▲リハビリ室と同じフロアにある病院のレストラン。天気の良い日は富士山が見えた。コーヒー解禁されてからは、結構通っていた
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手術後も基本患部荷重禁止で、トイレに行くのに看護師さんを呼んで連れて行ってもらうという日々は変わらず。
手術翌日からリハビリ。
初日はまだ尿管つながれたままでのリハビリで、小水袋をぶら下げてリハビリするというシュールな状態。尿管付けたまま、パンツをはいて、ズボンはいて、パンツ&ズボンから尿管引き出している状態。なお病室では小水が溜まる袋がむき出しなのだが、さすがにリハビリ室ではそれはあんまりなので、目隠しの色付き袋がその上に被せられる仕様。
平行棒とか松葉づえとか初日からチャレンジだよ。松葉杖って脇の下で支えているんじゃなく、腕で挟み込んで支えるということを知る。
なお、この日のリハビリの成果次第で、尿管が外れるか継続かの決定が行われるので、メッチャ頑張った。とはいえリハビリ時間って20~30分程度なのよね。初めの方は足の機能確認の体操なので、全然リハビリしている感覚がない。術後から足指動かし放題だったし…(ウチの家族はみな足指が達者)
無事尿管を撤去して人間らしくなった。
リハビリは1日20~30分程度なので、以後は自主練とかなのだが、まだ全然自分に自信がなく松葉杖はなかなか進まず、しばらく歩行器でよたよた動いていた。
▲【グロくてスマン】術後5日目にリハビリの過程で包帯を取られる。そのすきにスマホで撮影。足の甲と内側のサイドの2カ所にメスを入れられている。母の大腿骨手術もそうだったが、私も手術痕はテープで覆うタイプだった。ちゃんと糸で縫い合わせて、その上をテープで覆っていた。この医療用テープ、はがす時も全然痛くない。
術後1週間、そろそろシャワー浴びたいなぁ(それまでは温タオルでの拭清のみ)と思って看護師さんに話をしてみたら先生に聞いてみると…。昼食後、執刀医が傷口を見に来て、これなら大丈夫と上記のテープから防水シートに変わる。これで頭を洗える~! しかし、患部荷重不可でのシャワータイムはなかなか移動が難しかった、お風呂イスに座ってしまえば平気なんだけれどね…。
▲術後7日に包帯グルグルから防水シートにチェンジ。これでシャワー浴びれる~。
サイドの術口から浸潤が広がり、1日ごとに記録されていた。2日で湿潤は止まった。
そうこうしているうちに、術後2週間という当初の入院期限が迫ってきたころ、突如病室お引越しが発生。これは退院フラグか!?と思ったが、本来の病棟への移動とのことであった。それまでいた病棟は、救急用で、ようやく整形外科の病棟が空いたということでの急なお引越しとなった。
▲病室変更で従来の4階から5階へお引越し。大部屋なのは変わりなく、ただ角部屋的な位置のため、ほかのベッドスペースよりわずかに広かった。途中までは車いすも併用だったため、車いす置き場として重宝した
以前の病棟との違いは、騒がしさである。
整形外科は体の骨とか関節とかが患部であって、体全体が弱っている人はあまり多くない。基本、患部以外は元気な患者である。なので、結構訪問者も多く、おしゃべりも多い。何しろ基本元気だから、しゃべるしゃべるしゃべる。それも割と大きな声でしゃべっていたりするので、はっきり言ってやかましいのである。一応電話は別のところでするように言われているが、看護師がいなければお構いなしで話している隣人もいたりして、静かに療養したい向きには不適かも。
こちらも基本は元気だからいいんだけれど、うるさすぎても逃げる場所がないのはちょっときつかった。
あと、最近のおばあたちのネット活用はすごい。前の病棟では80台のご夫婦ラインとかほほえましくかった。そんなスマホはもちろんほぼ全員が持ち(さすがに中坊は持ってなかったようだが)、向かいの推定70代後半のおばあは1日中Ipadを見ていた。麻雀ゲームとかしたり動画とか見たりしていたようだ。最近の病室にはLANケーブルも通常設置されており、それらを使えば楽々ネット生活である。そして病院って宅急便とか配達してくれるので、ネットで必要なものを入手することだって可能だってことを知る。
昔はミニPCを持っていたが、それを手放して10年以上たって後悔するとは…。
PC買ってから入院すればいいじゃないかって言った人がいたけれど、本当にそれは正しかった。まぁ、骨折した足で新宿行ってられなかったし、診察即入院となった当日ですら一時帰宅の荷造りと諸連絡だけで外出時間2時間もオーバーしちゃっていたし…。