高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

羅生門…、その後…、えっ!!

2020-04-11 16:27:30 | 日記

昨夜観た黒澤明監督の羅生門を観て、どうしても原作が読みたくなり、黒松内の図書館へ借りにでかけてきました。図書館では人手不足から自然学校のスタッフもフロントに交代で出ているので、巡検視察も兼ねて・・・。

事前に調べたところ、映画は、芥川龍之介の小説「羅生門」だけが原作でなく、もうひとつ「藪の中で」というが合わさって脚本が書かれていることがわかりました。 しかも、ふたつとも短編なのです。  で・・、フロント業務にでているFに試しに「芥川竜之介の羅生門と破の下という小説をさがしてほしい」と研修質問・・・。 単行本ではないですから、全集の中に収録されていると思いますとは言わずに・・・(ちょっとイジワル・・ね)  小さな町の小さな図書館なのになかなか優れた検索システムができていました・・。 収録されている全集から見つけてくれました!!

で、原作はとても意外なものでした・・・。

原作小説「羅生門」は、疲弊した都の廃寺のような門。映画の中での象徴的な場所であり、映画で語られた事件そのものとは何も関係がない・・。その門構えの建物の上で起きた出来事が描かれている、ほんとに短編。 しかし、映画に表現された異様に廃れた門構えが物語の根底にある「人間の業」のイメージにつながる良い効果がありました。

原作小説「藪の中で」の物語がほぼそのまま映画のストーリーの骨格でした。 

ただ、最後の映画シーンはどちらの原作にもまったくなく、映画の中で新しく付け加えらたストーリーでした。

映画観て、原作も読むと面白いよ。

 

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羅生門と認知症予防

2020-04-11 10:41:41 | 日記

黒澤明監督の映画「羅生門」がデジタル映像化された録画を昨夜鑑賞しました。 封切り当初はあまり話題にならなかったそうですが、その人間の業を描く物語は最初に海外で評価され、世界の黒澤と称賛されるゆえんの名作となりました。 原作は芥川龍之介の同名「羅生門」と「藪の中」というふたつの短編が元になっているそうです。白黒映画ながらも明暗のある映像や出演者の名演技に引き込まれてしまって見入りました。 ストーリー自体は明快といえばわかりやすいのですが、

しかし・・、 ある殺人を何人かが違う角度から証言するので、なぜ被害者が殺されたのか、その経緯が3つ・・、あれ4つだったかな・・描かれる。 後半になると、前者の証言内容がなんだったかを思い出せなくて、ビデオを巻き戻して観たり、あらすじをメモったりして、終えるまでに1.5倍以上時間がかかってしまったかなあ・・・。

なので、この映画は 初期認知症予防トレーニングにもなると思ったアタシでした・・。

冒頭は、アタシの「業」現れている・・、イメージ写真ね・・。(こういう写真をアップするなとKAMさんには叱られるけど、これも等身大のアタシの真の姿ね・・。年末に転んで眼窩下骨折した容姿)

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ありがとうございました。

2020-04-11 10:13:59 | 日記

3ー4月にかけて長らくボランティア滞在をしてくださった、スタッフFのお父様のTAIさんが今日早朝に道東へ帰郷されました。 石窯場の解体整備、ゲストハウスの玄関周りの改修、コケッツ遊びば改修、事務所の机天板作り、カヌーの補修、除雪機の整備やバイクの修理まで、私と同年代ですが、私が不得意とする整備・施設営繕をなんでもこなしてくださいました。まさに、公務補大将でした!!

コロナ影響で観光業におつきのTAIさんにお暇ができたからの来校でしたが、この影響はいつまで続くのでしょうが・・。しかし、日常にはあまり目立った影響のない、ここ田舎では・・同じく収入仕事は減ってはいますが、やることはてんこ盛りです。 まっ、なんとかなるだろうと至って楽観というか、成るように成るしかないとタカをくくっております・・・。

昨夜は、お別れBBQ会を外でするつもりでしたが、あまりにも寒いので学校食堂で開催。 豚、鳥、羊、鹿、そして熊肉をみんなで喰らいました。 オレ達人間は肉食動物だと改めて感じた夜でもありました。

            

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こういうことなんだ!?

2020-04-10 11:44:03 | 日記

◆いつから我が家にあったんだろか、カエルに鳥の羽が生えたような奇妙な人形。壁にかけてあったのですが、天井から釣り下がって飛んでいます。 こうやって飾るんだ?!

