▲10号三重芯変化菊@たまむら花火大会
今回はこういった多重芯を見に行ったようなものである。
行きたかったけれど、「アシ」がなくてなかなか行けなかった群馬県のたまむら花火大会に行ってきた。今回は花火鑑賞士仲間でレンタカーを借りて、初参戦。もちろん、私は「乗るだけ」である。
バラバラのところに住んでいる人を拾いながら高速に向かうというプランは、3連休初日の都内の渋滞であえなく断念。車で来た者、電車で来る者をいったん自宅に上がってもらい、時間調整をする。
一応片付けたつもりだけれど、ばっちり「鋼」はチェックされていた(笑)。
みんなが集まったところで再出発! いろいろ脇道を経て遠回りなどをしながら高速に入る。しかし、高速も車の密集地帯で、のろのろ運転状態。ドライバー役には感謝である。
途中のSAなども人でいっぱい! 連休恐るべし。
結局現場に着いたのは当初の予定より3時間ぐらい遅くなってしまった。先行して場所を確保してくれた人(ありがとう~!)と合流。とりあえずその場に行く。
時、おりしも日中最高気温時間帯。田んぼの真ん中は風が通り抜けて気持ちよいが、何しろ気温が高い。同行の者は用水路に足を突っ込んで涼んでいる状態。
そうこうしているうちに近所のスーパーに避難して暑さをやり過ごす。
Tamamuran Night posted by (C)樹美
夕方近くになって改めて現場へ行くが今度はどうも北西方向の雲が気になる。
そういえば群馬県南部は「晴れ。夕方、雷を伴う猛烈な雨」の予報だった。やがて、遠くに稲光が走り出す。その雷光は少しずつではあるが、こちらに近づいているような…。私が見たケータイサイトでは「雨が降り出すまであと7分」なんて表示が出やがった。
確かに雨は降ったが、地面が濡れるほどではなく、程なく上がった。花火が上がっている間も1度大粒の雨が落ちてきたが、その2、3粒のみ。
Tamamuran Night posted by (C)樹美
▲この花火、大きく見るといい。クリックしてフォト蔵サイトへ
花火は「菊屋小幡花火店」という、技術力の高いところが上げているので、安心して見ていられる。
あとで写真で確認してみると、小さなところまで点滅したり変化したりと、実に仕事が細かい。ある意味、写真に撮り甲斐のある花火である。
楽しみは、10号の多重芯。
失礼ながら地方のそれほど有名でも大きくもない(でも花火好きには広く知られている)花火大会で、このレベルの花火が見られるのは実に幸せなことである。
まるで細かな包丁細工を凝らした懐石料理をいただいた気分…というのはちょっと気障だろうか…。
次の機会が得られるなら、もう一段下がったところで全体をよく見たいものである。
Tamamuran Night posted by (C)樹美