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堀之内十五夜まつりリターン

2017-10-01 15:33:00 | 花火

▲小千谷煙火さんの現場ですから、こんなの上がっちゃってますけど

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 9月はオフィシャルが忙しい風味だったので、片貝2日間だけの観覧のつもりであったが、ちょっとした出来事があり、それならばと実家拠点で3連休中の2つの花火を見てきた。

 そのひとつが一昨年に続いての「堀之内十五夜まつり」である。
 魚沼市の旧堀之内町で行われる秋まつり。花火の番付には「八幡宮奉納」と書いてあるが、肝心の八幡宮が見当たらない。祭りの屋台の途切れるところにある薮上神社=八幡宮なのだろうか? 町名も八幡町だし…。
 なおここの花火は下モ組青年団主催となっており、実際に彼らが花火を打ち上げる体を取っている(実際に上げるのはちゃんとした煙火店だよ)。したがって、花火が始まる前には、花火が入った箱(多分中は空だけどな)をもって街を疾走し、花火が終わるとすっかり暗くなった街を走って戻ってくる。この下モ組というのは現在の下町なんだろうな。
 
 小千谷から見ると堀之内は隣の隣の町。冬には「雪中花水祝」なんて奇祭も行われる町であることをこの年になって知る。特に歴史を調べたこともないが、機会があったらまとめて調べてみよう。ってか、魚沼市になって10年以上経っちゃっているからなかなかピンポイントでヒットしないんだよね、ネット…。こういう面で平成の町村合併はちょっと困る。


 花火は魚野川河岸が見物場所。
 となっているが、一昨年見てたまげたのは、川向こうのさらに住宅と田んぼと関越道を乗り越えた、山の中で打ち上げが行われたっということ。遠いんだよ!
 今年は何人かが向こうの田んぼまで見に行くという話を聞き、私もそちらへ。どうせ花火終わってから1時間以上電車ないしね。

 暗くなってからとことこ歩いて現場に行ってみれば、あっけなく知り合いに会うwww。近いは正義!
 刈り入れも終わった田んぼ端にいすを置いて、打ち上げ開始でございます。

▲初弾は下モ組青年団と小千谷煙火さんによるスターマイン。山の端が花火に浮かび上がる。

 ここも基本は個人や店舗などによる奉納煙火なので、3号から尺まで(最大は二尺)が単発だったり段打ちだったりでまったり上がる。スターマインも少々あり。田んぼの真ん中で正面に関越道もあるのだが、静かな環境。川向こうのアナウンスで何となく今何が上がっているかはわかる。尚玉名などは一切かかれていないので、出たとこ勝負である。


▲小千谷煙火の玉で気になるのが、開発から発色までの間が少しある感。そのため、中央部が黒く落ち込むことが多く、気になる…。



▲この現場は小千谷煙火さん一社なので、全部小千谷玉(あ、でも今年は買い玉あったよな)


▲5号辺りでもぐるぐる玉が来る


▲星の遊びが気になるが、この万華鏡は初めて見た気がする


▲和火(大柳火系)に錦の芯


▲青牡丹ですが、中に時差変化星がちらちら使われている


▲スターマイン。よく見るとトラが付いているが、手前の山でほとんど見えず…。川っ縁の方ではもう少し見えるのかな


▲崩れちゃったけれど、3リングクロスの藤の花


▲これもきれいなんだけれど、芯が欲しいところ


▲覆輪がこちらを向いちゃっただけなんだろうけれど、ちょっとおもしろい。


▲そしてぎゅるんぎゅるんチカチカ来た!!


▲上記の時差式の前のゆっくり変化玉


▲この青牡丹にもちょっと仕込んでいる


▲そして、二尺どーーん! 近すぎた! 少しはみ出た!! 
 前回の遠い川端で見ることを想定して、でこっぱちを持ってこなかったんだよ~


▲銀の先に色点滅を持ってきたことで、ちょっとニュアンスが出る


▲この青牡丹にも変化星を仕込んでいるんだよ。実験中なのかな⁉


▲ナニコレナニコレ!? 時差変化星で作った3ディスクをクロスさせつつ、親星めっちゃ和火


▲そして突如現れた、時差変化クラゲ。時差で発行するので、泳いでいる感出る


▲今回の痛恨。きれいな八方咲の上に黄色牡丹がのっかってしまった。この八方ここ1回きりだったorz(めっちゃ黄色牡丹の彩度落とした)


▲彩色分砲千輪! 私の小千谷原点や! 色は違うけれど…。
 ちなみに、下の方でにまっすぐ平行に伸びる光跡が、関越自動車道を走る車のライトである。走っている人からはこれがどう見えているのかが、ずっと気になるところである。近すぎて見えないのかな?


▲螺旋ぐるぐると静止画でも分かるいい花火


▲5号も時差玉だったのに、止めの尺も時差変化というぜいたく奉納


▲さっきあっち行ったので、今度こっちに泳ぎだす時差変化クラゲ


▲なんかですね、山間にトラとか扇とか仕込んでいるんですけど、こっち近すぎるんで先っちょがチョッピリしか見えないんですよね…。


▲花びら咲きの花火と小割が大きかった千輪


▲この手の玉は特別なものではなくなってきているんですね~


▲世代が異なる時差変化玉の共演スタマ


▲大スターマインで〆となる

 19:30打ち上げ開始で、終了が21:30。物量は多くはないけれど、1発1発きっちり上げられる、新潟らしい花火の打ち上げ。そこに小千谷の時差変化玉が入ることでぐっと魅力が増した感。。まぁ、こちらは見る場所たくさんあるからいいか