▲絞りはあっていたんだけどなぁ~
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前々から行ってみたいと思っていた風まつりに行ってきた。最近は、いせはら芸術花火と日程が被っていたからね。
ということで、JR飯田線小坂井の駅に降り立てばあまりの何もなさに少々驚く。券売機もないんですが…。まぁ、PASMOが使えるからいいけどね。
駅前の家に紙で作った花飾りが刺さっていた。あー、こういうところ片貝と一緒だぁって思いつつ、静かな通りを歩く。と、屋台が出てきたので、何となくこっちかなぁって感じで菟足(うたり)神社に辿り着く。
▲境内には露店がいっぱい。そして若い子がいっぱい
▲どうしてもこっちを向いてくれなかった幟は画像ソフトで反転さす(笑)
▲山車が1台来ていた。
山車は小坂井と宿の2つあるらしいが、この山車がどちらかはよく分からない。稚児踊りは丁度終わったばかりのようであった。境内に入ろうとすると、立ち入り禁止。どうやら手筒が奉納されているらしく、人込みの間から覗き見る。
▲昼の手筒もあるんだね~。式煙火奉納というらしい。
もう終盤だったのか、3本見ただけで終了となり、立ち入り禁止もすぐ解除となった。ということで、まずは参拝。
というか、まず屋根から水が出ているということに驚いたのだが、参拝するころにはもう止まっていた。これって、社殿に向かって手筒の火の粉が飛んでくるから、火災予防のためなのかなぁ。
▲菟足神社の本殿は屋根から水が出る。これって、手筒奉納の際の延焼予防なのかな
▲石畳には式煙火奉納の焦げ跡が。いつの間にか、屋根の水が止まり、屋根が乾いていた。
社殿名からか境内のあちこちにうさぎマーク。先ほどの昼の手筒の際に男衆が頭に着けていた帽子にもうさぎマークがついていた。境内には子宝に効験アリと思われる木が祭られていたりすることから、多産のウサギもそれに列記されたのだろうか。
▲社名にちなんでか、ウサギ神輿が。ものすごいエクステまつ毛です。聞き耳ダンボによると、卯年に作ったもので、新しいのができたので先代を外に飾っているのだとか
参拝を済ますと、本殿の左前にある神楽殿で静かに神楽が始まっていた。
▲神楽奉納。神楽終了後もこの2人はずっと神楽殿の奥に人形のように座っていた
境内の桜は散り残りといった感じで、時折ふわーっと桜吹雪が舞う。そのたびに、小さな子供が自然に舞い踊るのもかわいらしい。
とにかく神社には子供~若者が多く、なんだか健全に賑やかな感じ。駅からは想像できない子供密度である。皆、この祭りのために余所から集まってきたのか!?
▲いったん引き揚げようと思って横を見たら、山車の上で何かが始まっていた
▲山車の上から神社に向かって、獅子舞を見せているらしい。この終了後、山車は引き出されていった
神社を離れ、花火の観覧に向かう。
神社の境内から見える建物花火。この祭りの名物と聞く。ただ、花火観覧が主目的な私は(ここから少し離れたところで見るので)、多分これに火が付く所は見ないんだろう、と思ってじっくり見ようと近づいたら、すでに地元の子供たちが至近距離に侵入開始。あわてておとなたちが引き止めに走る(笑)。
夏にはトンボの楽園となる湿地らしく、子供たちにはなじみの場所なんだろう。
▲名物「建物花火」。木枠に沿わせた火薬に火が付くと、扉が開くように花火が広がっていくそうだ(2段返し)。今年は「桜花が咲いたら風まつり」「小槌を振るえば笑顔が溢れる 福を呼び込む大黒天」の2テーマと煙火目録に書いてあった
▲建物花火の後方には、文字仕掛けと、富士山花火のランスが張られていた