◆世はコロナ騒動中ですが、幕張メッセで国際武器見本市が開催されたらしい。 商品武器のブースで営業マンが武器の使い方性能を説明している動画がFacebookに上がっていた。 わずか2,3kgのバズーカ砲は「バック噴射反動力も小さく狭い部屋からでも撃てて市街戦に最適である」やれ「この自動小銃は、器具部品の不調を自動的に表示してメンテナンスがしやすい」だの・・・。 日本のメーカーも多数出展されたらしい。 こんな巨大見本市が日本で初開催されてしまった。

千葉県は二度とこんな見本市に幕張メッセを貸し出さないでください!!

◆ 春先の小雨氷雨も降る朝でしたが、10;00-12;00は晴れるということで、次の冬に使う薪の原木を頂けるということでスタッフ達は総出ででかけています。 午後は再び下り坂になりますが、16:00-18:00には晴れると天気予報が知らせています。 そこで、予定していたBBQを早めに開始しようとの予定の本日です。 コンピューター解析が進化進歩して、最近の予報は一時間ごとでも、ほんとに正確に当たるよなあ・・・。

鹿肉、牛肉、鶏肉、羊肉に・・さらに、熊肉も解凍中・・・です。

 

雪が消えたばかりで来年度用の薪材がこんなに集まったのは今までになかったなあ。 ストーブに入れるにはまだ長いのでさらに半分にチェーンソーで玉切りしてから斧で割るので、先は遠い。 しかし、生木なのでちょっと置いてからだな。秋に薪割りか・・。昨年から風乾させている丸太もあるので、薪割りボランティア常時募集となります。我こそと思う方はどうぞ。 旨いメシと酒付きとなります・・・。

 

 

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どうなる……

2020-04-09 15:41:24 | 日記

◆どうなる2020……。  新年度から自然学校の運営を担うミソジィーズ(三十路)三人が事業運営に喧々諤々と意見交換をしています。 コロナ影響で先行きが見通せない状況での若手の船出はしょっぱなから荒波です。 ベースとなる地域行政からの委託仕事と個人的能力の高い連中なので、本人たちはなんとかするでしょう、できるでしょう。 しかし、2021年度まで中長期的に見通すと・・、自然学校自体の存続もどうなることやら・・・。コロナさんをきっかけに本人たちの生き方暮らし方も考える良い機会になっているようです。 そばで議論を聞いていて、口出したいところもあるのですが、そこはグッと我慢して、活かすも殺すも任せてゆきたいと見守っております・・・。

とは、春はかわらずに確実に近づいているようです。野山からは雪が消え、校庭のエゾノヤマザクラのつぼみもやっと膨らんできました。写真の後ろはソメイヨシノです。桜前線はソメイヨシノの開花を指標としていますが、北海道では山にもたくさんあるヤマザクラが先に開花します。次にソメイヨシノなのですが、黒松内の谷間は南側からなのに太平洋の冷たい空気(太平洋側には北から寒流の親潮が北洋から流れているため)が流れ込む冷涼気候なので、前線は上空を通過してしまい、より北の札幌付近の開花時期と同じ頃になります。なので、まだまだあと2,3週間はかかりそうです。 南の地域から桜開花の写真がFacebookで投稿されるのを見るにつけ、羨ましく、今年はいつもより待ち遠しく感じています。

◆黒松内の社会福祉法人つくし園は、子どもの養護施設から高齢者福祉施設、障がい者施設まで広くカバーした福祉法人です。 作業所で納豆や豆腐を製造している部署があるのですが、学校給食などがなくなり在庫が積み上がってきているので、食べて応援。 なっとうを50パック買い求め法人本部へ受け取りに行ってきました。本部の玄関前には坂本九さんを偲ぶ石碑があります。 養護施設は故坂本九さんと親交があり、黒松内へは何度も訪問されていたようです。

◆コロナ騒動もあり、時間ができた自然学校では、事務所の改装、身辺断捨離を進めていました。長年仕事をしてきたもんですから、スタッフから「事務所にある半分はタカギさんのものでしょ!」と叱咤発破をかけられ整理してきて、やっとここまで来ました。 机の上にはパソコン以外は置かないでと指令されているのですが、そもそもごちゃごちゃとしていないと落ち着かない、見えるものが多くないと頭が活性化しないタイプなので、もうちょっと廃棄はしますが、ここらへんで勘弁してくれないかなあ・・。

