▲秩父夜祭は私の誕生日(笑)
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12月3日は秩父夜祭。今年は仕事が大変なことになり行けるか危ぶまれたけれど、なぜか取れてしまった秩父の宿を無駄にするわけにはいかぬと、かなり顰蹙を買って会社を出奔。
17時近くに秩父に到着。テントのオジサンに花火のプログラムは「もうないよー」って言われて凹むも、近くの観光案内所には残っていて無事ゲット。前日までに一応見ることはできたとはいえ、画像がいまいちで細かなところまで分からなかったんだよね。
ホテルにチェックインしてみれば、フロントに花火のプログラムが…。曳き踊りの解説チラシまであるよ。宿泊する人は至れり尽くせりだな(まつり価格だから当然だけど)
部屋に入ってみると、無駄に眺めの良い最上階。だが、窓ガラスには鉄線格子が入っている(1枚目の写真をよく見ると写っている)
眺めはいいけれど、外で見るしかないかなぁって思っていると、窓が開く。全開とはいかないが、カメラを突っ込む隙間ぐらいは取れる。
ということで、ホテルの部屋から花火を撮るという滅多に無いことに挑戦してみる。
以下芸協花火対打ち
▲昇曲付八重芯変化菊先点滅
▲昇曲付三重芯変化菊
▲昇小花潮騒のメモリー
▲昇小花八重芯錦牡丹紫光露
▲昇小花八重芯錦先変化菊残光
▲昇小花芯入パステルカラー散華
▲昇木葉付ひまわりの花
▲昇曲付モノクロームの華
▲昇曲導四重芯変化菊
▲昇小花八重芯銀閃冠
▲昇分花八重芯錦冠群生
▲昇曲付ひまわり千輪菊
▲昇曲付八重咲きホワイトイルミネーション
▲昇曲導四重芯菊先青光露
▲昇分花銀彩の花
▲昇天銀竜万華鏡写輪丸
▲昇小花虹色のブーケ
▲昇曲導光のオブジェ
右下のラインは、西武秩父線。
▲フィナーレ 黄金の滝
ホテルを出て、羊山公園直下のかぶり付き処で灰をかぶりながら見ていた。
花火が終わって、御旅所の開放を狙っていく。
ところが、まだ屋台が上がり切っていないとな!? 屋台が上がらないと桟敷席の客も帰らないし、まだまだしばらく解放できないかなぁと周辺をうろつく。
すると、なんとその上がっていない屋台が、いるじゃないですか~。なんだか完全武装解除状態で…。
なんでも、秩父鉄道の終電を先に通してから団子坂に挑むのだとか…。
秩父夜祭は、団子坂を上って御旅所に入るところがクライマックスなのだが、その団子坂の手前に秩父鉄道の踏切がある。ということは架線があるわけだ。
この架線、秩父夜祭の時はいったん外されて屋台の通行を優先させる。その間は秩父鉄道は運休するが、祭り終了後は秩父鉄道を使って帰宅する地元民もいるので、再び架線をつないで運行するということを毎年行ってきた(その後、屋台が帰宅するために再び架線を外して始発までにまた架線をつなげる)。
ところが、今年は祭りの進行が全体に遅れてしまったため、終電時間までに終わらないという事態が!?
結局、鉄道の運行を優先して、祭りが割を食ったということらしい。
まぁ、鉄道会社にも鉄道会社の規制とかいろいろあるんだろうしね…。
団子坂を歩いて登って御旅所に到着。
▲1、2、3、4、5台の屋台。一台足りない…
そうこうしているうちに、24時過ぎに最後の屋台が上がってくるという情報が流れてくる。
帰宅時間に制限のない私は、初めて見るチャンスだ。当初団子坂途中に陣取っていたものの、桟敷席が解放されるということで、そちらに移動する(あとで考えれば、そのままいた方が良かったんだけどさ)。
桟敷席って、さっぶいのね~。しかも前の人が使ったままだから汚れている。
その汚れを嫌って空いたままにしている席があったので、汚れをテッシュで拭って着席、って汚れじゃなくって、それ血じゃない!? この席の人、なにしたのーーー!?
気が付けば、本町屋台の屋根が見えてきた。が、そこから長ーい!!
10分ぐらいたってもなんだか進んでこない…。えっと、秩父夜祭のクライマックスってこんな感じなのかなぁ。それともみんなお疲れちゃん?
と少々足腰の冷えが気になったころ、ようやく本気を出して上ってきた!!!!
▲24時過ぎ、本町屋台がやっと来たー
いやぁ、待った甲斐あったね。
▲6台全屋台がそろった!
▲この本町の囃子手たち、定位置に着いた後、崩れ落ちるように倒れ込みました。この辺りは最後の気力でした。
屋台が勢ぞろいしたところで、ようやく奉納舞が始まる。
屋台が上がったところで祭りが終わるわけではなく、神事をして奉納舞を見せて、そしてまた団子坂を下っていくところまでが祭りなんだね。
実はこの奉納舞が好きだったりする。今回は、観客が少ないので前の方でかぶり付き。
▲まずは中町屋台から奉納舞スタート。踊り手は、中学2年生
▲宮地屋台。こちらは小学4年生
▲上町屋台。ずーっと待っていて足がしびれた小学5年生(笑)
▲本町屋台。中学1年生が踊り締め
本町屋台の踊りの途中でさすがにリタイヤ。時刻は午前1時を等に回っている。
一応、翌日会社に行かねばならないし…。それに気付けば、あんなにたくさんいた観客がほとんどいないじゃないか~。
とたんに寒くなって撤収したわけである。
いやぁ、それにしてもいいものを見た気がした。
秩父夜祭については、概略は知っているつもりでしたが、秩父鉄道の架線をはずすなんて、とってもビックリな話を知りました。
東京近郊は便利で羨ましいです。
秩父夜祭は日付固定なので、曜日の並びの良いときにぜひお越しください。祭りがメインですが、鉄分の濃い人は秩父鉄道の動きを撮る人もいたりします。全国的に珍しいのでしょうね。