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【初】同窓会を抜け出してしんぐみ花火

2018-08-15 23:22:00 | 花火

▲こんなん花火が上がります

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 (えっと、今回前段長すぎです)
 さて、8月11日である。例年なら常総の花火でほぼ確定なのであるが、今年は煙火協会推しの東京大花火大会なんてものが入ってきた。この情報が入ってくる前に、見知らぬ番号からの電話が…。 
 市外局番が実家エリアからのだったので、一応出て見た。そしたら小中の同級生、しかも同じ町内の◇◇ちゃんからだった。いわく、「今年同窓会開くんだけれど、○○ちゃんの住所知らない?」

……
……

 ○○ちゃんは、私の家の隣の子で、自営業だった。その家の仕事がうまくいかなくなって、ある日突然いなくなったのである。
 その頃は超不況で、実は同じ町内から3人の女子が消えた。皆、親の仕事が行き詰って逃げたのであった。いわゆる「夜逃げ」である。
 同じ町内でも親友というわけではなかったが。保育園→小学校→中学校と同じところに通っているから、遊んだりお互いの家に行き来したりと交流はあった。
 ○○ちゃん以外の□□ちゃんや△△ちゃんは、その後の動向が伝わってきたり、実際再会したこともあったのだが、○○ちゃんだけは、東京の方で病院に勤めているらしいという断片情報しか伝わってこなかった。
 
 その○○ちゃんの住所を知らないかという電話である。残念ながら、情報は持っていなかった。ただ、せっかくの機会なので、「今年は同窓会に出るよ」って返事をしてしまっていたのだ。多分赤川とかぶるだろうなぁと思いつつ…。

 で、その後来たはがきには「8月11日」開催との文字が…。

 ということで、赤川ではなく、常総が犠牲になったのであった。なので、東京湾の花火が発表された時点では、もう行先が決まっていたのだよ…。

 そして、8月が近づいてくると、つい調べてしまった8月11日の新潟の花火。そして見つけたのが長岡の「しんぐみ花火」である。打ち上げ開始は19:30。18:30に同窓会会場を出れば間に合うな…ってわかった瞬間、もう決めてしまった「同窓会、抜け出そう!」と…。


 ということで、同窓会当日。くだんの「○○ちゃんと35年ぶりの再会」という大イベントが発生したのだが、そんなことも気もそぞろに、時間を見つつ、同窓会の各テーブルを回って挨拶。
 花火を見に県外に行脚するようになってからは、赤川と重なるのでここ10年ぐらいご無沙汰だった同窓会。第一声は「だっだ!? おめさん」となる。いやぁ、女性はともかく、男性はいろいろと変わるねぇ…。
 そして、時間が来たので、そそくさ退出。あと4分で電車が行ってしまう~という状況でタクシーに乗り込み、2分で駅に着いて電車に飛び乗ったw タクシーの運転手さんグッジョブgood

 そして、初めて降り立つ「押切」の駅。田んぼのど真ん中の駅である。
 一面の田んぼは、大正時代までは八丁沖という広大な湿地帯であった。長岡北東部から見附までに広がる広大な湿地。この冬、電車立ち往生で話題になったアソコも元はこの湿地だったと思われる。そしてそこは、幕末の北越戦争(戊辰戦争)の舞台でもあり、戊辰150年の今年にふさわしい地でもある(越後は明治150年なんて浮かれない、戊辰150年だ!)。暮れゆく田んぼ道を、「北越戊辰戦争伝承館」に向けてとことこ歩く。
 小さな建物で、地元のデュオが演奏をしており、その周りを子どもたちが駆け回る。
 その一団とは違う明後日の方向を向いている人がいるので、その方向が筒場と推察され、三脚を立てて待つ。

 そして、長岡のアナウンスばりの美声と安定の読み上げのアナウンスの下(ほんとに同じ人じゃなかろうか…)、打ち上げ開始でございます!!
 


 田んぼのあぜ道と思われるところから、火柱が立ち、夜空に薄い線を描いていく。
 

 この新組というのは長岡花火発祥の地であると言われている。現在では打ち上げ担当(玉皮も作っている模様)の安藤煙火さんがいるだけだが(山形の安藤煙火さんとの関係は分からない…)、かつては4社ほどの煙火店があったという。その一人は超絶技巧を持っており、当時。五連星とかはその人しかできなかったものらしい。嘉瀬さんの長岡三尺復活に際し、技術的なアドバイスをしたのもここの花火師らしい。

 そんな歴史のある地なら、この花火もひそかに歴史を重ねてきたのだろうって思ったら、今回が5回目だったようだ。アレ?