 

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降りました。

2020-04-06 11:03:53 | 日記

◆校庭の残雪は昇天しましたが、例年四月は雪が降って春と冬が行ったり来たりします。それも春にちかづく喜びがある四月で桜が待ち遠しくもあるのですが、コロナ騒動下の降雪はかんべんしてくれよ~って感じですな。

ミキティ爺、まる爺と3G(SUN G)でキャンピングカー旅に出ようともくろんでいたのですが、首都圏を中心に国が緊急事態宣言を出すということが決まり・・・、 それでも旅に出てしまうのは、ゆき先滞在地の仲間達にもいらぬ心配をかけるし、あたしたちが外出しても大丈夫メッセージを出すことはないだろうと、考え直して、今回は中止することにしました。

エコツーリズムの騎手を自認しているだけに、観光経済縮小の中で、なんだかコロナに負けるような気もしますが、やっぱり自重致しましょう・・・。

であっても、ミキティ爺は休みもとってしまったので、自然学校には焚き火遊びにくることになりました。

◆緊急事態宣言発令とはいっても、外出自粛や人が集まるイベント中止要請圧が高まり、牽制的な注意喚起を強めるだけで、従わなくとも罰則があるわけでない・・・。  東京での感染者発見(陽性確認者)数は100名代が二日連続しました。 イタリアやニューヨークのような医療崩壊にならなければ良いが、医療機関はもう一般患者は受け付けられない病院も出ているようです。  飲食業者への打撃、日給ベースの勤労者の雇い止めも顕著となり、経済への影響というか、庶民の生活にも死活状況も現れて来ている・・・。

政府は大企業には融資ではない緊急資金給付を決めた。 中小企業には利子はないものの貸付けだ。 一般庶民にはマスク二枚配付と、どうも受け取りにはハードルが高い、結局うけとれない給付金制度となりそうだ・・・。

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来訪者

2020-04-05 11:00:03 | 来訪者

コロナ騒動は収まる方向は見通せませんが、自然学校にはパラパラと来訪者があります。4/4-5には、かつて自然学校でチーフディレクターを張ってくれた たーぼ&まむ、中つち農場の鈴木一家が訪れてくれました。 なんと、10数年前の常連だった すなおくんの来校に合わせてくれたのでした。 彼らがチーフをしていた頃の夏の長期キャンプや子ども活動イエティくらぶの常連だったので、昔話に花咲き、笑い転げた幸せ時間となりました。

時間を経て、それも当時は大人と子どもだった関係なのに、同じ空間と時間で過ごしたできごとを、今になって共有できるのはまことに幸せなことです。 親子であっても昔のことを思い出して笑い合えるなんてことはなかなかないんじゃあないかな。 子どもへの自然体験活動を長年やってきたご褒美みたいな楽しく幸せな時間を過ごさせてもらいました。

孫みたいな彼らの子ども達が大人になるまで、がんばるか。

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給付金??

2020-04-04 16:10:08 | 日記

コロナウィルス影響での消費の冷え込み、人々の暮らしへの影響も顕在化しつつあり、私のまわりの観光業に勤めている人もいわゆる早期の雇い止めとなり、3月に仕事がなくなった人も複数いるのが現実である。 政府は、マスク二枚をせたい事に配るという「迅速?」な対応をして、世界中から失笑を買う羽目になっている。 世界各国では、国民への特別な給付金を実行しているというのにだ。

そして、その日本の給付金も、世帯に10万だとか20万だとかで迷走中である。 今日のニュースでは世帯に30万できまりそうな感じであるが、その給付に条件が付加される。 やれ収入が減ったこと役所へ証明できる文書を持って申請するだの、一定の収入以下だの・・と、大企業には資本援助すると即に決めたのに、我々庶民には給付できないようにするためのハードルを作っているようにしか感じないな。

私は田舎住まい出し、そもそも生活コストが低いので、当面はいつものように生活ができるだろうけれど・・。 都会の人やら贅沢に暮らしていた人は、それまでの生活維持は難しいでしょうね・・。 それにしても、収入が減ったってどうやって証明すればいいのだろうか・・。 やっと生活できるか否かの収入の弱者はなおさらのことだ。 

