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美しすぎる!神明の花火

2014-08-09 21:49:00 | 花火

▲二尺玉 プログラム上は2発だったが、スタマにまぶして2発上がったので合計4発上がった

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 8月7日は「花火の日」。「山の日」よりも祝日にしてほしいものである。そんな日に行われるのは「神明の花火」(山梨県市川三郷町)。昨年、甲府から出勤すれば翌日の仕事に支障なく行けることに気付き、当日半休を取って見に来るようになった。
 マルゴー、齋木煙火本店、山内煙火店といった各々に特徴のある地元花火師さんの競演が見られる。

 花火には問題はないのだが、唯一の問題は交通機関の脆弱さ。車ならどうとでもなるのだが、JRの場合、最寄りの市川大門駅は身延線にあるのだ。この身延線、思いっきり単線なのよね…。すれ違い場所調整のために、花火当日はダイヤが乱れがち。昨年は、1時間以上駅に入るのに行列して、各駅停車で1時間かけて甲府に戻った。さすがに疲れたので、今年は東京の駅で特急券購入して出発である。







▲10号5段打ちより 初っ端からテンション上がる↑↑↑

 甲府の宿にチェックインしてから臨時列車で市川大門へ。
 長岡でも同じだが、どこも花火に行く電車は混むものである。幸いにして始発駅から座っていたので、疲れずに済んだが…。
 というか、甲府涼しかったぞ。

 涼しいのは花火会場も同じで、やや強めの風が気持ちよく吹いている。
 これぐらいだと気持ち良いのだが、冠が流れるよなぁ…。

 指定席の上段に三脚を立て、念のためにペットボトルで重りを付けて安定させる。軽い三脚とどちらにしようか迷ったが、少し重い方を持ってきてよかった。
 チャッチャとセットして、コンビニのおにぎりと唐揚げを頬張る。唐揚げ、屋台だと400円とか500円だけど、コンビニだと150円だものね。


▲7号10段打ちより いろいろ混ぜすぎ

 ご飯も食べて落ち着いたが、相変わらずここの出足は遅い。30分前でも桟敷席がガラガラで心配になってしまう。
 そんなところにレンジャー隊登場! 熊本の黒いヤツは暗い所では全く目立たなくて難があるが、赤青黄の3人は照明を浴びて愛嬌を振りまく。
 レンジャー花火の後はしばらく頭の中で「ぱらっぱらっぱ~♪ぱらっぱらっぱ~♪」がリフレインされることはナイショにしておこう。


 そして、19:15を少し押して打ち上げ開始。10秒前からカウントダウンするのは長いと思うよ、女子アナさん。
 5か所ワイド打ちからスタート!
 続いて二尺! ここは二尺もあるし、尺玉も豊富。オオダマスキーにはたまらんところである。


▲競技花火より「Colors of hearts」本店さんは2位でした(エーッ!!)
 さっき大曲のプログラムを見たら、同じタイトルだって気付いた。

 3つ目のプログラム、10号5段打ちからしてうなる。いや、もうちょっと後で出してもいいからさ、その玉…。出し惜しみしないっていいなぁ~。
 しかしこれはまさに序章に過ぎず…。

 一応、地元3社+2社の5社における競技花火もある。一応、業者名はブラインドなのであるが、玉を見れば一目瞭然。君たち、隠すつもり全然ないでしょ!? 
 そしてここも当然地元バイアスが働く…。まぁ、確かに内容で見れば上位3社は納得なんだけれどさ…。

 画像を整理していて初めて気づいたのだが、ここ最上段で立って撮ると水面反射が入るのね。川幅が狭いのであまり気にしたことがなかったが、きれいな花火の反射はテンションが上がる。



▲メッセージ付き花火より 芯が美しすぎる

 ここのプログラムはほとんどスターマインで、単発は二尺玉とメッセージ花火ぐらい。そのメッセージ花火にも気が抜けない玉が出てくる。



▲花火シンフォニー。徹頭徹尾、暗い和火。山内さん、写真に撮られるのお嫌いですか!?

 苦戦したのはこの花火シンフォニー。和火和火和火で、さらに特別に暗い。
 花火はもともと炭火の色であった。暗い赤い色が本来の花火色である。たまに時代劇で今風な花火が上がっちゃったりするけれど、あれ全然違うんだからね。
 今のようなカラフルな花火に変化したのは、明治時代から大正時代にかけて。外国からさまざまな薬剤が入ってきたことによる。
 
 山内さんが和火にこだわっているという話は聞いていたので、まぁそれもいい。そもそも私は和火推しである(片貝の大柳火大好き!)が、こうも暗いと撮りようがない。f4.5でもぼんやりとしか写らないじゃない。これは、撮影厳禁ってことですか!? もっと明るいレンズを買えよ、貧乏人ってことですか(TmT)



▲メッセージ付き花火より 


▲メッセージ付き花火より


▲メッセージ付き花火より。プロポーズ花火♡ これで断るのであれば説教じゃー!

 メッセージ付き花火第二段は盛り上がる。今のところ成功率100%のプロポーズ花火があるからだ。
 まぁ、そんなことはどーでもいいが、ここでそれ上げるのズルイだろうって気になる。なんて素敵な花火のメッセージ。メッセージ内容はすぐ忘れても美しい花火は記憶に残る(ヲイ)



▲大玉連発スターマイン


▲超特大スターマイン 南アルプス市提供。文字仕掛け付きだけど、見えるかな?

 きれいな花火は後半にもずいぶんまぶされていて、そのたびにキャーって叫びたくなる(ビデオの人に怒られるから噛みしめるが)。
 いやぁ、今年の花火は本当に楽しいなぁ。なんだろう、このワクワクする気持ち。花火が好きで本当によかったよなぁ。花火エリアの生まれでよかったよなぁ、私…。なんてシミジミ。



▲超特大スターマイン 晴れのちハレルヤ~♪ 以後、個人的趣味に付きほぼ虹ブー&聖礼花まつり





 「ご当地」であるから、綾香の「にじいろ」の花火も上がったのだが、同じ朝ドラなら私はごち推しである。いや、曲的にはゆずの「晴れのちハレルヤ」の方が演出しやすいでしょう。
 今年はどこも「レリゴー」は当確であるが、ほかに「晴れのちハレルヤ」も結構いけるんじゃないかなって思っている。でもここで聞いたのが初めてだけど(笑)



▲テーマファイヤー

 マルゴーさんも素早い色変化に目がクラクラする。色のテイストも定まっているし特徴的。これはこれでいいよなぁ。
 早い色変化ながら、大玉のゆったりとした動きもきれいで、神明とか長岡とかは本当に環境にあっているのだと思うのよね。



▲グランドフィナーレ 怒涛の美麗花火










 最後の最後まで本当に素晴らしい花火で楽しませてもらった今年の神明。もう今年分の虹グラ&聖礼花全部見ちゃったんじゃないかという不安すら覚えるほど。
 あれだ「なんだか、幸せすぎて怖い」って心境(笑)。


 さて、帰りのネックは階段だけど。そこをクリアした後は裏道でむしろ早めに駅到着。特急に乗って昨年より1時間早く宿に到着できた。

 〆がショウリョウバッタだったことには心臓がバクバクしたけれど(苦笑)