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新コレに行ってきたよ

2011-04-24 21:00:00 | 花火

▲新作花火コレクション2011
 今回金賞を飾った「Gold Jewelry Collection」~スリーゴールドの輝き~。静岡県の光屋窪田煙火工場の窪田大輔さんによる作品。薬品の配合を変えることでグリーンゴールド、イエローゴールド、ピンクゴールドを3つの色を表現。また、点滅しているように見えるキラキラ花火は、実はとても扱いが難しい火薬だそうだ。(あぁ、画像劣化が…)

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 昨日、地震の影響で延期となっていた大曲の「新作花火コレクション」が行われた。
 

 新幹線がまだ復旧中の今、夜行バスで秋田へグイーンと。東北道は、震災の影響でなかなかの凸凹具合だった。
 中越地震の1週間後に関越道を走った際(やはり高速バス)は、気持ち悪い揺れを感じる走行だったのだが、東北道ではガツンという衝撃とともに空を飛ぶ感覚。地震の「成り立ち」が違うと、高速道路への被害も異なるようだ。そんな東北道を、私が乗った秋田行きバスを青森の八戸行きのバスがばびゅーんと追い越して行った。思いは北へ…。 早朝、秋田駅に着いてさっそく温泉へ。温泉で体をほぐして、そのまま朝食。秋田もお米がおいしいぞ! タクシー運ちゃんが、人が来なくってねぇってぼやいていたのが印象的だった。

 午前中に大曲の会場に移動。
 さっそくお手伝いを…と思ったのだが、なんだか作業の端境期に到着してしまったみたいで…。そして、当日はあいにくの雨予報。開催決定の情報からあまり時間が経ってないせいもあるのか、人出はイマイチ。
 午後2時を過ぎて、プログラム販売娘隊(10~40代だから一部詐称偽りありか・笑)が揃いのピンクのジャンパーを着て出発。駐車場で雨宿りしているであろう花火観客に向けて声をかけて販売した。意外と買ってくれる人がいて、しかも複数冊買ってくれる人がいて、ちょっと気をよくする(単純)。
 それでも夕方になれば、すこしずつ人がやってくる。テント内でのプログラム販売にも力が入る。地元と盛岡の青年会議所による、震災復興の募金も行われていた。気が付けば、プログラム販売の横にもひっそりとそんな募金箱が(いったい誰がいつ置いたんだろう)…。

 今回は震災で大仙市に避難してきた方も招待したそうだ。協賛者や招待者はストーブが焚かれたテントへ、一般の人は傘を差しながらの花火鑑賞となった。

 途中までは小雨の中での観覧だったが、残り1/3のところで雨脚が強まり、突風も吹く事態に…。雷も鳴っていたかな。
 あまりの強風に目の前で打ち上げられた花火が頭上で、いや頭上を飛び越えて花開く大迫力となった。引先が風に流されるんだものなぁ…。片貝や長岡でたまにある事態だが、打ち上げ場所が近いだけに、なかなかめったにない「手に汗」状態。
 あまりの風の強さに、私も撮影を途中で断念(傘が壊れました)。途中で撤退してしまう観客も結構いた。
 それでも、最後まで無事に打ち上げが終わったのは何より。
 そして、やっぱり花火って素敵だ。

 今回で20回目を迎えるこの新作コレクションは、過去の入賞者によるグランドチャンピオン大会でもあったたただ先の震災を経て、一部プログラムを変更。
 最終プログラムは「FAINAL HANABI 灯せ 希望の光! つながれ ニッポン」。打ち上げに際し、地元の小学生による震災復興へのメッセージが流れた。

 大会後、バタバタと後片付けをして、レセプション会場へ。ちゃんとしたホテルなんだけれど、傘を失った私は特大テルテル坊主状態での入館となった(笑)。
 幸い、結果発表を聞くことができてよかったが、最後の鑑賞士賞はいったい誰だったんだろうな。 そこだけを残して、再び夜行バスの住人となった。

 東京の朝日はまぶしかった。 
 
▼プライベート花火で上がった「昇曲付四重芯引先紅光露」。7号玉でこんなきれいな四重芯って素晴らしい。



 会場でお世話になったみなさま、ありがとうございました。