2013.7.21(日)快晴
「植木屋さん、柳影を?んでかい」、ご存じ(でないかもしれないが、、)落語「青菜」の一節である。炎天下に庭木の剪定をしているとこの風景が浮かんでくる。
昼の時間に「植木屋さん云々」とやると、「何べん言うのやいな、これ?んどき」と麦茶のペットボトルが出てきた。
う~む、「その名も九郎判官義経」と言ってしまった長屋の女将さんの方がまだ情緒があるんでねいかい。
この柳影なるお酒、如何なるものかと言えば、焼酎と味醂をブレンドしたもので冷やして暑気払いに?まれたという。決して高級なものではなかったそうだが、昼間から庶民が呑めるようなものでもなかったようだ。ネット販売で見ていると、柳かげと称して1万数千円で販売されているものがあった。味醂がどうのって説明されているので、柳影を意識して作られているものなんだろうが、文化破壊の感がある。
てなわけで、連日炎天下で植木屋さんをやっている。涼しくなってやればいいのだけど、今度は蚊やブヨが堪らない。本日はカナメの剪定をやってしまい、その他の低木にもかかってきたのだが、メインの白樫にたどり着くまで何日かかることだろうか。
カナメのやりかけとアフター
こちらは完璧ビフォーアフター
それにしても庭木の剪定というのは面白い、自分の好きなように形を整えていくわけだから、うまくいくいかないは別として、芸術的かつクリエイティブだ。近所の剪定の済んだ庭を見るのも参考になるし、こうなると今まで退屈でしかなかった、社寺の名園なども興味深く見ることが出来そうだ。
ただ、いつもなら頼りにしているネット上のハウツーものを見る気もしないのはなぜだろう。
まあ締め切りがあるわけでないので、あせらずに柳影、もといのどごし生がおいしい間にやればいいわけだ。
【今日のじょん】こうやって見ると我が家のガーデンも緑が多くなってきたのだが、実はこの部分がもっとも条件がいいようである。國松さんにもらった南京ハゼもしまだやさんでもらったカナメも村上さんにもらったコニファーも恐ろしく成長してしまった。じょんは落ちている枝や葉っぱがチョー苦手。