在地自然学校が運営する混明郊外の岩城地区にある奇岩が林立する自然公園を拠点にした岩城自然教育基地を訪問。公園内に来る観光客の残すごみが目立ったのはちょっと残念。
在地自然学校は子どもの自然体験活動を中心にスタッフが常勤4人、パートも4人いて活発な活動をしているようです。しかし、この拠点は所有権は認められない国で施設も含め借地契約が5年。あと3年しかないそうです。施設改修にお金をかけたいが、勿論、継続もあるが、改修後に接収されることもあるらしい。なんとも悩ましい資本主義経済を導入した社会主義国。新しい体制作りの最中であまりにも国家権力が強いので思うように行かない。福祉的役割にも目立ちすぎると、国の面子が立たず横槍が入ると言うややこしさがあると言う。
彼女達、草の根NGOはそのなかでまさしくからだを張って社会的活動に取り組んでいます。街中での若者の社会起業のセミナーに集まっていた20数名の大学生の目もキラキラしていました。
中国はほんと大国です。政治、経済、軍事的な話題ばかり日本では取り上げられますが、一般市民の中に胎動しはじめているエネルギーのポテンシャルも相当なものです。多分、東南アジア全体のことなのではないかなあ。


9月2日。混明に昼過ぎに着き、午後は休憩。夕方から地元NGOスタッフの家庭に夕食に招かれました。ごく一般的な中産階級と思われるマンションの一室です。7階まで階段以外は日本とあまり変わりはありません。小学生の娘さんと友達が学校で習っている笛や民族舞踊の所作が入っている体操を披露してくれました。なんと曲目は赤トンボでした。日本の音楽では唱歌童謡がなくなって来ていると聞いているので、日本の子供たちは知らないかもしれないなあ。
こんな時、お返しの芸がないアタシは赤トンボを演奏に合わせて歌ったのでした。