
▲会場は桜満開状態
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東京では終わった感のある桜。小田急線で下りながら、神奈川県はまだギリギリみられることを知る。それは伊勢原でも同じで、会場に向かう途中満開の桜からの桜吹雪を浴びることになる。
そしてほんの少し高い位置にある、伊勢原運動公園はその高さのせいか、風の通り道のせいか、まさに満開の桜が待っていた。
2年ぶりの開催となるいせはら芸術花火大会。
今年も朝早くからボランティアに向かったのであった。とはいえ、市民ボランティアや実行委員スタッフがちゃんとスタンバイできるまでのつなぎの警備員予備。朝の時間は、近所の方のお散歩コースだったりジョギングコースだったり、お隣の大学のテニスコートへ行くショートカットコース(New!)だったりするので、すでに設置の始まっている筒方面に行かないように案内・誘導する仕事である。
仕事というよりも、風にあおられてはらはら散る桜吹雪の中たたずむ美女おばちゃんといった方がいいボランティアであった。

▲強い風にあおられて、桜吹雪がグラウンドに舞い散る。正面が伊勢原のシンボル・大山である。この日も朝早くから登山系の人々が駅前からバスに乗り込んでいた
お役御免の時間となる。さすがに朝7時集合はほぼ始発コースなので、すでに眠気マックス。ブルーシートの上に横になる。マグロやトドが打ち上げられている~と揶揄されながらもひと時まどろむ。
少し経って起きると、体に沿って桜の花びらが堆積していた。
一般客の入場時間を超えてから、こちらも自分たちの観覧場所へ。風の通り道だから、すぐ桜の花びらが飛んでくる。
ざっくりとセットして、物販側にカネを落としに行く。特大ビールとフランクをゲットしてぷはぁ!
センターステージでは地元民による音楽やらダンスやらが披露される。市民による市民のための春祭り感。レベルはともかく、祭り感が出る。

▲位置を示すナンバリングにも桜の花びらが…あ、盛りましたw
16時に鑑賞士の集まりがあったのだが、ちょっとしたトラブル発生(心配したよ、ホントに)
薄暗くなって、えらい人がえらい話をぶちかました(担当煙火店をどう勘違いしたのか、神明で上げていると紹介)うえでの、緩やかな打ち上げ開始。
最初は周辺の畜産農家への配慮を兼ねての小さな単発花火から。これ、家畜にも優しいけれど、花火初心者の赤ちゃんにも優しい。もっとも当人の限界値を超えればダメなんだけれどさ…。
ということで、慣らし運転が終わった辺りで、開幕スターマインなのである。

▲開幕スターマイン
やっと花火大会らしくなっていまいりました。

▲ハーモニー花火
和火を思いっきり持ち上げてみる。磯谷さんの和火、ホントほのかな炭色なんだよな。

▲ハーモニー花火
この緑の小割はあの緑の千輪と同じ火薬なんだろうなって思うと、うっとりします。

▲マリオをイメージしたスターマイン。型物があるわけでもないのに、音とのシンクロで十分ゲームの世界観が表現できてた。

▲これもマリオの世界(え、マリオないの!? え、キノコすらないの!?)ゲーム歴がごく限定される私でもわかるレベルでよかった。なお、ほかに分かるのは桃鉄だけですww

▲伊勢原市民花火。あの「恋ダンス」の曲での打ち上げ。今年、どんだけ聞きますかね、この曲w 春花火で早いもん勝ち!!
これ、ゆづ(ガッキーでも源ちゃんでもない)がキレッキレの腰の動きを見せる部分で、斜めウェ~~~~ブとか入れてもらったら神ったのになって思う。あ、神奈川県だから無理か…。

▲創造花火より「ツバキ」。これ初めて見たのはどこだったっけ!?

▲創造花火より「スイレン」。鑑賞士試験の際にこれがビデオ問題で、それまで見たことなかった花火だったから正解にたどり着けず悔しかったやつw

▲スターマイン「スノークリスタル」
この玉も絵になる花火でね~。キタキタキタキタキタァァァァ!って感じ

▲伊勢原市民追悼花火
じゅわじゅわってのこれだけ出してくると、なかなかにステキ

▲メロディ花火。ミラーボール

▲メロディ花火。この柳の先がカラフルに変化するって分かっているのに、変化すると、うわぁぁぁーーーーーとなる

▲メロディ花火。ちっちゃいミルククラウンでは表現できなかった、ミルク滴まで着くこちらの方が好き

▲メロディ花火。こ、この千輪来て千輪来てから、万葉花来る?来るよね!? 曲導ないけど来るんだよ…、キターーーの瞬間

▲メロディ花火。オパール軍団

▲メロディ花火。光の宝石での安定感ある構図たるや

▲メロディ花火。トラの重なり部分の光学的色変化が好き。時間差のあるトラウェーブだから生の目ではこの変化見えていないはずのカメラマジック。

▲メロディ花火。フィナーレは錦にフラッシュに…。
終了~。
磯谷さん、今年もありがとうございました。実行委員会の方々や、市民ボランティアの方々も本当にありがとうございました。
さて撤収。歩いて帰ろうかとも思ったのだが、ここでも早朝からの遠征を言い訳にバスの列に並ぶ。もうちょっと早く並んでいたら、熱海の花火が見えたのかも…。
バスオペレーションは昨年よりも良くなっており、バスには割とスムースに乗れた。これ神奈中バスさんの貢献度大だよな。職員の数も昨年より増えた感じだし。
ただ、一般道路に出てからのノロノロ運転はなかなか堪える。座っていればまだしも、立ったまま大きな荷物や三脚を抱えて不安定な体勢だと、ちょっときつい。
目の前のタイヤの上に当たる荷物置きにはベビーカーが畳んで置かれているので(しかもベビーカーのハンドルが座っているお母さんの頭に当たるので、お母さんは終始首を傾けている状態で子供をあやしている)、荷物を抱えながら吊革につかま…れなかったのがかなり痛い。微妙な揺れ方をするバスの中での約30分が、この日一番の体力ポイントだったかも…。
それでも歩いて駅に向かう人と、所要時間がほぼ同じと思われるので、大きな荷物がある人はバスの方がマシかなって思える程度だな。