晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

秋のキヌガサダケ 10/26 

2011-10-26 | 日記・エッセイ・コラム

2011.10.26(水)曇、晴

 10月13日にキヌガサダケの壺を見つけ、何時咲くかと観察を続けていましたが、一向に咲く気配が無く、一時は蛇の卵かなあなどと不安になったりしました。発見から2週間近くたった今日見事に?咲きました。?なのは何とも小さいのです。しかもあの白いレースが無いのです。壺だけは充分な大きさがあるのですが、なんとも白け気味の出現です。P1000132
 
10cmにも満たない。


 やはり気温が低いので 成長しないのかな、壺から孵ってくるというか開花するのも時間がかかりすぎです。レースが無いのも気温のせいかなあ、それとも虫がいないので必要がないのかなあなどといろいろ想像しています。
 それでも一応証拠写真を撮ろうと近づくと、少し向こうに白いものが見え、腐った倒木をかき分けると立派な大きさのが一本出ていました。しかしレースはやっぱりありません。違う種類なのかなあとさえ思ってしまうのですが、レース以外の部分は全てキヌガサダケで間違いありません。あの鶏糞のような臭いもいつもどおりです。P1000133
P1000126 
もう一本と壺2個を発見。



 そういえば昨秋改心の道で見つけたのもレースはありませんでした。既に溶けてしまっていたのかと思いましたが、どうやら最初から無かった様です。
 調べてみると梅雨時分と秋に出現するのは普通だそうです。秋だから大発見ということでは無さそうです。その後壺も2個発見し、これからまだまだ出てきそうです。2本とも収穫し、いつものように乾燥しました。グラバは水に溶いて撒いています。P1000135
夏のように一気に咲いて無くなると言うことはありませんので、興味のある方はいつでも見に来てください。夕方までしっかり残っているようです。

【作業日誌 10/26】
倉庫片付け

今日のじょん:佐々木さんが来て尺八を一曲聴かせてくれた。じょんが出てきて盛んに首をかしげている。何じゃこの音は、、、と思っているのかな。P1000131_3

 

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大栗峠考(9) 10/25

2011-10-26 | 山・峠

2011.10.25(火)曇、雨

 考察(3)なぜ京街道は志古田道から弓削道に代わったか。
 そのまえになぜ志古田道が本道であったかということを考えてみましょう。
 街道の要素というのはいくつもありますが、最も重要なものは効率よく歩ける、つまり楽に早く到着できるということではないでしょうか。その他には安全に歩けること、宿や茶店などの環境、治安の問題、川の渡しの問題など色々考えられます。
 今回弓削道を下っているとき、桜井さんが「こりゃあ志古田道の方が楽やなあ」とつぶやいておられました。私は志古田道をまだ歩いていないので感じはわからないのですが、地形図で見る限り志古田道が歩くには効率的なようです。地形図では上林川から大栗峠までどちらの道も距離も高低差も変わりません。ただ志古田道は谷沿いの道であり、平坦というか傾斜の緩い部分が2/3くらいあります。弓削道はその逆で平坦な部分は1/3で残りは尾根をキリキリ登って行くという感じです。300mの等高線は弓削道では丁度瀬尾谷への分岐辺りですが、志古田道では谷筋の緩傾斜が終わり始めた辺りです。このことは弓削道では終始坂を登るのに対し、志古田道は初めはだらだらと距離を稼ぎ、最後に一気に登るということでしょう。こちらの方が徒歩の場合効率的だと考えます。もちろん真の理由は他のところにあるのかも知れませんが、今思いつくのは以上のことです。Img_3363
 
志古田への降り口、上部まで植林されています。


 志古田には街道筋に茶店があったという言い伝えもあるようです。京街道なら当然のことだし、随分賑わったことでしょう。ところがこの志古田道には弱点がありました。
 それは崩壊地形であったことです。大栗という地名が”刳る(くる)”に由来する崩壊地形の地名であることは以前に紹介しました。公開されている地滑り地形のデータベースでは、志古田の谷の屈曲点、2万5千分の一地形図の238mの表示がある辺りの東斜面に大きな地滑り地形があることを示しています。小字大栗がこの地点に当たるのか確認は出来ていないのですが、少なくとも志古田道に係わる部分であることは間違いないようです。つづく


【作業日誌 10/25】
倉庫整理P1000122

棚は出来ましたが、整理には2,3日かかりそう。



 今日のじょん:お尻尾長いぞ。じょんの自慢は大きな尻尾とそれが器用によく動くことである。P1000115




 これはかみさんが帰ってきたとき、カーテンの下から覗いて尻尾振ってるところだが、尻尾が階段に当たってコンコンコンと音がしていて笑ってしまう。

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