針外しが生まれたのが昭和の時代。この頃は皆が一生懸命働いて、一家の主となり店を持って独り立ちできた。そして所帯を持ってそれぞれ幸せだった。社会の仕組みも年功序列で皆なんだかんだいって脱落者もあまり出さずにやってこれたもんだ。
それがIT関係が主体となり所謂、「勝ち組」「負け組」の構図が出来てしまい、今回のコロナや災害時にその結果がより顕著になって、挙句失業者が増えてしまった。そうなるとどうなるかと言うと、飯の」食えない若者や中年層が泥棒、押し込み強盗、詐欺がとてつもなく増えてしまった。道路や公の場で辻斬りならぬ路上斬りまで出るようになった。
此れじゃ昔で言う「一揆」と変わらないじゃないか?」
今のIT主体の社会は自分達さえ良ければそれでいい」という風潮が強い。昔は少なくとも工場や店で就労する若者を「我が子」同然に面倒見て育て上げ、立派に成長すると、店の暖簾分け迄してあげた。とは言っても、確かにITの就労者もそんな余裕もないけどね。
針の釣り仲間のN君に物を治めた時、11時頃やっと帰宅して連絡が取れて話をしたんですが、「今日はお疲れ様でした。ゆっくり休んで下さい」と言ったらそのN君、「何を言ってんですか。これから風呂に入って、飯食べたらこれからまた会社に戻って仕事ですよ」だって。
ITも社会の中心になっていますが、「人間はロボットではないよ」
前述しましたが民間の小規模経営者にしても昔は、「金の卵」と称して社員を宝物のようにして育て上げ中でも良くできた子には「暖簾分け」で店を持たせたり、会社の後継ぎにしたりした。
でも今の経営者は自分は前と同様に贅沢な暮らしを」しているのに社員を皆「期間雇用社員」に位置付けてしまっても、退職金もなく時給計算だ。そして契約は1ねん契約で再雇用となる1年契約なら退職金が発生しないからだ。上の人間達がおいしい所を皆持っていってしまっている。
前のN君にしても、所謂「勝ち組」の中で仕事をしても過酷な割に低賃金に甘んじられているね。
以前安倍という奴が一億総活性とか言っていたけど、例えば郵便局何かは絶対と言って良いほど社員にさせない。今の優勢は総務省管轄なのに当時の高市などは絶対手を付けなかった。だから、極少数が社員で後は皆期間雇用社員だ。
これじゃなかなか所帯なんか持てないよね。口じゃ唱っておきながら、全く進行しなかった。ましてやこのコロナで小規模の会社は商売が出来ずに止めてしまったりで,職を失い皆「ウーバーイーツ」の社員だ。(実際は社員ではないけどね)
国の態度がそんなだから若者は皆「いう事を聞かなくなってしまった」