪水の際に流されてきたと考えられるショウジョウバカマやノリウツギなどの山地性の植物も見る事ができます。
また、沢スギの林内で発見された自生の菊咲き性のサクラが、新品種であることが明らかとなり、「入善乙女キクザクラ」と命名されています。
沢スギ自然館の北側出入口へ戻って来ました、なんだか逆コースで回ってきた感じになってしまいました
田植えの準備の進む田圃越しに、黒部の山々を見ました
では、次へ行きましょう
2023年5月3日午後1時15分訪問です
2023年5月3日、前回(4月21日)の富山県取材の時に行けなかった所の取材のために再度富山県へ行ってみました
まずは、時間切れのため行けなかった所(施設)に行きましたよ
吉原地区は、入善町役場の北西約3kmのところ
入善町役場前から国道8号線を南西へ、約2.4kmで青木東信号を斜め右(北西)へ県道114号線です
約900mであいの風とやま鉄道の踏切です
間も無く「1.2km⇑杉沢の沢スギ」の案内板です
道成りに右カーブを過ぎると左手の田圃の先に特異な建物が見えました
北東側の駐車場に入りました、10台ほどの車が止まっていて家族連れが散策しています
駐車場北側に杉沢の沢スギのモニュメントです
後ろの林が沢スギと呼ばれる場所です
駐車場の入善町案内図です
更にもう一枚は杉沢の沢スギの案内図です、古くなってしまっていますが何とか読めますね
沢スギ自然館
朝9時00分~午後5時00分 午後4時30分までにご入館ください
林内の見どころ
①多様な植物 暖地性、山地性植物の分布が見られる。
②伏条更新 沢スギの伏条更新の代表例が見られる。
③林内の環境 展望デッキに上がって林内の環境を観察してみよう。
④湧水地点 湧水(わき水)が見られる。
⑤かたち 1本の親木から伏条更新した沢スギのかたちを観察してみよう。
⑥人による管理 人の手を加えて沢スギを育成してきた例を見てみよう。
では、建物(沢スギ自然館)に行ってみましょう、高い塔は展望デッキです
沢スギ自然館は無料の施設です
早速、展望デッキに上って見ました西側
北側です
杉の木にフジが満開に咲いていました
東側です
では、沢スギ自然館から北西側への出入り口から見て行くことにしました
木道が敷かれています
快適に進みます
説明版を見て行きましょう
生活の森・人による管理
かつての沢スギは林は、「生活の森」として利用されていました。
スギの幹は、家の柱などの建築用材やはさ木などに、樹皮は、屋根の葺き板に、葉(スパン)や小枝は、燃料に利用されていました。沢スギは人々にとって、生活をしていく上でかかせないものだったのです。
そのため、人々は、枝払いや下草刈りなどを行い、枝や刈草も利用しながら、スギを育てて来ました。
●枝払い
根の張りが浅く狭いので、風雪による倒木を防ぐため、枝を払うなどの手入れをしました。
●下草刈り
雑木の若木や、幹に巻きつくつる草などを刈り取ってスギの若木の生育を助けました。
中央付近から左(西)に入ると杉の木が倒れています
倒れたスギの根株が露わになって、根には丸い河原石が入っています、手前の説明版にあったような手入れが行こなわれないと、このようになってしまうようです
来た木道を戻って北側に進みます、沢スギの利用跡でしょうか、切株が多く見られます
木道が杉の木を避けて造られていますね
また中央部分から左(西側)へ進みます
全国名水百選の標柱です
湧水説明版です
湧水(わき水)地点
気温と湧水の水温とを比べてみましょう。
水中温度計が、湧水の中に立ててあります。
●湧水(わき水)の特徴
黒部川扇状地の扇頂ふきんで伏流して地下を流れてきた湧水は、1年を通して水温の差が小さいので、夏は冷たく冬は温かく、感じられます。
夏は気温より湧水の温度が低いので、昔はこの湧水でスイカを冷やして食べたものです。
冬は、気温に比べて、湧水の温度が高いので、寒い朝などは、水面から水蒸気が立ちのぼり、もやがかかって見えることがあります。
綺麗な水が湧いているようですが、木道の下が湧水点になっているようで見る事が出来ませんでした
北側から湧水点の説明版を見ました
伏条更新が見られます
奥には木道の敷かれていない部分が在ります、丸石が多く転がっています
林の中では大きな杉の木です
東側の木道に出ました
伏条更新で利用された杉の切株です
伏条更新の説明版です
伏条更新
地下水位が高く水分の多すぎる土地、また表土が浅く砂や小石まじりで養分の少ない土地に生育する「沢スギ」は、親木の根元から枝が出て横に張り、地表についたところから根を出すという伏条更新の性質を持っています。
しかし、林内外の環境の変化から、新たな伏条更新が見られなくなってきています。そのため、天然記念物に指定された当時の林内環境に近づけるよう、長期間にわたり整備を進めているところです。
ガクアジサイですね
これは
テンナンショウ属の花です
林内の多用に動植物の説明版です
【動物】海岸近くの平地では珍しいナミウズムシ、トビケラ類、湧水に棲むトミヨや本来は渓流に生息するシマアメンボなど約120種類が知られています。
【植物】暖地性のイノデ、オオキジノオシダ、キジノオシダ、ベニシダ、や山地性のヤマドリゼンマイなどのシダ類が多く見られます。
このほか、タブノキやカラタチバナ、オモト、ユズリハなどの暖温帯の植物が見られる一方、黒部川の洪水の際に流されてきたと考えられるショウジョウバカマやノリウツギなどの山地性の植物も見る事ができます。
また、沢スギの林内で発見された自生の菊咲き性のサクラが、新品種であることが明らかとなり、「入善乙女キクザクラ」と命名されています。
沢スギ自然館の北側出入口へ戻って来ました、なんだか逆コースで回ってきた感じになってしまいました
田植えの準備の進む田圃越しに、黒部の山々を見ました
では、次へ行きましょう
2023年5月3日午後1時15分訪問です
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