昨日、倉〇さん宅の庭の雑草取りをしたのだが、その時に剪定ハサミの切れ味が良くないとの事で、「直してくれ」だって。
剪定ハサミというのは切り口が最初から最後まで切れ味を良くする為に、真ん中の辺りに隙間がある。切っている時は「きっちりと」合わさって草を切りますがその合わせ面が先端に移動するようになっています。
刃が移動するという意味ではなくて「合わせ面」が移って行くという意味だよ。
横から見ると隙間が開いています。この隙間は開いていていいんですよ。
刃を研ぐのはしょっちゅうやっていますがこの合わせ面を治すのはやったことないので「どうしたもんか?」と、ここで止まってしまったね。
最初刃を焼いてこの当板で少しハンマーの歯を叩いて合わせ面の当たりを強くしようとしましたが、どうもしっくりこないね。そんな事しなくても出来るんじゃないかとあれやこれや考えたね。
そんな時は「一休み、一休み」「一休さん」。だはは、何言ってんだろうね。
でも「ハタっ」とある事を思いついたね。なあに極、簡単な事ですよ。それはね、鈑金で使う当て板を下に敷いてハサミのボタンを支点にして片方は柄、片方は刃を持って折って曲げてあげるのですよ。(両方、下に押すんですよ。)支点を中心にして折ってあげる感じね。
その反対も同様にやってあげます。結構やわらかいもんで曲がるもんですね。そうしたら真ん中辺りで隙間が出て切れないでいたのが音が出る様になって綺麗に切れる様になりました。(今までは切ってみると中頃の辺りの草が切れないで靡いて(なびいて)しまっていました。)
当たりを強くしようと支点になるボルトを叩いても直りませんよ。
物事、ちょっとしたひらめきがあると、解決する事がいっぱいありますね。その為には頭を柔らかくして色々な考え方が出来るといいなあ!。