▲土浦花火づくし。今年は山崎さんだったとのこと。
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日本三大花火の一番最後に行われるのが「土浦全国花火競技大会」。大曲と同様に、最高位には内閣総理大臣賞が授与される権威ある競技花火大会である。
スターマイン、10号玉、創造花火の3部門で競われる。
今までは桟敷後方の田んぼの辺りで見ていたのだが、昨年の場所取りいたちごっこに疲れ果てるアラフィフ。桟敷の中揺れると聞くしなぁ。でも、桟敷の中でもいろいろ工夫をして撮影している人がいるみたいだしなぁ…。ということで、初めて桟敷席を取ることにした。
が、そんな初心者に土浦は厳しく、あっけなく抽選敗退。
結局、人さまからのお情けで桟敷内に入ることができた(その節はお世話になりました。ありがとうございます)。
事前に東京~土浦を往復して保守する必要もなく、公式が今年も当日まで後方の席取りするなといっているという情報に心乱すこともなく、ただただ、天気の好天を願って当日を待つ。
▲土浦花火づくし
ということで、当日、昼過ぎの電車でのんびり土浦入り。さらに友達が泊まっているホテルのロビーで時間をつぶして、17時過ぎにバスに乗るという緊張感の無さ。まぁ、天気予報悪かったもんね~。気持ち盛り上がらんもんね~。
ということで、30分前に現地に着いて、桟敷を譲っていただいた方にお金払って場所に入って、セットアップが終わらないうちにレクチャー花火開始!
アワアワしているうちに、花火師登場となったよ。
これ、後方の田んぼ席では全く見えんのだよね。でも桟敷席でもあまり見えないという。とはいっても雰囲気ぐらいは…、ということで、登場だよ!!
▲花火師登場!
orz
はい、事前の情報通りに見えませんでした。カメラだから少しズームして人影らしきものが認められるかもしれないが、裸眼には、なんだか明るくなったあの辺りだよな…ってレベル。
例えば、配信をして、その配信だけならちゃんと見られますって感じなら100歩譲って許す気分になるとしても、あそこで出す必要あるのかねぇ…。
大曲と違って、ラストの光の交歓がないから、その補てんといった感じなのかなぁ…。ということで、上記の通りでございますw
ということで、入賞者を淡々と…。
▲スターマインの部優勝 【内閣総理大臣賞受賞】
紅屋青木煙火店「Rock On!(ロックオン!)」
▲紅屋青木煙火店「Rock On!(ロックオン!)」
足元の中途半端なトラは、多分ハートマーク型
▲10号玉の部準優勝
紅屋青木煙火店「昇り曲導付四重芯変化菊」
内閣総理大臣賞は、総合優勝って感じなんだけれど、実質スターマインの優勝者とイコールとなる。青木さん、実績もこの日の玉もよかったんだけど、優勝するほどだったのかというと、一愛好家としては分からないとしか言いようがない。無難。
土浦は講評が流れてこないから、いつも結果が発表されると、もやっとした思いがある。今年はまさかいくらそんなバカなって展開ではなかったが、これといった理由が見つからない。でもまぁ、審査員は複数いるから、こんな一人の戯言なんて何の重みも持たないけれどね。
なお、四重芯はきちんと見えてよかった。今までこの玉どこに仕舞っていたのだろう。あと、赤川の時も思ったんだけど、音楽担当者変わったよね。音楽が変われば、当然スタマの組み立ても変わるから、それがうまく機能しているのかしら。
▲スターマインの部準優勝 齊木煙火本店「新たな門出に花束を」
▲齊木煙火本店「新たな門出に花束を」
▲齊木煙火本店「新たな門出に花束を」
▲齊木煙火本店「新たな門出に花束を」
▲10号玉の部特等 齊木煙火本店「虹色のグラデーション」
もう大好きだから枚数多めの大サービス!!
