魚津埋没林博物館には前回4月21日に寄ってみたのですが、終館時間まで40分ほどしか無かったので諦めてしまったので
今回は、午後2時半に寄ることが出来たので、ゆっくりと展示を見る事が出来ました
釈迦堂地区は、魚頭市役所の西南西約1.5kmのところ
「あいの風とやま鉄道(旧北陸本線)魚津駅」と「富山地方鉄道本線新魚津駅」の北側の陸橋を西へ越えます
約1kmで北鬼江西信号を左(南)へ県道2号線(しんきろうロード)で富山湾沿いを進みます
海岸沿いの堤防の上には多くのカメラマンが集まっています「春の蜃気楼」を狙っているようです
約1.5kmで右手に魚津埋没林博物館の三棟の建物が有ます
手前を左(東)に入って駐車場へ入ります、県道脇の小さなカフェテリアのような建物がエントランスになっていています
駐車場の魚津観光案内図です「ほたるいか群雄海面」「埋没林」「蜃気楼」は魚津三大奇観に指定されています
前回の富山取材では「ホタルイカの身投げ」を見ようと新月の日4月20日に行ったのですが、見られませんでした
魚津ーーーその特異な地形が生み出す水との共生の説明版です
岡本眸蜃気楼句碑です、「しばらくは 恋めくこころ 蜃気楼」眸(ひとみ)、秘境クロベ峡谷産の閃緑岩(重量10.5t)で碑が作られています。
では、チケットを入手して、博物館の展示を見て行きましょう
中庭の案内板です、建物は4棟に分かれています、地下道でテーマ館に入って北側のドーム館、南側に水中展示館と乾燥展示館です
説明版です
国指定特別天然記念物
魚津埋没林
埋没林とは・・・魚津埋没林は、今から約2000年~1300年前頃に現在の魚津港周辺に広がっていた杉の原生林跡です。
1930(昭和5)年の魚津港建設工事の際、海岸の砂浜を1m程度堀り下げた土中から、200株以上の樹根が発見されました。
発見された樹根の大部分はスギで、幹の直径が2m以上、推定樹齢500年の巨木も見つかっています。
魚津埋没林の発見から、約2000年前の魚津の海岸付近はスギ原生林の広がる風景だったことが明らかになっています。
2000年前のスギ林の姿・・・魚津埋没林では、埋没林やその周辺の地層から発見された植物や昆虫などから、埋没林が生きていた当時の姿は周囲に湧水など水が豊富な環境がある杉林だったと推定されています。
海岸の湧水地帯にスギ林が成立している様子は、現在の黒部川扇状地末端に見られる「杉沢の沢スギ」によく似たものだったと考えられています。
魚津埋没林の謎・・・埋没林樹根の多くが根を張った状態のまま現在の海水面よりも低い位置から出土したため、その原因をめぐって発見当初から魚津埋没林は注目され、断層活動による陥没、地盤の沈降など様々な説が唱えられました。
現在は約2000年前の冷涼な時期に海面が低下して広がった海岸部が形成された森林跡との考えが主流となっていますが、議論はまだ続いています。
過去の環境とその変化を現在に伝える貴重な証拠として、魚津埋没林は国の特別天然記念物に指定されています。
昭和11年12月国天然記念物指定時の標柱です
昭和30年8月の国・特別天然記念物指定時の標柱です
まずは北側のドーム館に行ってみました
北側の出入り口から入るとドーム中央に橋が渡っていて、下に③④が発掘時の状態のままの埋没林を見ることが出来ます
②橋の真下の株です
①西端の株です
壁面には地層が保存されています
下のへ降りてみました
壁面の説明版です
順に見てみました
次は「乾燥展示館(掘り出された根の展示館)」です
西側出入口から入ると右手に多いな①根鉢です、幹(根元)の直径約2.5m、全体の直径5.5m、1620+-100年前のものだそうです
角には、幹の輪切り(埋没林ではなく現在のもの?)北米産米スギだそうです、1669年寛文東行記には「最古の蜃気楼の記録」の表記があります
②立てて幹が展示っされています、幹の直径1.0m、長さ10mの大木です
③こちらも大きな根鉢です、全体の直径約5.3mです
次は、一番お勧めの「水中展示館」です、水中展示館は1952~53年に行われた発掘現場に水を満たして保存展示しています。
魚津埋没林が約2000年を経てもほぼ元の木材の質を保っている要因の一つに冷たくきれいな地下水の存在があると考えられた保存方法です。この水槽は、1954年に開催された富山産業大博覧会の魚津会場の一部として建設・公開されました。
東側の出入り口から入ると大きなプールになっています、真ん中に②大きな根が水中に沈んでいます
北側から見ました
ねっこプロフィールです、一番大きな親分根っ子・・・博物館の親分根っ子、500年位い生きたスギの木だったと考えられています。幹の根元の直径2m、端から端まで約10m、1900年前頃生きていました。
北側の①根です
西側から見ました
根っ子だけは太い子分根っ子です。幹の根元に直径1.5m、端から端まで5.2m位いですが、根っ子の太さは親分にも負けていません。
南側の③根です
北西側から見ました
幹の根元の直径1.7m、端から端まで5m位い、親分に遠慮している子分根っ子です
階段を下りて水槽の横から見る事が出来ます
水中保存の秘密の説明です
子分根っ子です
親分根っ子です
「埋没林の蜃気楼」の説明版です
「2000年前の巨木を想像してみよう」の説明版です
この後は、テーマ館で「映像ライブラリ」で蜃気楼と洞杉の映像を見て、テーマ館屋上から日本海をみて来ました
では、次へ行きましょう
2023年5月3日午後2時30分訪問です