一律給付するしかないんじゃあないかな・・。 20万円 x1億4千万人 = 28兆円か。 

兆円単位の金額の大きさがわかりにくいが・・、 昔、ねおすの全盛期の年間事業売上は2億円はあったんですが、それでもトヨタの売上30兆円と比べると、なんと15万年分。石器時代くらい前から、こんなに忙しく働かんと同額においつかんのだなと計算して、その兆単位の金額の大きさに驚いたことがありましたな・・・。 ちゃんちゃん。

 

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新しいデスクと名刺

2020-04-04 15:41:17 | 日記

◆コロナ影響もあり事務所の片付けをしていると途中経過を伝えていましたが、結果は……、 (今のところ)、上記写真のようになっております。 主導者には、机の上はパソコンだけに・・と言われておりますが、もう少しかたづけますが、それは無理だなあ・・、都会のオフィスのようなワークスタイルと違うんだからな。 そもそも、私は物に囲まれていないとアイディアがでない、乱雑の方が落ち着くのであります・・・。 

にしろ、デスクのよこにあるものは、大量の名刺群。引き出しにも名刺ファイルが何冊もあるので膨大です。最初の頃はカテゴリー分けしたりしておりましたが、それは手間暇がかかるし、だからといって後日名刺を探すこともあまりないので、いつのころから、ほぼ頂いた時系列に保存することに・・、それでも合計で40年以上も仕事をしてきた、途中の転職や事務所移動でも名刺は整理してきていないので、それは膨大な量があります。 これも一気に捨てちゃえばいいということなんでしょうが、そりゃあ、大半の方のお名前と顔は一致できてはいないものの、それじゃあ、あまりにも失礼な気がするので、トランプをめくるように一枚ずつ一応目を通そうとしています。 なので、机の上の空間を広げるのはまだ時間がかかるな。 机の引き出しも整理していないので、ここにもたくさんの不用品があります。それらも整理したいもんです・・。

◆TVでは、医療崩壊が起こらないように不要不急の外出は避けるようにと変わらずに呼びかけています・・・。 そんな中で旅計画を実行に移してもいいのかなあとも思うのですが、今のところは国としての緊急事態宣言がでなければ出発ということで・・と、もくろんでおります。 このウィルスと同じ発音のコロナビールが生産休止するとの報道が・・、なんともなあ。 コロナストーブというのもありますね・・。思わぬ余波が・・。

ジワジワと経済というよりも生活そのものへの影響が広がりそうですが・・、下々の我々にとっては、これは「成るようにしか,成らん!!」という、諦めるしかないなあ・・・。 人類の過去には何度もこういった目に見えない存在からの脅威がありました。 医療や衛生が進歩した現代にあっては、それを忘れてしまった人類史になっていたことが、突然に現代に現れたということ・・。 地球全体が冷え込んで生物の大多数が絶滅した時代もあった・・。そういう長~い地球史から見れば、ごくありふれた現象で、その時代をたまたま生きているアタシたちを襲った避けらねぬ運命でもあるのだ。

いずれにしても、大きく地球環境を変えてしまい、自己過信し過ぎた人類への地球からの警告だな。 

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外へ

2020-04-03 17:14:56 | 日記

スタッフのお父さんの たいさんが お仕事がコロナ影響で休業中なので自然学校に滞在して営繕ボランティアをしてくださっています。 機械から建築、電気まで知識とスキルが高いので、さらには動き始めたら止まらないくらいで次から次へと営繕をしていただいています。 ピザ窯の解体とピザ小屋の整理、ゲストハウスの扉の修理、カヌーの修理、息子のバイクや除雪機の整備と・・・。とても助けられております。

お年は私と同年代ですが、なにもできないアタシと比べようにもない・・・。 自分の無能さを確認させられてしまいます。 私は何かを企画したりハードではなくてソフト(コンピューターではなく仕事の・・しくみ)づくりは得意な方なのでここまで食いっぱぐれることなく生きてきました・・・。 が、実践実務をリタイアしてくると、まあ、なんとも使い道がないなあ・・・、と、自己効力感が低下してしまいますが・・・、もう致し方なしでありますな・・・。

で、ニワトリ(コケッツ)を外に出してやろうとネットの張替を数日前から自分でやろうと思ってはいたのですが、たいさんがあっという間に、今日作ってしまいました。 おかげさまでコケッツ隊は、晴天下で気持ちよさそうに冬を終えて初めて放牧?されました。

ありがとうございます。

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