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蝶舞う初夏の秩父

2014-05-18 21:30:00 | 雑事つれづれ

▲4番金昌寺は石仏の寺。大酒のみの石仏もあったりするww

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 まだ咳が若干残るものの、ようやく体調が回復してきたので足慣らしに秩父にお出かけ。
 3週間ぶりの秩父はすっかり初夏の様相。緑が眩しい。

 すでに芝桜のシーズンは終わり、市中はGWほどの混雑はない。それでも1番は結構賑わっており、納経帳では朝イチに関わらず列を成す事態。

 まだ涼しいこの時期に2番を目指す。
 車では行けないって思っていたのだけど、結局ずーっとアスファルトの道で軽ならラクラク、普通車でも運転に気をつければちゃんと行けるところだった。アルファルトの道は「山道」と言わんぞ~。
 またこの道が、歩くことを前提に切り開いた道ではないようで、非常に斜度がきつかった。体調快復期には特に厳しく感じられたが、そんな坂をロードレーサーでものすごい呼吸音とともに上っていった人が2名ほどいたから何も言う権利はない。

 ちょっと歩いてはひと休みを繰り返す私の脇を、何羽もの蝶が舞う。
 この日はあちこちでずっと蝶がお供といった様相であった。


▲歩いてしか行けないと思っていた2番真福寺は、普通車なら行けることを知る。まだツツジが間に合った。


 真福寺は無住のため、納経は下の光明寺で行う。だから上まで上がらずに直接光明寺に行ってしまう人もツアーも結構あったりする。
 光明寺への下りは上りよりもはるかにキツイ斜度で、こちから上がってくる人は1番ルートよりもかなり厳しいものと推察される。すべてアスファルトの道であるが…。途中、横瀬川に支流の上流と合流する。水底まで澄んだ川で、あまりに澄み渡って魚が住めないのではないかと思うほど。
 よく見ると地質的にも興味深く、「さすがジオパークだ、秩父」と思う(この辺りは特に指定されていないけれど)



▲でも歩いて行ったからこそ、こんな風景にも出会えたり…。


 常泉寺は花の寺。
 だが、今は桜と紫陽花の端境期でほとんど花がない。アジサイやヒガンバナで有名な寺であるが、御開帳の記念印はハスがあしらわれたものであった。ハスもあるのかぁ、ここ。
 境内の片隅にオオデマリを見つけてあざとい構図で撮ってみる(笑)


▲3番常泉寺では構図でごまかす


 4番に向かう途中、地元の人の「お接待」テントが出ていた。巡礼の人々に茶菓をサービスしてくださっている。
 だけど、私は歩きだしたらなかなか止まらない質なので、声をかけられたけれどお礼を言って辞してしまった。
 しまった~。彼らはああやって「お接待」することで修業をしているんだったっけ…。彼らの修行のために、人の好意は素直に受け取らねばならなかった…。
 私の下半身は平地では急には止まらないのだよ~、すまんこってす。



▲4番金昌寺。観音堂の裏でひっそりとシャガにうずもれる石仏なんてきっと誰も気にしていないんだろうなぁ


 そうやって辿り着いた金昌寺。この辺りは一度来たことがあるので、特に問題はない。観音堂の裏にはまだツツジが残っており、シャガや楓の新緑とあいまって、おそらく今が新緑のいい時期。だけど、菖蒲には少し遅かったようだ。
 ここで大休止。
 昼ごろになるとさすがに気温が上がってくるので、ペットボトル1本ゴク飲みである。




▲4番金昌寺。ツツジとシャガと石仏


 ここから5番と10番を訪ねて終了。
 5番で後ろのおじいちゃんが、1番が間違えて5番に納経印を書いちゃったーという事件が発生。今日のうちにもう一度1番に戻って書いてもらわなくてはと言っていた。私と同じ歩きだから大変だなぁと思う。
 というか、あろうことか1番さんが間違って書くってあるのだねぇ~。今後は私も気をつけて納経帳を出そうっと。


 本日の歩程は約18キロであった。