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意外と流行っていた

2011-04-17 22:00:00 | アート


▲光則寺の枝垂れ桜(@鎌倉110402)

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 やっと「岡本太郎展」@国立近代美術館に行ってきた。
 3月8日に始まったのだが、直後にあの地震。震度5を記録した東京では、公共施設の多くが安全点検のために臨時休館に入った。当面の安全が確認されたころには、計画停電。大きな箱モノは、節電モードに入り、休館継続と相成った。
 それでも3連休だけ開館したりはしていたのだが、あくまで企画展のみの開館だったり、なかなか通常営業には戻らない。そうやって時は経って行ったが、現在も時間短縮公開中である。



 午前中に会場に入ったが、「思ったより混雑しているなぁ」って感じだった。岡本太郎の芸術活動を時系列で展示しているオーソドックスな展開。もちろん、有名な太陽の塔の一連の展示や、パブリックアートの展示もあった。
 太郎の撮影した縄文土器の写真を見て、生まれた時から火炎型土器が身近にあったことを感謝する。
 後半には目玉の部屋があり、そこには「座ることを拒否する椅子」も展示。みんな入れ違いに座り心地を確認していた(笑)。私は岡本太郎記念館で空いているときにひとり占めしていたことがある。

 会場を出て、関連グッズを見る。
 「太陽の塔」茶碗と大好きな「午後の日」のマグネットを買う。


 昼過ぎだったのでレストランに向かうが、30人ぐらい並んでいたのであきらめる。竹橋って、ほかに飲食店がないのが難である(毎日新聞のビルも日曜日は休館だ)。
 休憩室もオレンジゼリージュース(少しでも腹持ちがよさそうなので…)が直前に売り切れとなる悲劇。皆考えることは同じである(笑)。

 常設展を見る。
 川合玉堂「行く春」の桜の描写に息をのむ(http://search.artmuseums.go.jp/records.php?sakuhin=2808)。日本画だから、膠の使い方だろうか。桜の花びらの下部に顔料溜りができるように描いて、そこが強く光を反射するので、本当に立体的に見える。遠くから見ているとまるで桜の花びらを1枚1枚張ったかのような質感である。それが大量に左双にある
 ふつう、この作品は3艘の船や散り行く花びらに注目するものらしいが(笑)

 帰るころには、岡本太郎展のチケット売り場は3重の列、会場は大混雑で少しびっくりした。


 お堀にはまだ少し桜が残っていた。
 もっとも腹ペコな私は一目散に帰宅したのだが(笑)