今年は3回だけの千歳病院での森林療法時間です。
精神科の病院で認知症ケアの施設も経営しています。入院患者さん、外来患者さん、認知症ケアの参加者等 15人ほどが参加されました。 療法に位置づけられた行為でもありますが、担当医からのmustの治療ではなくて、療法士さんがついて、患者さん利用者さんに選んでもらう療法というカタチをとっています。
森林療法といっても特別なことをするわけではありません。 病院の裏手にある林をちょっとだけお散歩して、身体をリラックするために気功(まがいな?)をしたり、新呼吸、大きな声を出してみたり、敷物を敷いて地面に寝てみたりといつもとちょっと違う自然ふれあいをして、青空広場・OCHANOVAで ハーブティや足湯手浴をし、焚き火の薪をノコギリで切り、ジャガイモを焼いて食すると、人と人とのふれあいを大切にした場づくりをしてみなさんに過ごして頂いています。
みどりの中で新鮮な空気を味わうこと、いつも違う人と関わりを持つことが、精神的、肉体的機能にも良い影響があろうと思います。 もちろん、病院、医師の積極的な関わりも必要だと思います。 今回、拒食症の女性がいたそうなのですが、医療者でない私たちにはプライバシーの問題もありますので、具体的な個々人の情報が伝わっていません。そんなところはちょっと歯がゆくもあるのですが、担当療法士さんや病棟の看護師さんも付き添うので、そのあたりはおまかせして、私たちは場と雰囲気づくりに徹しています。
もっと頻繁にやったほうが効果も高いとも思われますが、ボランティアではないので予算の問題もあります。ただ、処方される医療行為でもあるので、病院経営側からみれば、参加者が増えれば回数も増やしてゆけるということにもなります。 本年度はこれで終了ですが、来年度も2~4回の実施を続けてゆく方向ではあります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます