この間、行った時は既に、紅葉のいい時期は終わりになっていましたが、それでも、何本かは綺麗でした。こんな狭い土地でも、木陰にあったり、日当たりのいい場所だとその差が大きい!。一つ言える事は、「霜がきつく降りる」と、いっぺんに、赤さを過ぎて枯葉となってしまうような気がします。
都会だと、霜が降りるという事はまずない。都会の熱気が降りて来る霜を溶かしてしまうからだ。針の処から、下に降りて、海抜900mから1000m位だと霜害の影響が少ない為に綺麗に紅葉の進度が進みますが、1500mともなると、状況の差でいっぺんに落葉してしまいます。山で紅葉を楽しむには、寒いけど比較的温暖で、霜害がない事が重要なのだね。たから、もみじ系は葉が広い広葉樹ですから、ミズナラや背の高い木の間に植わっていると、霜の害を受けなくて済むので、綺麗に紅葉していくのですが、上に何もない野天ですと、その害を受けてしまいます。
だから↑のコハウチワは白樺の樹の脇に植えたので、葉があるうちは、霜害はありませんが白樺は葉の落ちるのが早いだから、旬の時が少ないのね。一方↑のドウダンツツジは葉が厚いので霜害を受けにくい。あっちこっちの野天のドウダンが真っ赤に紅葉しているのを見ると、全部綺麗に紅葉しています。と、言う事は、ドウダンツツジは霜に影響を受けないですね。
↓ のコハウチワはみずならの木の下に植えたので、紅葉するのは遅いですが、綺麗に紅葉しています。確かに山でもみじの生えている処は水持ちのいい、大木の樹の下とか、風害の受けにくい崖の横とかで、それでいて、適当にお日様が当たる処とか、木陰で日が当たる所が多い。こんなちっぽけな土地でも、植える場所の違いでも、赤く紅葉したり、橙色だったり、黄色だったりします。でも、それもそれぞれですね。
山の紅葉はその「微妙」がいいのでは!?。
もみじをこれからも植えていく積りですが、いろいろ考えなくちゃね。日当たりばかり考えてばかりじゃ駄目だということです。 しかし、殺風景な冬に向かう中で、真っ赤に燃えるもみじを見るのはいいもんです。葉がおちた後も真っ赤な葉が地面を覆うのもいいです。そうして、来年の、新しい芽吹きを描きつつじっと、寒い、冷たい冬をもみじ君達と、じっと、お酒を飲みつつ我慢するのも、実に、感慨深いものがあります。
おいおい、酒を飲んで感慨に浸っているのは針だけだろ!。庭の木々や、野鳥は苛酷な自然の中で耐え忍んでいるんだろうが!?。
針よ、お前は幸せ者だぞ!。この不届き物めが。いやいや、時給9〇〇円の身分では決して、ゆとりがある訳ではありまへん。金が無くても如何に無為自然で暮らせるかが、その真骨頂と言えるのではありませんか?。 ←フン!。