▲オープニングセレモニー「日本海太鼓」の演奏終了時の一斉打上げで開幕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
昨年が良すぎた柏崎花火。今年は多少コンディションが悪くても文句は言いません!とは思いつつ、やはり恋う好天、恋う良風。鈍足ゾンビ台風のおかげで、天気の方は心配なくなった。あとは、当日の風次第…。
前日の川口まつり(これも40年ぶりぐらいだ。後で書くと思…うっ!)観覧で23時過ぎに実家に帰宅。柏崎用に荷物を組み直して1時過ぎに就寝。そして3時起床!!!!!!
もともと早朝出勤の弟をビール系飲料(ビールじゃなくて安い方がいいという)で買収し、3時台に実家を出発。針路を西に取る。
4:40ごろに柏崎到着
ゲッ、去年より無料席の開放待ち列が長い。まぁ、ここは最前列狙いじゃないから、たぶん大丈夫だと思うんだけど(ちなみに魚眼レンズなど超広角をお持ちの方はぜひ最前列で楽しんでください。体揺れます!)…。
とりあえず、最後尾にイスを置いて、まずは7-11で朝飯&トイレを済ます。いい天気でいい風が吹いている。椅子に座ってウトウトウト。気付けば開放20分前。周りのざわめきで起きてあわててイスを畳み、列を詰める。そして砂浜開放!
「走らないでください」ってどういう意味???って具合に、人々が砂浜に散らばっていく。三脚組は大抵最後列に位置するので、さほど必死にならなくても場所は確保。一応母が花火観覧に来るかもって設定で、その分も確保。
終わってみると、暑い。とりあえず、撤収!ということで柏崎の駅に向かう
柏崎って町の機能が脆弱なのが何ともね…。一応駅の反対側にはいろいろあるんだけどさ。
所用があるので長岡へ。ただし時間が余るので長岡駅でブランチを取る。そして花火の駅へ…。
▲藍色花火は私の大好物なので、暮れきらない柏崎の空は大好きだ! そしてこの千輪はあまり見てない気がする千輪
花火の駅は千客万来。写真展の作者や、地元の花火愛好家がすでに集っていた。ちょうど渡そうと思っていた人々がいたので、柏崎のカレンダーポスターを諸々のお礼として押し付ける(もう7月も後半なんですけど~)。
そのまま避暑させてーッと午前中そこに根を生やす。
昼に辞して、長岡駅に戻り、昼食&時間を費やす。午後3時過ぎに母と合流し、柏崎へ。この時間の電車はまだ空いている。
▲小割の数が明らかに増えているぞ、この千輪
柏崎に着くなり、帰りの切符を買うために行列を余儀なくさせられる母。私は朝のうちに小千谷までの切符を買っているのだ(柏崎~小千谷間はSUICAの方がお値段高い区間です)
柏崎のネックって、この駅なのよね…。この不安は、夜にやはり顕現する。
お日様を避け、人込みを避けて裏道で会場に向かう。母、すっかり歩くのが遅くなったな…。こうやって一緒に花火を見られるのはあと何年なのだろかって思いつつも、そんなそぶりを一切見せずにグイグイ歩く私。ゆるやかな坂の上から海が見えるとホッとする。
そういえば前に母とここに来た時には、まだ中越沖地震の仮設住宅があったな…。
▲ツインスタマもまだ藍色空で…。
席に着くものの、正面の西日が眩しく、暑い。海に反射してお日様2倍ですがな…。
汗をかきかきふきふき、砂粒を払いつつ、撮影の準備をする。
なんか、朝にはなかった他人の三脚が私の三脚に密着しているし…。これ、近すぎだろう!? この三脚の持ち主、私が女だって微塵も思っていないだろうっ! セクハラ距離やん!
後程じいさんが来る。信じられないことに、すみませんも何もなしだぜ。しかも、その位置だと、右側の花火にじいさんが被るやろががががが!!!