花火「だけ」観覧ポイントに着くと、既に20本以上の三脚がズラリと並ぶ。イマイチ場所がよく分からないが、とりあえずその端っこにそっと自分の三脚を置く。
すでに昼花火はポンポンと上がっていて、次第にわざわざ昼花火を見るために法被を羽織った地元民も増えてきた。
ここは昼花火を見るもんだと地元民が言い切る。
確かにこれだけの物量の昼花火が上がるのって、そうはないよなぁと思う(片貝でも昼の花火というか、真昼の三尺玉まであるけれど基本原理が違うと思う)。
この日は残念ながら空が白く、黒菊はよく見えた。
すぐ後ろを国道が走っており、何にもない所にポンポン上がる花火を見て、いったい何なのかと聞かれる。菟足神社からは少し離れているからね、ここ。
真昼の二尺玉を見る。
▲夜になりました
夜になって、田んぼの水路壁上に三脚を皆が下ろすので、私も見よう見まねで下ろしてみる。昼花火のときから気付いていたけれど、この場所、小さい花火が電柱に引っかかる。まぁ、暗くなれば問題ないかぁ。
みんなスタンバイ完了状態だけど、3号玉なんて誰も撮らないのよね。
▲誰も撮らない3号玉を、藍空好物の私が撮ります
▲ん? 本日は月のうさぎさんも観覧希望のようです
ということで、夜のメイン花火ゴールデンシリーズの始まり~。
19時からの約30分だけ異様に濃度が高まる花火である。
▲10号昇銀竜小花付三重芯丁子菊先紅降雪
▲10号昇銀竜小花付三重芯丁子引先緑降雪
▲10号昇銀竜小花付四重芯丁子白光先光露
▲10号昇曲導付四重芯橙銀点滅
▲10号昇銀竜付八方芯パステル残輪百花
▲10号昇銀竜付八重芯桔梗牡丹
▲10号昇曲導付竜付三重芯丁字菊先紫変化
▲10号昇曲導付四重芯残輪菊先橙色光露
▲10号昇曲導付五重芯さざ波錦先緑。目視はバッチリ決まっていた
▲10号昇銀竜付スプリングスノー(3発)&10号シルキーフラワー千輪(5発)
全然方向を間違えて、とりあえずあわてて向きを変えた結果、曲導が何もないorz
背景と同化した真っ黒な部分は本当に真っ黒な空間です
▲10号昇銀竜付紫芯錦かむろ先かすみ草
▲10号昇銀竜三重芯錦冠先降雪
▲10号昇曲導付四重芯菊先桃色降雪
▲8号昇曲導付千輪菊冠&10号昇曲導付五重芯錦冠先爆花同時打ち
▲今泉一雄氏追悼花火。8号4号計50玉の追い打ちと書いてあったけれど、そのレベルではない速さで追いつけない。5玉ワイド打ちだし、最後には10号昇銀竜付芯入錦冠菊5発の相打ちまで入って、もうなすがまま。
▲10号昇銀竜付四重芯錦さざ波牡丹。今泉一雄氏追悼花火の最後の1玉
▲2尺昇銀竜付八重芯丁字菊先桔梗紅白点滅変化。新潟の花火ばっかり見ていると、錦冠ではない大玉ってむしろ新鮮だけど、一瞬これが2尺なのかと疑う自分もいて、風圧で2尺と確認する(笑)
ここの花火って、いきなりクライマックスなのね。この後は8号6号がまばらに上がるみたいなので、手筒を見に神社の方へ。
もう手筒も後半で観客も引け気味。おかげで裏の方だけど見える場所へ潜り込めた。
▲いきなり、はねます!
▲火の粉多すぎで、奉納者が見えない~。
▲構えていても、はねの瞬間は動くのでぶれる。ちなみに、撮影している方もビクッてなる(笑)
▲対岸のオジサンたちの大型フラッシュ効果で時々こんなふうにも写る
▲若い子二人並んで奉納。ガンバレーの声が飛ぶ
▲対岸のフラッシュ効果。まぁ、狙う瞬間は表だろうが裏だろうが同じだからね
▲多分当人もこんなに大きく火の粉が広がっているって気づいていないのでは…。
▲最後の奉納者の手筒
この後、大筒へと続くのだが、私はあまり大筒に魅力を感じないので撤収。
予想より早くホテルにチェックイン。夜、いろいろしようかと思っていたが、新幹線を見ながらビールを飲んでいるうちに寝落ちである。予想以上に疲れていたようだ。