 一応ミュージックスターマインなんて演目もあるだけど、いわゆる中華箱で全編やっちゃうのよね。予算面もあるんだろうなぁ…。


「しんぐみセレクション」なんてプログラムがありまして…
 全国の煙火店の花火が見られるというそんなプログラム。
 5号玉ですけど、8社さんが出しておられました。

 これが、どうもプログラム(アナウンス)と玉があっていないようで…。
 画像と玉名を神経衰弱してみましたw


▲「銀芯菊先紅銀乱」群馬県 菊屋小幡花火店
(番付は「咲染の涼華」新潟県 出雲崎煙火
 出雲崎煙火さんの花火初めて!! って興奮したんだけど、空振りだったみたい)


▲「黄金点滅芯紅青緑混合霞草」福島県 菅野煙火店
(番付は、北日本さんの「ぷっくりわんちゃん」)


▲「雪〇芯彩色万華鏡」山形県 安藤煙火店


▲「椰子芯彩色金閃花」茨城県 山崎煙火製造所


▲「夕映えの椰子」長野県 紅屋青木煙火店

 多分、後半3つは番付通りであっている。

 現場でアナウンス聞いていても「えー」って感じで、特に2発目の北日本さんの花火は、見たことがあって知っているだけに、すぐ気になった。じゃぁ、4番目の小幡さんの時にワンチャンが上がったのでてれんこか!? と思えば、小幡さんの花火と玉名が合わないし…という感じで整理してみた。

 結局、あとからデータを見ても出雲崎産の玉は分からずじまい…。

 以後こんな玉が上がっていました。
 同窓会ついでだったので、軽量三脚しかもっていかず、強風にあおられまくっとります。すなわち拡大禁止w


▲曲導が風にあおられてえらいことになっとります












▲フィナーレ2発重ねたったw


 終了後、地元の方は各自車でピューっといなくなる。誰もいなくなった田んぼの真ん中をぽてぽてと駅まで歩き、電車で長岡へ。長岡での乗り換えが2時間近くあったため、改札の外に出てラーメン(とビール)食べて帰宅した。


神明の花火は盛大にはみ出て

2018-08-15 06:21:00 | 花火

▲まだまだ明るいうちから花火が打ちあがります。

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 春夏秋冬花火が上がるとはいえ、どうしても過密スケジュールになる7月8月。
 昨年秋、職務内容が変わったことで、だいぶ忙しい日々になった。平日休むのがかなり難しくなったのである。
 それでも長岡は2日間休んだじゃないか!?と言われればそれまでだが、あれも上長と喧嘩寸前まで行ったものである。

 そんな長岡からほんの数日で、またもや平日花火、8月7日である。
 こっそり午後休の申請を上げておいた。それを見なかったのは上長の怠慢である。オンラインなんだから、見とけよ…。ということで、今回も半ば火花散らしながら、会社を飛び出てきた。
 翌日の出社用の服も持って、あずさに飛び乗り甲府へ。

 神明の花火を休むわけにはいかない。

 もっとも、出奔するためには仕事も終わらせる必要があるので、こっそり内職もしていたおかげで、信玄餅アイスを食べ終わる頃には爆眠モード。石和温泉で目覚めてよかったよ…。
 途中、雨模様だったけれど、甲府は晴れ\(^o^)/

 甲府のホテルにチェックインして、身延線で市川大門へ。
 有料席に三脚を広げる。ありがとうございます、ありがとうございます。
 タオルもありがとうございます。と各方面に盛大に感謝を飛ばしておく。

 そしてトイレに行ったら、聞き覚えのある声で呼び止められる。
 ギョギョ!! まぁ、ここに現地係員が誰かしら来るのは知っているんだけれど、マジで直結担当とここで出会うとは…。「いやぁ、本当に来るんですねぇ」って言われましたwww


 そんなこんなで打ち上げ開始でございます!!


▲しょっぱな2尺。テレビ番組で二尺玉が上がりまくるようなことで紹介されてしまった神明の花火だが、今年は増量されての6発です


▲これって玉名付いている?


▲美しい八方系もビシバシ上がります



▲小さいながらも競技花火がありまして…。社名を伏せてスタマをあげるんですが、もう各社自社玉の主張が激しくってマルバレっすw


▲ここで思うのが、みどりって反射力あるよなぁってこと。打ち上げ現場の草色が見える場所ってそう多くない気がしません?


▲自分の好みだけでズイズイ上げてまいります


▲7月に行かなかった湯河原で上がっていた変態変化芯玉も無事見れた


▲これ、動画の方がめっちゃきれいな玉


▲ワイドスタマ、近すぎでカメラスペック低いからはみ出しまくりやねん。だがここから下がれん、下がれるわけがない


▲マルゴーさんの千輪の子の小割、めっちゃ色が奇麗で、ホント幸せよね~


▲聖礼花も大判振る舞い!! はみだし放題! これが神明、むしろこれこそ神明!!! 人間開き直りが大事だ


 今年も無事に終わりました~。

 雨のせいか、客足が少し少なかったようで、意外と脱出がスムーズに。そのまま裏道街道で思ったよりかなり早く駅に到着。はい、今年は無事に特急指定席ゲットできました~。
 ところが電車が遅れている。部分単線の宿命だから仕方ないとはいえ、いつもよりも遅れている。どうやらイノシシと衝突したらしく、その対応で遅れているとのこと。
 遅れてきた電車に乗り込むと、周りがほぼ知り合いで占拠されているというw おかげで楽しい帰路となりました。

 甲府に着いて、ホテルへ。
 前から気になっていたホテルで、シングルでもかなーり広いの。バスルームも足を延ばせる仕様だし、いろいろ細かいところのサービスが良い。
 先日の名古屋の風呂別ルームの狭さとは雲泥の差であった。ほかのホテルに比べるとちょっと高いが、この広さ・アメニティなら納得。部屋数が多くないので、常にとれるとは限らないが、今後はこのホテルがいいな…。