2014.2.20(木)曇り
日本1周自転車旅行で、自転車のトラブルで困ったことは何か?とよく質問された。ホイールにひびが入り壊れそうになったこと(2007.3.23)、ホイールの組み立てミスでタイヤ交換が超困難になったこと(2006.11.10)、チエン切れ(2006.7.19)の三つである。晴徨雨読バックナンバーを参照していただければよいが、熊本市のクシサイクルさん、石岡市の自転車ライター新田さんにお世話になり解決したが、チエン切れだけは嫌な思いをした。
後輪ホイールの亀裂を抱えながら二日間走り、クシさんに助けていただいた。地獄に仏とはこのことだ。(2007.3.23)
20数年自転車に乗り続けてチエン切れというトラブルは一度も無かったのでチエン切りという専用工具は持っていなかった。ピンが片方はずれただけなので、小石でも使って直せるかと思ったがそうはいかなかった。だましだまし走って自転車屋さんのある集落に着いた。やれやれと思ってとある自転車屋さんに飛び込むと、「主人は出かけていて留守です」という返事、「工具だけ貸してもらえれば修理します」と言っても、「主人の許可が無いと、、、、」と取り合ってくれない。
途方に暮れていたら、別の自転車屋さんが見つかった。
「こんにちは、チエンが切れて困っているのですが、、、」
「今飯くてんねん」
「人が困ってるのに、飯くてるから見られないというのはどんな了見で自転車屋やってんのや」と頭来て怒鳴ったら、渋々出てきて、
「こりゃあ工具が合わんからできんわ」とそっけない。
これはプレ走行で本格的に旅に出ていないときだったので、車で迎えに来てもらい事なきを得たが、実際の旅先だったらとぞっとする。
と言うわけで実際の旅にはチエン切りを持って出発した。そして予想通り一度も使うことなく終わった。
ちなみにチエン切りというのはチエンの幅によって専用のものがあって、現在では3個となっている。ところが自転車屋さんでは汎用のものを使っており、どの幅でもいけるらしい。どうやらあの親父は意地悪で断ったみたいだ。つづく
【今日のじょん 2/20】猪うつ
昨晩もしっかり吠えて、もう寝不足。それでも朝は点検して廻る。もう雪は少ないので土の上の足跡を確かめるのだがいつもと様子が違う。突いたような穴が無数に穿たれている。昨日までは鹿の襲来だったが、どうやら猪のお出ましらしい。猪の害は鹿とは違って根を掘り起こされることにある。パワーが尋常じゃ無いので、掘られたひには目も当てられない。これとて手の施しようがないので、やりきれない。
玄関登り口から西へ10m、無数にあけられた穴。