▲3台打ち(手前に工場があるので、昇りが影になる)
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今年も夏に神明の花火は開催されなかった。
神明に限った話ではない。全国のほとんどの花火大会は夏に打ち上げられなかった。返す返すに残念でならない。コロナウイルス滅せよと唱えるのみであった。
秋が過ぎ、冬を迎えようとする頃、神明の花火の開催がアナウンスされた。
それは、例年の会場には入ることはできず、出店もなく…という、ものだった。コロナ禍でよくあるスタイルでもある。
それでも花火が上がるのはうれしく、その日を指折り待っていた。
当日、市川大門駅を降りてみれば、それらしい雰囲気は全くなかった(それでも夕方に臨時切符売り場を設定するJRの職員さんが6人ほど応援にやってきていたが→ほぼ仕事無く、打ち上げ終了後早々に撤収されていたw 一応無観客とはいえ念のために出動したんでしょうなぁ)。駅前の小さな横断歩道のところには、係員が2名いて、誘導してくれていた。
早く来てもいつの場所には行けないのは分かっていたので、様子を見つつ、富士川大橋に向かう。
通常の会場には要所要所には係員が配置され、車も人も入らないように誘導していた。例年の土手の入り口にももちろん警備員がガード。近づくこともできない。田んぼの周辺も車が巡回。富士川大橋は、途中に展望ポイントがあるのだが、そこはがっちりテープで立ち入り禁止。
橋を渡っていると、笛吹川に面する土手に延焼予防の放水が行われ、今日の打ち上げはほぼいつもの場所だということが分かった。そして、対岸の釜無川の土手には人影は見えず、おそらく少なからず来ているマニアはいったいどこにいるのだろうかと訝る(橋の上で茨城の某花火関係者とはすれ違ったがw)。まぁ、自分的には駅に近くないと帰れないので、対岸には行くつもりはないのだが。
そうこうしているうちに、道の駅富士川に到着。平日だし、夕方だし、ほとんど人がいなかった。が、ここで、大塚人参(名産)を見つけて喜んで買う。
そういえば、かつてここにイス席を作って神明の花火を見るツアーがあったなぁと、屋上に出る。うん、遠いし、斜めだし…。それっきりで終わったらしい顛末に納得する。
再び来た道を戻り、駐車場のネコと遊んで、ふりだしに戻る。
だいぶ暗くなっていた。しかし、なんと野球場のライトが煌々と点灯している。打ち上がる花火に影響が出かねないレベルの明るさである。会場近くの田んぼエリアで見ようと思っていたので、これはキツイ。まぁ、そういう輩を蹴散らかすための照明だったのかもしれないが、当初目論んでいた場所からだいぶ後方に下がり、さらに明るすぎる照明を遮るための建物の陰にいったん場所を決める。
が、この照明、19時過ぎに消灯された。ホッとして、視界の良い場所にスライドしてスタンバイ。
と、花火の音が聞こえる。え!?って思ったら、後方で花火が上がっていた。わずか1・2分程度だったと思う。最後の2・3発を目視。
角度的にみたまの湯方面だが、下の方で上げているの!?
で、元の場所に戻って改めてスタンバイ。
▲アナウンスも音楽も何ももなく、ただ花火だけが上がる
(音楽は本部辺りで流れていたらしいと、後で知る)
▲えぐいですね、美しいですねぇ(呆ける)
▲手前のシルエットはアスクテクニカさんの工場ですね
▲聖礼花カラー
▲聖礼花キターーーー!!
▲濃厚な色(はぁ、もうキレイ~しか言っていない)
▲濃厚な色の滝もお久しぶり
▲形が崩れるのはあれだが、どういう造り方をしてるのか妄想が捗る①
▲形が崩れるのはあれだが、どういう造り方をしてるのか妄想が捗る②
▲右下の赤いラインは車のテールランプ。笛吹ラインは通常通りの交通量
▲カラフルグラデーション
▲錦が負けそうになる赤と緑の濃厚さでフィナーレ
途中、トラブルが発生したらしく、予定の時刻より遅くまで花火が打ち上げられた(トラブっても、現地には放送機器入れていないので、「もう終わったのだろうか…」と不安になった)。配信を見ていた人から状況が伝えられた(ありがとうございます)。
結局、5分ちょっと押して終了した。
うっ!? この5分の遅れは、目論んでいた電車に乗れないってこと!? 案の定、片付けが終わった段階で、当初乗ろうと思っていた電車が駅に到着した。まぁ、約30分後の電車でも問題なく帰宅できるんだけれどね。
次の電車で無事甲府に出て、そこからあずさで帰る。車中で、カメラの画像を確認し、あぁ、時間は短かったけれど、本当に神明の花火だったんだなぁと納得した。
いろいろあったけれど、花火を上げていただき、ありがとうございました。来年は無事開催されることを心から祈っております。
なんか、結果として土手上で見ることができた人もいたらしい。え、町、それでいいの!?