晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

鳶口を頂く 7/18

2008-07-20 | 日記・エッセイ・コラム

2008.7.18(金)晴 鳶口を頂く

 暑い日の健康法は昼寝である。サラリーマン時代も昼の休みは早々に昼食を済ませ、昼寝をしていたのだが、時間には起きなければならないのでプレッシャーのかかる昼寝であった。自由に昼寝の出来る仕事に憧れていたのだが、やっとそういう仕事にありついた。特に午前中はほとんどお客さまが無いのでよく寝られる。時には夫婦共々寝入っているときがあり、「こんにちわ」とお客さまに起こされる。今日も寝ていたらお客さまのドアの音に起こされる。かみさんが店に出たら、長い棒を持ったお客さまで再度びっくり。口上林の村上さんが頼んでいた鳶口を持ってきてくれたのだ。鳶口と言っても知らない方も多いと思うので写真でお見せしよう。Img_0662
長い柄の先に鳶のくちばしのような金具が付いており、木を運び出すときに使用する道具である。消防にも使われており、江戸の火消しが手にしているのを映画なんかで見ることがある。
昨年から山仕事をするようになり、鉈や鋸、チエンソーなど取りそろえたが、切った木を運び出すときの道具が何もないのだ。かといってホームセンターなどで売ってるわけでもない。インターネットで探すがやたら高い、手作りの特注品であったり、骨董価値のあるものなど数万円するものもある。本来は一般的な道具なんだが、山林仕事の減った現在、特別な工芸品となっているようだ。京都にいるときに弘法さんや天神さんでも探したが出てこなかった。もっとも実用具を求める市では無くなってるのかも知れない。
 村上さんはじょんのびの中毒患者さんでポイントカード達成第一号のお得意さんである。骨董屋さんもしているというので、鳶口の話をしたら早速持ってきてくれた。しかもプレゼントしてくれたのだ。いやあ嬉しいですなあ、欲しかった道具を手に入れるというのは、、、、。冬の木の切り出しが楽しみになってきた。
 

今日のじょん:起床時間が遅くなってきた。以前は5時頃から起きてごそごそと動いていたが、最近では6時ぐらいまで寝ているようだ。えらいいびきをかいているときもある。寝起きは悪く、すぐには立てない。寝ぼけて足下がふらふらしている。なんか人間と同じだなあと感心する。


2008.7.19(土)晴 生きていた吉右衛門

 夏休みの始まった3連休、超繁忙のはずが超ヒマで、じょんのびの客は読めない。拍子抜けをしているときになっちゃん一家が来じょんする。ここでなっちゃんのお母さんが茗荷名人であることが判明、さっそく新茗荷をひとつ見つけていた。茗荷は栽培しているもの、自生しているもの、家の周りにどっさり生えているが、一体店で売ってるあの茗荷とはどこにできるのか解らなかったのだ。あの紅い芽のような茗荷は根元に出来るのか、先に出来るのか、地中に出来るのか、それ以前にあの茗荷から食べる部分が取れるのかも不安であった。今更聞けない茗荷の真実が今明かされる。小さな茗荷の芽を見て安心した。8月になればどんどん出てくるそうだ。蛇やマムシの心配の無いように草引きをしておくこと、沢山採れたときは梅酢に漬けると良いそうだ。梅酢もしっかりあるぞ。収穫が楽しみである。
 店もしまおうかというときにひょっこり吉右衛門が来じょん、ご両親が上林に来られると聞いていた時以来だから、久々である。「こんなところでぶらぶらしてんな」と首に縄付けられて金沢へ拉致されたかと思っていたら、仕事が忙しかったそうで一安心である。そんなしてたら、就農希望の若物夫婦が来じょんし、物件を探しているということ。里山ネットなど紹介してあげて、吉右衛門も「慌てないでゆっくり探し」などとアドバイスをしていた。こういった人が週に2,3人は来じょんする。やっぱ上林は旬なんだろうか。