仕方なく、私が少し左にずれる。なんなの、このじいさん! 今度から鉄壁の三脚保安距離を確保せねば…。
あのね、ちゃんとあいさつするとか、人のカメラアングルにかぶっていないか確認するとか、最低限のコミュニケーション取ろうよ。って無理だな、このじいさん、花火の上がる位置もよくわかっていないみたいで、明後日方向にカメラ向けていた。
徐々に日が傾いてきて、気が付けば佐渡のシルエットが海上に浮かび上がる。その手前に船がたくさんうかんでいる。例年、あんなに船出ていたっけ?? 奥にいるのは海自の船かな…。
そして、「じゅう~」という音とともに海に沈む夕日(嘘です)。それでも残照でまだしばらくは明るい。そんな19:15、日本海太鼓の演奏で始まった。
▲ワイドでないスタマは会場の右と左で打ち上がる
▲ちゃんと写っていないけれど、時差式色変化往復です
▲好きな千輪
▲東芝柏崎工業提供のワイドスタマ。うち、レグザなんですが…。
▲昨年秋辺りから見られる時差式変化玉(えっと昨年は夏に間に合わなかったらしい)
▲大海空スタマは斜め打ち
▲大海中空スタマは斜め打ちに加え、海に向かっても打ち込む。最前列だと、花火玉が海面をバウンドするのが見られます
▲覆輪が色変化のぐーるぐる
▲和火のスタマは大好物です。片貝煙火の場合は思いっきり開放!
▲駅前にどどどどーんと建った新社屋にふさわしい、ブルボンの超ベスビアスワイド海中空スタマ。
▲このワイドは、右と左が一緒に上がらないので、最初のアングルが大事。入りきらないの分かっているし…。
▲尺玉100発一斉打上げ!! 暇な人はちゃんと曲導が100本あるか数えましょう。今年は彩色千輪がまぶされていた
▲錦がベースだが、後半の海中空は少しカラフル
▲八方咲の新色かな
▲片貝風味聖礼花~!
▲べスビワスワイドスタマ。フィナーレは安定の冠
▲謎の形。気になる~
▲時差式変化玉、結構種類ある
▲椰子芯で、分砲が出て、芯入り小割どういう星作っているの!?
▲カラフルな海中空には時差式変化玉も含まれていた
▲リケンのワイドスタマには片貝万華鏡がどーんと
▲三尺玉2発同時打上。んとね、左の玉が最初から崩れてしまって…。
▲柏崎市民一同。なんかいきなり彩色扇
▲柏崎市民一同。えぇえぇ!入らないって分かっていますよ
▲尺玉300連発。時差式色変化。片貝のいいところはいい玉も惜しみなく投入することだと思う
▲尺玉300連発。色変化が明確な時差式。あまりの初っ端の色がはっきりしすぎて、そのあとの復路がちゃんと写らない
▲尺玉300連発。ずいぶんと腕が多いな
▲尺玉300連発。彩色千輪
▲尺玉300連発。大柳花だけで切ろうと思ったら、しくじった
▲尺玉30連発。分砲千輪
そして終了。当初は風が吹いていなかったが、途中からは星空までよく見える良コンディション。気が付けは今年も最高だったし、片貝さんの本気の片鱗も見ることができた。
混雑回避のための片貝煙火による「送り花火」を聞きながら撤収作業。柏崎駅までは順調だったが、やはり長岡に比べると、駅の人手が足りない気がするんだけどね。まぁ、長岡と比べてはいかんのだけど…。
多分、祭りとして長岡のように各機関が連携できていない感じ。それぞれが自分たちの努力で頑張っています! って風味。警察の姿もほとんど見ないし、JR職員も他駅からの応援がほぼない感じだ。駅の入り口がそもそも小さいから。分割して人の流れを制限するってのも現実的じゃないし、その先の跨線橋の階段幅や通路幅が狭すぎるのもなかなかに心理的負担が高い。
それでも昨年の死ぬ思いに比べれば、ずいぶんましな帰路。おもに上越線の過疎っぷりで長岡で30分以上待ち合わせがあったけれど、無事に帰宅できた。
来年からは完全平日の柏崎。この調子だと見逃すわけにいかない花火になるんで、気になるところである。