2010.7.25(日)晴
みちくさが多すぎて長く書きすぎたようだ。この項は本日で終わりにしたい。
解読不能な古地名がアイヌ語で解読できるというのは根拠があることなのか、はたまた単なる偶然なのか私は判断できる資料を持っていない。ただ、確実にいくつかあるということは確かである。しかし本書はあまりに沢山の地名についてアイヌ語との読みの同一性だけをもってアイヌ地名としている様に思う。アイヌ地名は「川の岸」とか「露岩の山」とか「沼の脇」とかどこにでも通用しそうな地名がほとんどである。それだけに読みさえ合えば附定出来る地名がいくらでもある。それだからこそ数多くの検証、比較をして納得できるものだけを発表して欲しかった。
アイヌの地、北海道
金属地名は古語である金(kani)、と多々羅が出てくるが、アイヌ語でkaniというのは無さそうだし、多々羅もTattarkei-i(水中に岩盤があって川波の立ち騒ぐところ)あるいはTatar(ダッタン人)と並記されている。佐備、寒川などもSap(群れをなして山から浜へ出る意)などと鉄を表すサビは無視されている。私はアイヌ語にない用語も無理矢理直結させているように思うのだが。
「蝦夷・アイヌ・縄文人」で述べているように、アイヌ語以前の原日本語(縄文人語)で古地名が成立したと考えれば、時代が下がって入ってくる金属古語の地名を無理にアイヌ語で説明しなくても済むのではないだろうか。
本書のように近畿に存在するアイヌ地名としてしまうから、近畿にはアイヌ文化の遺跡はないとかアイヌ文化は近畿には及んでいないとかの批判が出てくるのである。アイヌ語にも和語(日本語)にも発展する原日本語による地名とすれば、あらゆる矛盾は一応解決できるように思うのである。おわり
【作業日誌 7/25】
芝刈、1/4
今日のじょん:カイカイじょんが日増しにきつくなる。 今や寝てるか、カイカイしてるか、その間に飯食ってるかという状態だ。
いつでもどこでもカイカイじょん。
虫が多いのも解る、神経質なのも解る、アレルギー体質なのも解る、でも一日中カイカイされたらちょっと気になる。痒みというのは第二の痛みというぐらいで始末が悪い。ダニやノミ、蚊の対策もしつくして一体どうすれば良いのかと言うことになる。かみさんがファーミネーターで毛を梳いていた。もう脱毛は終わったかと思われるのにまだまだ抜けている。これが原因の痒みなら解決の糸口がありそうだ。