今日のじょん:Img_0663

 暑うてたまらんわ、これ寝ているところ。

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夏祭り 7/15

2008-07-20 | 日記・エッセイ・コラム

2008.7.15(火)晴 夏祭り

 京都では祇園祭の宵々山で盛り上がっている。いつもどおり熱ーい祇園祭となりそうだ。実は今日はじょんのび村のある地域の氏神様河牟奈備神社の夏祭りでもある。じょんのび村手前1Kmの所にある古い神社で、旧郷社というから由緒のある神社のようだ。夏祭りと言っても神輿が出るわけでなく、観客が集まるわけでなく氏子によって粛々と神事が行われるだけのようだ。店に来たお客さんが、「お好み焼きの屋台が出ていたようやで」と知らせてくれたが、確かめようもない。夕方に軽トラックのおじさんが夏祭りのお下がりということで紅白のおまんじゅうを持ってきてくれた。なんと懐かしい習慣だこと。
 夕食をとっているとかみさんが「あいた、口上林!」とのたもうた。よく聞くと「あいたっ口噛んばやし!」だって、だじゃれがうまくなってきた。

今日のじょん:相変わらず首輪がダメではずしてやると、飛び回る。Img_0649 Img_0650







2008.7.16(水)晴 京都限定ビール1497

 水曜日はなぜかお客さまが多い。喫茶店は水曜日を嫌って定休にするという説があるが、他に喫茶店の無い上林では関係ない。千客万来でしかも明日は休みというのは気持ちが良い。夜はいそいそと綾部温泉に出かける。綾部温泉では京都限定ビール1497を置くこととなった。このビールには思い出がある。今は無いキリンビール京都工場にカラハナというレストランがあり、夏は庭園のビヤガーデンに行くのが楽しみであった。1497はこの工場で作られており、料理と庭と相まって超旨いビールであった。綾部温泉のレストランの前には大きな木の看板が掲げられており、風呂上がりにはたまらない誘惑である。ところが車で来ている限り頂くわけにはいかない。持ち帰りの瓶は無いですか?と聞くがありませんとすげない答えでがっくりする。このビールを飲むにはあやバスで温泉に来るしかない。時間など検討して何時の日か飲んでやる。

今日のじょん:いつもと一緒。

2008.7.17(木)晴 初ゴーヤ

  5月に買ったゴーヤの苗3本がすくすくと伸びて、ベランダに届くようになった。当初は寒さのせいか育ちが悪く、上林ではゴーヤは無理なのかと諦めかけていたのだが、案じたものではなくなった。実の方も最初は1センチ程度のものだったがみるみる大きくなって、細い蔓に重そうになってきた。さわってみると柔らかくて、売ってるやつとちと違うようだが食することにする。ついでにセロリも初収穫し、夕食は自前の野菜シリーズで膳をにぎわせた。見た目に反してしゃきしゃきとして旨い。畑を作る労力と苗代、肥料代などかかっているが、やはり自前の野菜は美味しいものだ。しかしどの野菜も店で売ってるような立派なものが出来ないのはプロアマの違いだろうか。Img_0660
 今困っているのはネギである。九条ネギと下仁田ネギと薬味ネギが植わっているがみんな堅くなって先が茶色くなっている。干しておいて植え替えるなどと聞いたが、一体どうすれば良いのかわからない。ホームセンターでも干からびたネギの苗を売っているが、なんとなく今更聞けない感がして放ってある。

 今日のじょん: 梅雨明け宣言がされ、最もとっくに梅雨は明けているが、暑い日が続く。TVで見る山鉾巡行も暑そうだ。京都大阪では連日30数度の気温が伝えられ、昨夏の都会の暑さを思い出される。ここ上林は室内28度程度の気温で涼しいはずなんだろうけどやはり暑く感じるのは贅沢なんだろうか。考えてみれば夜などクーラー無しでは過ごせなかったのだから、やはり上林は涼しいのだ。それでもじょんはそうはいかない、その分厚い毛皮脱いだらどやねん、と言うわけにもいかんようだ。暑い日中はあっち向きこっち向き、寝苦しそうだ。Img_0657 Img_0658 Img_0659

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