当然のようにスタマもパステル押しでくるのかと思ったら、意外な緑始まり。そこから紫へ流れ、そしてまばゆいパステルへ。もともと輝度の高い星を使用されているのですが、パステルモードの最後の方はもう飛びまくりの明るさで、完全お手上げ。なお、今年からスタマの横幅が広がったらしく、足元のトラの配色なども各社工夫がみられる。
そして虹グラも素晴らしかった。昨年も土浦が一番よかったと思うのだが、今年もいいコンディションでした。
▲スターマインの部特等
野村花火工業「夜間飛行~きらめく星の世界へ~」
▲野村花火工業「夜間飛行~きらめく星の世界へ~」
▲10号玉の部優勝 野村花火工業「昇り曲導付五重芯変化菊」
野村さんは、とにかく10号の五重芯がばっちり決まってね…。こりゃ、隙が無いって思っていたので、まさかの展開。まぁ、たしかにこのスタマにはデジャブ感はあったが、悪かったわけではない。
▲スターマインの部1等 菊屋小幡花火店「まだ見ぬ世界を求めて」
▲菊屋小幡花火店「まだ見ぬ世界を求めて」
小幡さんは2年連続フィナーレなのね。個人的には、響いてこなかったんだ、実は。
▲10号玉の部1等 小口煙火「昇り曲付輝灯姫菊」
土浦は、大きな盆はいいことだっていうのがあるのだと思う。それは、分かる。今年も北陸さんと小口さんのどっちかが入ると思っていました。もうちょっと芯が強いと良かったよね。親星が完成されているからなぁ…。
▲創造花火の部優勝 小松煙火工業「カメレオンボール」
えっと、いつかどこかで見た記憶。土浦では初めてだったのか!? でもなぁ、今これなのか? それとも販売はじめました宣伝?
▲創造花火の部準優勝 芳賀火工「トリプルアクセル」
※2種類上がったので、くっつけてアップ
これね、ぜひ動画で見てほしい。芯の周りを小割が時間差リレーでくるくる回る、それが三回転半。後半は、1周するごとに色を変えるという技も…。最初はきょとーんだったけれど、本当にトリプルアクセルだってわかってからは客席大盛り上がり!! まさかポン・デ・ライオンがベースになっていたとは…。
芳賀さん、大曲のマグロの回転寿司といい、これといい、方向性が確立したってことかな。見逃せなくなりました。今後もこの方面(え、限定!?)での活躍を…。
▲創造花火の部特等 片貝煙火工業「越後の金箔蒔絵調華絵巻」
後半は得意の重ね打ちでゴージャス感も
最初は、おいおい、こんなのでいいのかって思ったら、後半お得意千輪小割物を追加する仕様に。錦は新潟の業者お手の物だけど、ちゃんと金箔が散ったように見えるのが良い。
▲創造花火の部1等
北日本花火興行「ノートルダム大聖堂のステンドグラス」
▲タイトル長いから!!
今年はこれ押しですね。プリンスはまだまだこれからだから、頑張ってください!
ということで、ざっくり入賞作アップ。
桟敷席、たしかに体重移動とかするとふわんふわんと揺れるけれど、幸い、周りに騒ぐ人がおらず、最後まで快適に見ることができた。これは周りに恵まれるかどうかだな。
あとは桟敷の場所次第。私の場所は創造や尺に近く、その方面では文句はない。だけど、スタマは右端の方だったので、ちょっと見づらかったというか撮りづらかった。
場所に関しては運を天に任せるしかないのだが、家でゆったりできる時間を考えると、2人で一マスというのはちょっとお高いけれど、それに見合う内容ではあったと思う。
幸い、雨も降らなかったし。
帰りは東口に抜けて、最終ときわに乗ることができた。乗れるかどうかわからなかったから、指定席は取っていなかった。今年は雨で観客が少なかっただろうし、やはり乗れなかった人もいただ。見た目席は少し開いていた。
土浦の後は上野という超すっ飛ばし電車。知人が、「空いている席は上野まで誰も座らないから」、と知らせてくれたが(わざわざありがとうございました)、目の前のカップルが私より先に行ってしまって座ってしまった(このカップル間違いなくかかあ天下になるで)。まぁ、こういう時に割を食うのは私によくある事象だから、大丈夫。損をしたというよりも、まぁしょうがないよねってあきらめ。立ったままでも十分に早く東京に着けたからよかったとする。
さて、気になったあれこれを現像しますか…。
▲土浦花火づくし