♫チャチャチャンと、チャーンとと、チャーンとと・・・♫ 昭和30年代の少年であった昭和キッズのアタシ達は、このコンバットのテーマソングは記憶に刷り込まれているでしょう。
勘定表とにらめっこして決算書類を作らねばならぬのですが、日曜日でもあるので動画を観ています。コンバットを見つけてしまい3本も観てしまった……、子どもの頃に夢中で観ていた頃とまるで違うもを観ている位に物語、映像、台詞、役者の表現力に感心しています。
戦後ひとケタ世代の私たちは、テレビが急速に普及した(特に1964年、昭和39年の先の東京オリンピック前後にカラーテレビも現れました)時代にアメリカ映画をたくさん見せさせられました。 コンバット、ローンレンジャーでは、ドイツ軍やアメリカンインディアンと戦う軍隊や奇兵隊TVドラマでアメリカの正義を・・、奥様は魔女やら名犬ラッシーでは、アメリカの豊かな生活を刷り込まれました。 なんでも、アメリカはそれらのドラマを無償で立ち上がったTV局に提供していたらしい・・。 まさしく戦後世代への洗脳の一貫だったんだろうな・・。
それに見事にはまった昭和キッズは、棒っこや竹筒をライフルや機関銃にして、旧日本軍ではない、かっこいいコンバットソングを頭の中に回しながらアメリカ陸軍歩兵となり、サンダース軍曹やヘンリー少尉の部隊の一員になったつもりで、「正義の戦争ごっこ(敵のドイツ軍役はいなかったような気がするな、ただただ偵察していた・・」をしていました。
ドラマでのアメリカの敵は日本軍ではなくドイツ軍だったけれども、戦争にも行った父親は子どものそんな姿を見ていて何を思っていたんだろう・・・。
で、コンバットなのですが、戦闘シーンもかなり爆薬を使って派手で空撮もあり、あの時期のテレビドラマ取しては、凄い制作費がかかっていたんだろうなあと驚き、 戦闘でかなりの人が死ぬシーンを子ども心でどう感じていたんだろうか・・。 また、見直すと、随分とヒューマンドラマであったことがわかる。 上官と兵士の間、ドイツに占領されていたフランス人一般人との間、時にはドイツ軍兵士との友情みたいなものも生まれる。 底辺には「戦争の悲惨さ、平和」を訴えていたのだなとも、今見返すと感じました。
ビックモロー(サンダース軍曹)、リックジェイスン?(ヘンリー少尉)をはじめとする役者の演技も素晴らしいし、吹き替えの声優陣も感情が入っていてなかなかいい!!
いろいろな面から言っても、名作TVドラマだな・・。