▲「開幕の響き」スターマイン
確保した場所は斜めっていたけれど、思ったより田んぼに映り込む場所だった
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7月第2土曜日は夏花火のスタートダッシュ!
以前は伊勢かたまむらかって感じだったけれど、少し前から「境」がドーンと割って入ってきた。
境は、茨城と千葉と埼玉の県境が複雑に入り組む辺りで、山崎煙火製造所に野村花火工業に紅屋青木煙火店という大曲で内閣総理大臣賞受賞の3社に加え、今年から大曲内閣に最も近い煙火店とコニーが言うマルゴーまで加わるという超豪華ラインナップ! しかもふるさと納税で「金ならあるよ!」ときたもんだ。
ということで、花火マニアは雪崩を打って境に向かう。
自分もそちらは嫌いではないが、「私が見られる」年に1回きりの小幡さんの現場となるたまむらを蹴っ飛ばすなんてできない。だって小幡さんだよ! 昨年の大曲内閣総理大臣賞受賞業者だよ!! だって小幡さんだよーーーー!!!!!
ってことで、今年もたまむらへ。
さかいはね、自力では帰ってこれなそうなスリリングさが落ち着かないのだよ…。
だってたまむらは小幡さんだし!
という、謎の小幡さん推しで、今年も来たぜたまむら。
無料観覧席の場所取りはなかなかなシビアな状態ではあったが、おひとり隙間産業で場所を確保する。あとは夕方まで退避。とはいえ、この時間に誰も知り合いに会わないので、とりあえず町役場までのルートを再確認。帰りのバスは、会場から30分ほど歩いた町役場から出るから、念のための確認である。
そのまましばし休憩をし、農協直営店で買ったパンを昼頃に食べて、再びフラフラ。雨傘は持ってきていたが、日傘を忘れてしまったので、公共施設の中で時間をやり過ごす。16時をごろに再び会場へ。
今年のたまむら手ぬぐいをゲットする。
前日までは雨が降らなそうな天気予報だったけれど、当日になるとなんだか雨雲が…。と開始少し前に小雨が降りだす。
そんな中、打ち上げ開始でございます!!
真後ろのから揚げのにおいがたまらんぜ!
▲これ、4号っすよ。基本、小幡さんの花火はかわいい
▲八方芯の端正さよ。多分5号
▲こんな小割、かわいいっしょ!
たまむらは、所々で上がる小幡さんの大玉の美しさを堪能する花火大会である
▲パステルがホント優しいパステル。7号
▲かと思えば、こんなにしっかり美しい色も見せてくれるという。これはインパクト大の尺だった。
▲そしてこの8号千輪!広がりすぎてはみ出た!
昨年、大曲の自由玉で優勝したのは千輪だったこともあり、今年も千輪が結構あった。小幡さんの千輪小割はかわいらしい色がいい。錦の先にちょっとかわいい色を持ってくるのでそこでキュンとしてしまう。なんだよこの配色の妙。
▲5号でもこの銀八方のフォルムは気になる
▲木槿の花を思わせる8号
▲羽衣が美しい8号
▲尺はモノクロームの華
たまむらは、アナウンスはホント最初のみなので、いつモノクローム系が上がるのかは全く分からない。分かればそれ用の絞りに変えるんだけどなぁといつも思うよ。
「田園花火」という名称も持つたまむらの打ち上げ場所は、一面の田んぼのど真ん中。ほとんどの田にはまだ若い苗が植わっている。一部植えられてない場所もあるのだが、それは水鏡の役割を成し、美しい小幡花火の魅力を増幅させる。
私が場所取りしたのはそういう場所ではないのだが、目の前の稲は冷夏気味で例年よりも成長が遅いからか、水面が多く見える。そこに花火が映るのが実に美しい。
▲「田園夢世界」特大スターマイン。クリアな発色が水鏡に映える
▲「田園夢世界」特大スターマイン。ぎゅーんと伸びて迫りくるトラ
▲大スターマインは、スライド変化の色彩の造形。
これは昨年と同じもの。定番化したのかな
▲色違いの羽衣。布の重み感が冠に重なる
▲モノクロームの金華
だから、モノクローム系はいつ上げるのか教えてくださいm(_ _)m
▲三重芯変化菊
後半は端正な多重芯も上がる。割と崩れ玉を見ない業者なので、その丸さに感心する。
▲オレンジ芯の錦かぁと思ったらかわいい色で終わるキュン菊花
▲八方の芯で何かを試している感じなのよね、今回
淡々と花火が田んぼの間から打ちあがり、そうして最後の花火が始まる。
▲「田園夢花火フィナーレ」超特大スターマイン
▲「田園夢花火フィナーレ」超特大スターマイン
あ、この後いつものように真っ白になりました~
はい、888888888.
今回もきれいな花火をありがとうございました~。ホント心に沁みます。
あと、小幡さんの花火を見れるのって、競技大会ぐらいなのよね…。あ、長岡の「匠の花火」にも今年も玉出してくれるかな。
さて、この日の最大の目標はこの後だったりするわけで…。
比較的てきぱきと片付け、会場脱出! 町役場発の臨時バスまで約30分ここから歩かねばならない。昨年は、事件がそこで発生した。
暗闇で足元の車止めブロックに躓いて転倒。カメラを守るあまり、顔の防御を怠り瞼の上をぱっくりと切る(1センチ程度だけどね)。
いやぁ、1年前にそんなこともありましたねぇ(しみじみ)
えぇ、今も瞼の上にその傷残っていますよ。
今年は、道がより整備されて路上の車止めブロックがなくなっていたので、特に躓くこともなく現場を通過。途中のスーパーでトイレに行く余裕もあって無事最終バスに乗る。
バスルートが特別直行ルートになったらしく、ものの15分で駅に到着。すぐ来た上野行の電車に乗ってガタゴトと帰宅したのであった。