今回は、午後2時半に寄ることが出来たので、ゆっくりと展示を見る事が出来ました
釈迦堂地区は、魚頭市役所の西南西約1.5kmのところ
「あいの風とやま鉄道(旧北陸本線)魚津駅」と「富山地方鉄道本線新魚津駅」の北側の陸橋を西へ越えます
約1kmで北鬼江西信号を左(南)へ県道2号線(しんきろうロード)で富山湾沿いを進みます
海岸沿いの堤防の上には多くのカメラマンが集まっています「春の蜃気楼」を狙っているようです
約1.5kmで右手に魚津埋没林博物館の三棟の建物が有ます
手前を左(東)に入って駐車場へ入ります、県道脇の小さなカフェテリアのような建物がエントランスになっていています
駐車場の魚津観光案内図です「ほたるいか群雄海面」「埋没林」「蜃気楼」は魚津三大奇観に指定されています
前回の富山取材では「ホタルイカの身投げ」を見ようと新月の日4月20日に行ったのですが、見られませんでした
魚津ーーーその特異な地形が生み出す水との共生の説明版です
岡本眸蜃気楼句碑です、「しばらくは 恋めくこころ 蜃気楼」眸(ひとみ)、秘境クロベ峡谷産の閃緑岩(重量10.5t)で碑が作られています。
では、チケットを入手して、博物館の展示を見て行きましょう
中庭の案内板です、建物は4棟に分かれています、地下道でテーマ館に入って北側のドーム館、南側に水中展示館と乾燥展示館です
説明版です
国指定特別天然記念物
魚津埋没林
埋没林とは・・・魚津埋没林は、今から約2000年~1300年前頃に現在の魚津港周辺に広がっていた杉の原生林跡です。
1930(昭和5)年の魚津港建設工事の際、海岸の砂浜を1m程度堀り下げた土中から、200株以上の樹根が発見されました。
発見された樹根の大部分はスギで、幹の直径が2m以上、推定樹齢500年の巨木も見つかっています。
魚津埋没林の発見から、約2000年前の魚津の海岸付近はスギ原生林の広がる風景だったことが明らかになっています。
2000年前のスギ林の姿・・・魚津埋没林では、埋没林やその周辺の地層から発見された植物や昆虫などから、埋没林が生きていた当時の姿は周囲に湧水など水が豊富な環境がある杉林だったと推定されています。
海岸の湧水地帯にスギ林が成立している様子は、現在の黒部川扇状地末端に見られる「杉沢の沢スギ」によく似たものだったと考えられています。
魚津埋没林の謎・・・埋没林樹根の多くが根を張った状態のまま現在の海水面よりも低い位置から出土したため、その原因をめぐって発見当初から魚津埋没林は注目され、断層活動による陥没、地盤の沈降など様々な説が唱えられました。
現在は約2000年前の冷涼な時期に海面が低下して広がった海岸部が形成された森林跡との考えが主流となっていますが、議論はまだ続いています。
過去の環境とその変化を現在に伝える貴重な証拠として、魚津埋没林は国の特別天然記念物に指定されています。
昭和11年12月国天然記念物指定時の標柱です
昭和30年8月の国・特別天然記念物指定時の標柱です
まずは北側のドーム館に行ってみました
北側の出入り口から入るとドーム中央に橋が渡っていて、下に③④が発掘時の状態のままの埋没林を見ることが出来ます
②橋の真下の株です
①西端の株です
壁面には地層が保存されています
下のへ降りてみました
壁面の説明版です
順に見てみました
次は「乾燥展示館(掘り出された根の展示館)」です
西側出入口から入ると右手に多いな①根鉢です、幹(根元)の直径約2.5m、全体の直径5.5m、1620+-100年前のものだそうです
角には、幹の輪切り(埋没林ではなく現在のもの?)北米産米スギだそうです、1669年寛文東行記には「最古の蜃気楼の記録」の表記があります
②立てて幹が展示っされています、幹の直径1.0m、長さ10mの大木です
③こちらも大きな根鉢です、全体の直径約5.3mです
次は、一番お勧めの「水中展示館」です、水中展示館は1952~53年に行われた発掘現場に水を満たして保存展示しています。
魚津埋没林が約2000年を経てもほぼ元の木材の質を保っている要因の一つに冷たくきれいな地下水の存在があると考えられた保存方法です。この水槽は、1954年に開催された富山産業大博覧会の魚津会場の一部として建設・公開されました。
東側の出入り口から入ると大きなプールになっています、真ん中に②大きな根が水中に沈んでいます
北側から見ました
ねっこプロフィールです、一番大きな親分根っ子・・・博物館の親分根っ子、500年位い生きたスギの木だったと考えられています。幹の根元の直径2m、端から端まで約10m、1900年前頃生きていました。
北側の①根です
西側から見ました
根っ子だけは太い子分根っ子です。幹の根元に直径1.5m、端から端まで5.2m位いですが、根っ子の太さは親分にも負けていません。
南側の③根です
北西側から見ました
幹の根元の直径1.7m、端から端まで5m位い、親分に遠慮している子分根っ子です
階段を下りて水槽の横から見る事が出来ます
水中保存の秘密の説明です
子分根っ子です
親分根っ子です
「埋没林の蜃気楼」の説明版です
「2000年前の巨木を想像してみよう」の説明版です
この後は、テーマ館で「映像ライブラリ」で蜃気楼と洞杉の映像を見て、テーマ館屋上から日本海をみて来ました
では、次へ行きましょう
2023年5月3日午後2時30分訪問です
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