2010.7.14(水)雨
7月10日に発見したキヌガサタケ(2010-No.3)を収穫した際にその兄弟である壺を発見した。昨年から何本もキヌガサタケを発見しているが、壺の状態で発見したのは初めてである。移植ゴテで取り出し、観察の後現状に戻していたが、4日たって遂に壺を破って柄が出てきた。朝の間に見つけ、まだレースも出ていなかったので、観察を続けて御紹介したい。
(1)7月10日、雨の中をNo.-3を発見、収穫するとその奥に壺を発見。様子を見るが11,12,13日とも変化が無く、触ったから出ないのかなと心配する。
(2) 7月14日、雨、朝発見時の気温27℃、湿度85% 2010-No.5
7:40 発見、壺の置き方が悪かったのか、垂直に立っていない。傘の色は薄い黒色これはどうも雨でグラバが流されているようだ。レースは出ていない。
(3) 8:35 レースが少し出てきている。超ミニスカートという感じ。
(4) 8:50 レースが半分くらい出ている。ミニスカートという感じ。
(5) 9:05 完全にレースが出ている。
(6) 11:20 収穫、グラバは完全に雨に流され傘も真っ白になっている。長さは15cmぐらいで小ぶり、雨に濡れているので乾燥は難しそう。
考察(1)発見時臭いにつられてか沢山の虫が寄っているが、中にはコガネムシのような甲虫類もいて、柄の部分が食されていた。やはりレースは本体を虫などの外敵から守るために出てくるのかと思うが、どうせ半日余りで萎れてしまうので、グラバさえばらまければそれでいいようにも思える。
考察(2)壺の部分は尻尾のある方が下で、コロンブスの卵同様縦に立っている。ただし障害物があるところでは斜めになったり、ひしゃげたように出てくる場合もある。
考察(3) 実はN0.5発見と同時にN0.6も発見している。こちらは同じ時間なのにもうレースも半分くらい出ている。ということは成長の状態は気象条件ではなくて個体間に格差があるようだ。
考察(4) No.6は薪の原木の下から出てきたもので、よくぞ成長したなあというしろものだ、もちろん垂直には出てこられない。移植ゴテで掘り起こして収穫したが、20cmの大物で、きれいな姿で収穫できた。どこからでも出てくるものだ。
考察(5)ものの本にはじめじめした腐葉土などから出現するとあったが、全然違う。昨年の16本、今年の6本についてみると、割合と日当たりの良いところ、土は関係ないようでバラスの中からも数本出た。このことは単なる偶然かもしれないが、総てに共通していることは前年に掘り返したところから出ていることだ。、昨年グラバを人工的に撒いたところは、まだ出現していない。
考察(6)乾燥方法についてはまだ良い案が浮かんでないが、事前に汚れなどを取るために水洗いしたものは、やがて溶けてしまうようだ。串を立てる装置を早急に考えたい。
水洗いした2本は溶けてしまった。
いま新しい壺を一個発見しているので、壺から柄が出るところを観察したいと思っている。ただし、早朝の観察が必要なので難しいところもある。
今日のじょん:じょん語録(52)目かい探偵事務所
京都市の人にしか解らないしゃれである。アレルギー体質なのかよく目をかいている。かわいいと言ってくれる方もあるが、本犬はつらそうだ。本当は目川探偵事務所だったと思うのだが、京都では看板をよく見かけた。写真はじょんのび村に来た日のもの、この時から目かい探偵事務所やってたようだ。